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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.02 4月8日 アルゼンチン

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第2戦アルゼンチンGP
■開催日:2018年4月6日(金)フリー走行総合結果
■開催地:テルマス・デ・リオ・オンド/アルゼンチン(4.806km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:22度 ■路面温度:28度

REPORT

Movistar Yamaha、アルゼンチンGP初日から積極的に仕掛ける

 Movistar Yamaha MotoGPはフリープラクティス初日から果敢な走りを見せた。M・ビニャーレスは好感触をつかんで総合6番手。V・ロッシもハイペースをキープし、セッション中トップを争うが総合7番手で終えた。

 昨年に続いて2連覇を狙うビニャーレスは、初日から上位を目指した走り。第1セッションは得意のコースですぐさまフィーリングをつかみ、1分41秒224でトップから0.921秒差の13番手につけた。

 午後からの第2セッションはウエット・コンディションとなったが、終盤で再び乾き始めたところで、トップ10入りを目指してさらにペースアップ。難しい状況のなかで0.714秒も更新し、1分40秒510で6番手に浮上した。

 一方のロッシはフリープラクティス第1セッションの序盤で、いきなりトップに浮上。気温の下がったコンディションを利用してさらに少しずつペースを上げ、1分40秒825のベストラップを記録して7番手でセッションを終えた。

 第2セッションでも同様に序盤で暫定トップに立ったが、その後はタイヤ、電子制御システム、マシン・バランスなどのセットアップに集中する。路面が乾き始めた終盤にアタックを試み、1分40秒577に更新した。しかし順位は変わらず7番手。トップとの差は1.182秒だった。

 ウイーク2日目は22:55-23:40(日本時間)にフリープラクティス第3セッション、2:30-3:00(日本時間)に第4セッション、そして3:10-3:50(日本時間)に予選セッションが行われる。

Monster Yamaha Tech3のふたり、好調スタート

 フリープラクティス午後からの第2セッションは開始直前に雨が降り出して難しいコンディションとなったが、Monster Yamaha Tech3のJ・ザルコとH・シャーリンはウイーク初日から好調をアピールした。

 ザルコは第1セッションで1分40秒614を記録しヤマハ勢最高の4番手。第2セッションではタイムを更新することができず9番手に後退したが、土曜日の朝に雨が降る可能性を考えれば、この時点でQ2進出圏内に入ったことが重要になる。

 一方のシャーリンはMotoGP2戦目の最初のフリープラクティスで、ザルコにコンマ5秒弱の差に迫る11番手。第2セッションは順位を下げたが、ルーキー勢トップをキープした。

RACE RESULT

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス選手談(フリー走行総合6番手/1分40秒510)

「フィーリングはまずまず。午前中のセッションではとても気持ちよく走ることができたのですが、午後は正直なところ、同じようなフィーリングをつかむことができませんでした。そのなかでも最終的に、暫定でもQ2進出圏内に入れたことは良かったと思います。明日、もしも雨が降れば10番手以内に入るのは難しくなるでしょうから。ライバルたちとの差を縮められるように、このあともしっかり集中して作業を続けていきます」

V・ロッシ選手談(フリー走行総合7番手/1分40秒577)

「天候の変化は予想がつかないので、今日はトップ10入りを目標にしていました。硬めのタイヤを履いたときのペースには満足していて、とても気持ちよく走ることができました。終盤になってソフト・コンパウンドを履くと、思ったようにペースを上げることができなかったのが少し残念です。ソフト・タイヤではフィーリングがあまり良くなかったので、この点はこれから修正していかなければなりません。とくに明日の予選で重要なポイントになるでしょう。また天気も気になるところですが、できればドライ・コンディションになることを期待しています」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「このコースでは最初のプラクティス・セッションで路面コンディションにいつも苦労するのです。第2セッションは初めに雨が降って少し時間を無駄にしてしまいましたが、長くは続かなかったので明日以降に向けて準備を進めることができました。マーベリックは午前中は好調。午後は少し苦戦したようですが、そのなかでも6番手に上げることができました。バレンティーノのほうは1日を通して安定して速く、マシンにも満足しているようでした。順調にウイークをスタートすることができましたが、課題はまだいろいろ残っています。とくにブレーキング、コーナー進入でライバルたちとの差を縮めていかなければならないと考えています。ウイークのなかでコース・コンディションが良くなっていくことを期待していますが、初日にふたりがトップ10に入れたことはとても重要なことになるでしょう」

Monster Yamaha Tech 3
J・ザルコ選手談(フリー走行総合9番手/1分40秒614)

「ウイーク初日は難しいコンディションになってしまい、残念ながら第2セッションでタイムを伸ばすことができませんでした。グリップに手間取りセッティングのフィーリングを高めていくことができなかったのです。トップ10に入ることはできたので、明日の天気のことを考えれば良かったと思います。もしも晴れれば、ペースを上げるために、かなり頑張らなければならないでしょう。現時点では、上位陣と互角の勝負ができるとは思っていません。明日は前進を目指します」

H・シャーリン選手談(フリー走行総合17番手/1分41秒094)

「フリープラクティスは第1セッションも第2セッションも、とてもフィーリング良く走ることができました。午後はコンディションが難しかったのですが、そのなかでもQ2進出圏内を目指してプッシュし過ぎました。それがミスにつながってしまったのだと思います。おかげで何が悪かったかを理解することができました。マシンのフィーリングは良くなっているので、今日もこれからデータを分析し、さらに改善を目指していきます。明日もまた一歩、前進したいと思います」

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