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ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.15 10月15日 日本

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第15戦日本GP
■開催日:2017年10月14日(土)予選結果
■開催地:ツインリンクもてぎ/日本(4.801 km)
■コースコンディション:ウエット
■気温:15度 ■路面温度:17度
■PP:J・ザルコ(1'53.469/ヤマハ)

REPORT

V・ロッシ12番手、M・ビニャーレス14番手

路面が徐々に乾き始めるなかで行われたQ2で、Movistar Yamaha MotoGPのV・ロッシはタイヤ選択で賭けに出たものの、効果を発揮できないまま12番手に留まった。チームメイトのM・ビニャーレスはQ2進出のチャンスを逃し、決勝は14番手からのスタートが決定した。

Q2セッションの開始とともに路面が少しずつ乾き始め、周回を重ねるごとにドライ・ラインが増えてゆく難しいコンディション。ロッシはフリープラクティス第4セッションで転倒があったが、すぐさまQ2に臨み、しかもスリック・タイヤを選択してタイム短縮を期す。タイヤが暖まるのを待って徐々にペースを上げていったが、スリックの優位性を生かせないまま5分半でピットに戻ってきた。

素早くウエット・タイヤに履き替えて2度目のトライを開始するも、残り時間はわずか1分半。最後の1ラップに全力をかけたロッシは12秒以上も更新して1分57秒786を記録したが、ポジションを上げることはできず12番手で終了した。

一方のビニャーレスは、フリープラクティス第3セッションでトップ10入りを逃してQ1へ。セッション・スタートと同時に素早くペースアップを図り、最初のアタックで暫定トップに浮上。しかしピットに戻ってエクストラ・ソフトに履き替える間に3番手に後退した。

2度目のトライで1分55秒916まで伸ばして一旦は2番手へ上がったが、終盤で4番手に後退。最後の1ラップでも順位を上げることができなかったためQ2進出はならず、決勝は14番グリッド、5列目からスタートすることとなった。

ザルコが日本GPのポールポジションを獲得!

Monster Yamaha Tech3 TeamのJ・ザルコが、MotoGPのルーキー・イヤーに見事、2度目のポールポジションを獲得した。ザルコはフリープラクティス第3セッションの好タイムでQ2へ進出。ウエットから徐々に乾いてゆく難しいコンディションを克服し、セッションの残り2ラップでトップタイムをマークした。明日の決勝では、今季2度目の表彰台を目指す。

一方、J・フォルガーに代わって出場している野左根航汰は、フリープラクティス第4セッションで転倒。その後のQ1には手の負傷をおして出場したが、痛みがあり走行中止を余儀なくされた。決勝は出場の意向。

中須賀、ウエットコンディションに苦戦

日本グランプリの2日目も朝から雨となり路面はウエットコンディション。前日に開発スケジュールを終えたYAMALUBE YAMAHA FACTORY RACINGの中須賀克行は、フリープラクティス第3セッションからレース仕様の「YZR-M1」のセットアップを始めた。しかし、想定以上にコースが滑りやすい状態で走行リズムを掴むことができず、そのままフリープラクティス第4セッションそしてQ1を迎えると23番手スタートとなった。

RESULT

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
V・ロッシ選手談(予選12番手/1分57秒786)

「午前中は昨日と同じようなフルウエットだったので、とても順調にセッティングを進めることができました。そこまではペースも速く気持ちよく乗れていたのですが、路面が乾きはじめると思うようにいかなくなりました。そこで、予選はスリックタイヤで賭けに出ましたが、思っていたよりも路面が乾くスピードが遅く結果につなげることができませんでした。明日のコンディションも注意深く見守らなければなりませんが、現状で言えばウエットの方が良い走りができるでしょう。フリープラクティス4の転倒は激しいものでしたが、幸いにも無事でした。指をちょっと傷めてしまいましたが、脚に影響がなかったので大丈夫です」

M・ビニャーレス選手談(予選14番手/1分55秒916)

「開幕以来、ウエットでは苦戦してきましたが、今回も思うように自分の走りができない状態です。チームとともに懸命に作業に取り組んでいますが、なかなか問題を解決できず、それがそのまま予選結果に表れてしまいました。タイムロスの場所はわかっているのですが、フリープラクティスだけで解決するのは容易ではありません。ベストを尽くし、少しでも上を目指て、できるだけ多くのポイントを持ち帰りたいと思っています」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「期待通りの結果を得ることはできませんでした。Q2では路面状況が刻々と変化し、その状況をしっかり把握することが難しかったのです。バレンティーノはスリックタイヤを選びましたが、路面の乾き方に対して、スリックを履くタイミングが早すぎたということでしょう。そして2度目のトライでウエットタイヤに履き替えたときにはもう遅く、効果を発揮する前に時間切れとなり、12番手から順位を上げることができませんでした。マーベリックはQ1で1分55秒916を記録。0.072秒差でQ2進出を逃してしまったことは本当に残念です。4・5列目スタートは大きなチャレンジとなりますが、今日のデータを分析し、明日のウォームアップで試せるように準備します」

Monster Yamaha Tech3 Team
J・ザルコ選手談(予選1番手/1分53秒469)

「ポールポジションを獲得することができて、とてもうれしいです! 昨日のフリープラクティス第1セッションのあと、チームとともに懸命に作業に取り組んだ結果だと思います。昨日はずっと雨が降っていましたが、そのなかでマシンのフィーリングは少しずつ良くなっていましたし、私自身も慣れてきていました。でも今日の予選では、スリック・タイヤを使うほどではないものの路面が乾き始めて状況が変わっていたのです。それでも依然として、いい感じで走る自信がありました。そしてライバルたちを上回るためにチャレンジし、このような結果を得ることができました。このチャンスを最大限に生かし、トップをキープしたいと思っています。雨でも晴れでもベストを尽くし、表彰台を目指します」

野左根航汰選手談(予選24番手/2分01秒730)

「午前中のフリープラクティスはタイヤ・チョイスがうまくいかず、ポジションを上げることができませんでした。そのあとのフリープラクティス第4セッションは、序盤は好調だったのですが、午前よりもタイムを上げたい気持ちが強く、プッシュし過ぎて転倒してしまいました。右手を骨折してしまい、Q1を1ラップだけ走ってみて、やはり中止することにしました。ヤマハとTech3チームに申し訳ない気持ちでいっぱいです。でも決勝は出場できるよう最大限、努力します」

YAMALUBE YAMAHA FACTORY RACING
中須賀克行選手談(予選23番手/1分57秒787)

「今日は開発スケジュールがなく、フリープラクティス第3セッションでしっかりと走行リズムを掴みたかったのですが、ウエットの路面状態などによりそれが叶わず、いい方向に行くだろうと思ってトライしたこと全てが裏目に出てしまいました。日本グランプリには6年連続での参戦ですが、いままでいちばん苦しんでいます。ただ、明日の決勝では、最後まで諦めず、ひとつでも順位を上げる姿をお見せしたいです。具体的には、ポイント圏内でチェッカーを受けられるようがんばります」

鷲見崇宏監督談

「開発スケジュールは昨日で終了しているので、今日は中須賀選手仕様のマシン作りに専念しましたが、結果としてうまくまとめることができずにフラストレーションを溜めさせてしまいました。しかし、昨日のウエットコンディションでの走行で中須賀選手は貴重なデータを残してくれましたし、今日の走行も含めて、ファクトリーチームと同じ環境下で走ることによって情報の共有ができたことは大きなメリットになりました。明日の決勝に向けて、中須賀選手が望む仕様のマシンに仕上げるため、スタッフ全員でギリギリまでがんばります」

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