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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.06 6月3日 イタリア

 

RACE DATA

■大会名称:第6戦イタリアGP
■開催日:2018年6月1日(金)フリー走行、2日(土)予選、3日(日)決勝
■開催地:ムジェロ/イタリア

CIRCUIT DATA

■開設:1974年
■コース長:5.245km
■サーキットレコードラップ:1分47秒639(2013年:M・マルケス)
■サーキットベストラップ:1分46秒489(2015年:A・イアンノーネ)
■2017年の優勝者:A・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)

REPORT

Movistar Yamaha MotoGP、ムジェロへ

Movistar Yamaha MotoGPは今週末、イタリアはトスカーナ地方にあるムジェロ・サーキットで第6戦イタリアGPに臨む。

M・ビニャーレスは前回のフランスGPで厳しい戦いを強いられたが、その後のテストのなかでは大きな手ごたえをつかんでおり、勢いをそのままに、チャンピオンシップ・リーダーとの差を詰めていくことが目標となる。ムジェロ・サーキットでは2012年にMoto3で優勝。2011年と2013年は、それぞれ125ccクラスとMoto3で3位表彰台に上り、2017年はMotoGPで2位を獲得している。

イタリアのヒーロー、V・ロッシも、地元ファンの前で活躍を期す。前回のフランスGPでは3位表彰台を獲得し、チャンピオンシップ・ランキングで4位に浮上。今回はさらなる前進を目指す。ホームコースのムジェロでは2002年から2008年まで最高峰クラスで7連勝。その他2009年、2014年、2015年にはMotoGPで3位を獲得。1999年と1998年は250ccクラスでそれぞれ1位と2位、1997年には125ccクラスで優勝と数々の成功を残してきた。イタリアGPでは毎年、ファンのサポートへの感謝としてスペシャル・カラーのヘルメットが披露される。

フィレンツェの北東、30kmのところに位置するムジェロ・サーキット。1976年に初めてグランプリが開催され、1991年に大規模な改修工事を終えたあとはグランプリ開催地として固定されてきた。アップダウンに富む全長5.2kmのコースには高速から低速まで様々なコーナーと長いストレートがあり、毎年、大勢のモータースポーツ・ファンが訪れてエキサイティングなバトルに熱狂する。

ザルコとシャーリン、イタリアへ向けて準備

Monster Yamaha Tech3 TeamのJ・ザルコとH・シャーリンが今週末、第6戦イタリアGPに臨む。前回はホームGPでポールポジションを獲得しながら悔しい結果に終わったザルコだが、カタルニア・テストを成功させて、再びトップを目指すために準備を整えてきた。1.141kmのロング・ストレートでは苦戦も予想されるが、いつも以上のハードワークに臨む。

一方、MotoGPルーキーのシャーリン。カタルニアではミシュラン・タイヤのフィーリング向上を目的に1日のテストに参加。怪我の回復とM1の改善によってトップルーキーへの返り咲き狙っており、ウイーク初日の金曜日には現地時間9:55から第1セッションに臨む。

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス選手談

「厳しい状況が続いていますが、そのなかでなんとか答えを見つけようと頑張っています。シーズン序盤でなかなかポイントが獲れていませんが、あきらめることなく、これからもハードワークを続けていきます。ランキングで2位に上がれたことが、そのための大きなモチベーションになっていると思います。ル・マンのあとスペインのカタルニア・サーキットでテストを行いマシンに良い感触が戻って来ているので、ここから一歩一歩トップを目指して上っていきます。ムジェロは好きなコースで、私のライディング・スタイルにもぴったり合っていて楽しんで走ることができます。自信を持ってイタリアGPに臨み、プラクティスのなかでパーフェクトなセッティングを見つけていきたいと思っています。そしていつものように優勝を目指し、ファンのみなさんに満足してもらえるよう100%の力を注ぎます」

V・ロッシ選手談

「ムジェロを迎える前に、ル・マンで表彰台に上ることができたのはとても良かったと思います。基本的には、どのレースの前でも、獲得した表彰台はいいもの。気分の良いまま次のレースを迎えることができます。しかし少し前のテストのなかでは思っていたほどペースが上がりませんでした。マシンの状態を改善することが必要ですし、私自身もベストを尽くします」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「ムジェロは今季初めてのホームレース。わたしたちにとっては、とても特別なもので、ファンタスティックなファンが私たちを支えてくれます。この美しいサーキットのレイアウトはヤマハのマシンにとてもよく合っていますし、ふたりのライダーも良い印象を持っています。先週のカタルニア・テストも順調だったので、しっかり準備を整えて自信を持って臨むことができるでしょう。第1セッションから正しい方向へと進んで行くことが重要です。いつもタフな戦いが展開される場所ですが、決勝で好バトルができるようハードワークに努めます」

Monster Yamaha Tech3
J・ザルコ選手談

「ムジェロは高速でとても素晴らしいコース。昨年は苦戦させられましたが、今シーズンはしっかりマシンをコントロールできるようになっていますし、前回のル・マンで悔しい思いをしているので、なんとか雪辱を果たし、できるだけたくさんのポイントを取り戻したいと思っています。ル・マンでは、転倒はしてしまいましたが、そのなかで本当に多くのことを学びました。カタルニア・テストも非常に好調だったので、今回は高いモチベーションと喜びとをもって臨んでいます。表彰台を目指してトップライダーたちと戦うため、マシンを仕上げていけると確信しています」

H・シャーリン選手談

「いつもと同じように、次のレースを楽しみにしています。モルビデリをはじめとしたルーキーのライバルたちがやる気十分で臨んでくるはずなので、私も同様に気持ちを高めています。カタルニアのテストは順調。マシンの感触が日に日に良くなり、いろいろなテストを通じて自信を持てるようになってきました。チームのために、自分のためにベストを尽くします。ムジェロ・サーキットをGPマシンで走るのは初めてですが、レイアウトをできるだけ早く覚えられるように頑張ります。トップスピードが求められる高速コースなので、フリープラクティスではそれに合わせてセッティングを行い、セッションごとにトップに近づいていきたいと思います。最高峰クラスの全員とバトルできるように、懸命にトレーニングに取り組んできました。身体のコンディションはかなり良くなってきているので、いいレースができると思います」

H・ポンシャラル、チーム・マネジャー談

「私たちにとってとても重要なフランスGPが終わりました。土曜日の夜までまさに完璧だったヨハンに改めてお礼を言いたいと思います。残念ながら、決勝ではプレッシャーが大き過ぎて、私たち全員が望んでいた結果に結びつけることはできませんでした。そのように厳しいウイークだったので、そのあとでカタルニアの新しいコースと新しいアスファルトで手ごたえを得られたことはとても良かったと思っています。さらにそのあとは数日のオフ。私はコルシカ島でオフロード・ライディングを楽しみました。この場所を知らない人がいれば、ぜひ一度、行ってみるといいと思います。リラックス気分から戻って、ムジェロ・サーキットに話を移すと、ここは私たちにとっては決して楽な場所ではありません。昨年は思い通りに仕事を進めることができませんでした。私たちはここではテストをしていませんが、グリッド上にはドゥカティ勢がたくさんいて、彼らは間違いなく速さと強さを発揮してきます。美しいサーキットですし、イタリアのファンはとても熱狂的。ドライ・コンディションに恵まれれば素晴らしいレースになるでしょう。私たちもいつもと同様にベストを尽くすだけです。ヨハンはプレッシャーを背負うことなく、意欲だけを持って臨めるはずです。ハフィスはできるだけ多くの周回数をこなすことが重要なので、スペインでのテストは良いチャンスでした。フランスGPではベスト・ルーキーを獲得。その努力にはとても満足しています。ヨハンとハフィスが、それぞれの目標を達成できるよう願っています。トスカーナ地方のファンのみんな、再会はもうすぐです!」

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