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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.05 5月20日 フランス

 

RACE DATA

■大会名称:第5戦フランスGP
■開催日:2018年5月18日(金)フリー走行、19日(土)予選、20日(日)決勝
■開催地:ル・マン/フランス

CIRCUIT DATA

■開設:1965年
■コース長:4.185km
■サーキットレコードラップ:1分32秒309(2017年:M・ビニャーレス)
■サーキットベストラップ:1分31秒975(2016年:J・ロレンソ)
■2017年の優勝者:M・ビニャーレス(ヤマハ)

REPORT

Movistar Yamaha MotoGP、フランスGPへ

Movistar Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスとV・ロッシが今週末、ル・マンで開催されるフランスGPに出場する。

Movistar Yamaha MotoGPは、ヘレス(スペイン)とムジェロ(イタリア)でテストを成功させた。今週は、フランスはル・マンのブガッティ・サーキットで第5戦に臨む。

昨年はM・ビニャーレスがここで優勝を果たし、同時にヤマハの通算500勝目を達成。2016年にも3位獲得と活躍しており、今年は3年連続の表彰台を目指す。第4戦終了時点でトップから20ポイント差のランキング3位。先週のテストの成果を活かして、できるだけ多くのポイントを獲得し、トップとの差を縮めることが目標となる。

V・ロッシは、昨年は優勝争いを展開しながら2位走行中に転倒してしまったため、今年こそは大観衆とともに表彰台獲得の喜びを分かち合うことがターゲットとなる。過去には最高峰クラスにおいて優勝3回(2002年、2005年、2008年)、2位6回(2003年、2010年、2012年、2014年、2015年、2016年)、3位3回(2000年、2001年、2011年)と、多くの好成績を残している。今シーズンは第4戦終了時点でランキング6位につけている。

1965年に建設されたブガッティ・サーキットは、ル・マンの町からわずか数キロに位置する。1960年代後半に初めてMotoGPが開催され、1996年に安全性向上のための改修工事が始まるまで継続された。2000年に再びGPカレンダーに追加されたコースは全長4.2km。5つの左コーナーと9つの右コーナーを持ち、そこではブレーキングを遅らせてハードに加速するためのリアエンド・トラクションが要求される。

Monster Yamaha Tech3 TeamがホームGPに挑む

Monster Yamaha Tech3 Team のJ・ザルコは、第4戦で2位を獲得と健闘し、シリーズポイントを合計58としてランキング2位に浮上している。ホーム・グランプリを迎える第5戦ル・マンでは自身初の最高峰クラス優勝を狙う。一方、チームメイト、H・シャーリンは、チームのホームであるフランスでルーキートップ奪回を目指す。前回スペインGPでは怪我の痛みに耐えながらの走行となったが、今回は体調を回復して臨む。フリープラクティスは現地時間、金曜日9:55にスタートする。

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス選手談

「ヘレスでのレースは今年も非常に厳しいものとなってしまいましたが、先週行ったテストは幸い順調に運びました。あともう少しでパーフェクト・セッティングが見つかりそうなので、ポジティブな気持ちでル・マンへ向かうことができます。去年はここで優勝してとても良い思い出が残っています。だから今年もそれを再現したいと思っています。ル・マンはヤマハと相性の良いコース。私のライディング・スタイルにも合っているので、きっといい仕事ができると思います。頂点を目指してベストを尽くします」

V・ロッシ選手談

「ヤマハはここで何度も好成績を残してきました。そうした記録を見る限り、今年もきっと良い走りができるはずです。とは言え現時点では、どんなことも予測不可能。ライバルたちがみなとても手強いので、そのなかで私たちのポテンシャルがどのようなものなのかを見極めなければなりません。前回のヘレスよりも進歩していることを期待しますが、ライバルと比較してどのあたりに位置しているのかがまだわからないからです。私もチームスタッフもいつもと同様、良い走りができるようにベストを尽くして頑張ります」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「両ライダーをはじめチームの誰もが、前回のスペインGP以後、2回のテストを行いほぼノンストップで取り組んでいます。ル・マンはヤマハのマシンやふたりのライダーと相性が良く、昨年はマーベリックがヤマハ500勝目を達成。バレンティーノもここで何度も表彰台に上っています。勢いをつかむための相性のよいコースです。好天が予報されているので、ふたりが昨年と同じように、見ごたえある上位争いを展開してくれることを期待します」

Monster Yamaha Tech3
J・ザルコ選手談

「ランキング2位で、ホーム・グランプリを迎えられることをうれしく思います。ヘレスでは好調と幸運が重なって表彰台に上ることができましたが、このことが大きなモチベーションになって、明るく前向きな気持ちでフランスGPをスタートできそうです。好天を期待していますが、今はマシンが非常に好調なので、もしも雨が降ったとしてもリラックスして乗れると思います。昨年はここでMotoGP初表彰台を獲得し、シーズン最高とも言えるレースができました。今年は優勝を目標にしているので、冷静さをキープして、チームとともにしっかり取り組んでいきたいと思います。私たちの大勢のファンが、サーキットに集結して力を与えてくれるでしょう。それは同時にプレッシャーにもなるかもしれませんが、それをさらに大きな力に変えてフル・パフォーマンスを発揮できるようがんばります」

H・シャーリン選手談

「ル・マンを楽しみにしています。私のチームクルーはみなフランス人なので、大勢のサポーターの支えを借りてベストを尽くし、これまでの3戦同様、良いレースを続けていきたいと思います。前回のヘレスは、ウイーク序盤で自転車に乗っていて転倒してしまい、怪我のため苦しい戦いを強いられました。今は痛みもなくなり、体調は100%に戻っています。他のルーキーたちに全力で挑み、できるだけ多くのポイントを獲得することを目標に、以前と同様の力強いパフォーマンスをお見せしたいと思います。チームにとって非常に大切なこの大会を心から楽しみにしています」

H・ポンシャラル、チーム・マネジャー談

「チームのスタッフ全員のホームレースとなるフランスGPは非常に特別な大会です。Tech3はもちろんのこと、現チームはフランス人ライダーも擁しています。これは以前にはあまりなかったことです。しかもそのライダー、ヨハン・ザルコは現在ランキング2位と好調を維持しています。みなさんもご存知のように、昨年はフロントローからスタートしてヤマハ勢3台がトップ争いを展開。ヨハンがしばらくレースをリードすると、観客席から大歓声が上がりました。そしてロッシ、ビニャーレスとの激しいバトルの末に、ザルコは2位でチェッカーを受けたのです。本当にすばらしい気持ちでした。ファンのみなさんは、去年同様、あるいはそれ以上の活躍を期待しているでしょう。でも現時点で、優勝の可能性について多くを語るのは避けたいと思います。私たちはいつものように最善を尽くし、コース上のザルコを信頼し、その上でファンのみなさまの温かいサポートにできるだけ応えられるよう頑張るだけです。レースはひとつひとつが新しいストーリーです。いつもゼロから始めなければなりません。ザルコをはじめMonster Yamaha Tech3のチームクルー全員が非常に良い仕事をして成果をあげていますが、今年は多くのライダー、多くのマニュファクチャラーが力をつけているので、そのなかで私たちとしては、できるだけみなさまを喜ばせられるようベストを尽くすだけです。プレッシャーは大きいと思いますが、それに影響されないようにしていきたいと思います。素晴らしいショーとファンのサポートを享受し、ベストを尽くします。そして開幕以来、続いている好調をここでも継続したいと思います」

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