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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.10 8月6日 チェコ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第10戦チェコGP
■開催日:2017年8月5日(土)予選結果
■開催地:ブルノ/チェコ(5.403 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:30度 ■路面温度:48度
■PP:M・マルケス(1分54秒981/ホンダ)

REPORT

ロッシが予選2番手でフロントローを獲得! ビニャーレスは7番手

Movistar Yamaha MotoGPのV・ロッシが予選2番手を獲得し、フロントローからのスタートが決定。チームメイトのM・ビニャーレスもペースは順調だったが、第2セクションであとコンマ数秒が伸びず7番手となった。
午前中に行われたフリープラクティスから好調だったロッシ。午後からの予選はフロントロー獲得をめざし、コースインするや一気にペースを上げた。そして1回目のアタックで4番手としたが、2回目はタイムを更新できず、約6分半を残してピットに戻った。この間に5番手に後退したが、J・ロレンソ(ドゥカティ)のタイムが不採用となって再び4番手に。1分半後にコースに戻ったロッシは3回目のアタックで一気にタイムを伸ばし1分55秒073を記録して2番手を獲得した。トップとの差はわずか0.092秒だった。
ビニャーレスもグリッドの好位置を狙って激しいプッシュを見せた。前方にクリアスペースを確保するため、やや遅れてコースイン。最初のアタックで6番手につけ、2回目もタイムは更新したものの順位では7番手に後退して、残り6分でピットイン。1分後にすばやくコースに復帰したが、ライバルたちもペースを上げてきており、この時点で9番手となっていた。次のラップで1分55秒911を記録して7番手としたものの、再びひとつ後退してしまう。フラッグが提示されて最終ラップに臨んだビニャーレスは、激しいプッシュで1分55秒663へ更新。これで7番手へ上げてセッションを終了した。トップとの差は0.682だった。

Monster Yamaha Tech3のJ・ザルコは、フリープラクティス第3セッションで8番手に入りQ2へ進出し、15分間の予選セッションでは10番手となった。決勝では好スタートで前へ出て、トップグループについていく作戦。グリッド4列目からの挽回を虎視眈々と狙っている。
チームメイトのJ・フォルガーは、14番手。グリッド5列目となった。フリープラクティス4で2番手を獲得してQ1へ進み、その最終ラップでベストタイムを更新したが、チェッカーフラッグを見落としていたためこのタイムが無効となってしまった。これでQ2進出を逃したフォルガーは14番手。明日の決勝は5列目からロケットスタートを狙う。

RACE RESULT

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
V・ロッシ選手談(予選2番手/1分55秒073)

「ブレーキングを遅らせて、スロットルをすばやく開ける。今日はこれに気持ちを集中しました。フィーリングは初めからよかったのですが、1周目はいつでも難しいものです。でも十分にポテンシャルがあることはわかっていましたし、2回目の走行ではポジションがよく、前方がクリアだったので、よい走りができました。ここでミスなくプッシュできたことにはとても満足しています。ほんのわずかの差でポールポジションを逃してしまったのは残念ですが、2番手も決して悪くないし、何よりフロントローからのスタートはうれしいですね」

M・ビニャーレス選手談(予選7番手/1分55秒633)

「難しい予選になってしまいました。セッティングがあまりうまくいっておらず、コーナリングがまだ不十分な状況です。明日までにまだ時間があるので今日のデータを分析し、午前中のウォームアップでは別のセッティングを試したいと思っています。決勝用セッティングでのペースは悪くないので、もっと上へいけるはず。そのためにも、とにかく少しでも前へ進まないと...

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「決勝で上位をめざすなら、フロントローからのスタートが非常に重要です。バレンティーノはフリープラクティス3・4ともにとても好調で、マシンに好感触を得ていました。そのことがQ2でも十分に発揮されました。1回目の走行もよかったのですが、2回目は前方にクリアスペースを確保できていたので、存分にスピードを上げることができました。それで1分55秒073へと更新し、ポールポジションにあとわずかと迫ることができたのです。マーベリックはマシンに大幅な変更を加えていましたが、最後の詰めがまだできていなかったようです。フリープラクティスはいいペースで走っていたのですが、セクション2だけはあまりうまくいっていませんでした。明日の天気はまだわかりませんが、あとコンマ数秒を伸ばすためにセッティングをウォームアアップで試し、さらに前進して決勝に臨みます」

Monster Yamaha Tech3
J・ザルコ選手談(予選10番手/1分56秒075)

「予選は厳しい結果になってしまいましたが、決勝に向けての準備はすでに整っています。フリープラクティス3ではよいタイムを記録することができ、Q2に進むことができたので満足です。午後のセッションでもマシンの調子がよく、うまくコントロールできていましたが、コーナー立ち上がりで十分にパワーを使うことができていませんでした。スピードを保ってコーナーに進入するのですが、立ち上がりでスピンしてしまうのです。おそらく気温が高過ぎたせいだと思っていますが、少なくとも2列目を狙っていたので残念です。でもフリープラクティス4でもいい仕事ができていたので自信はあります。ユーズド・タイヤを使っていたのは僕だけだし、決勝に向けいろいろな状況を理解し、よいフィーリングをつかんでいます。ドライを望んでいますが、もし雨になったとしても、金曜日の午前中に経験しているので大丈夫。ウエットなら、すばやくリズムをつかんでペースを上げる。ドライの場合は、上位のライダーたちと比べれば1ラップ目のタイムではかなわないかもしれませんが、10ラップ以降はより安定して走ることができると思います。厳しい戦いであることに変わりはありませんが、自信は持っています」

J・フォルガー選手談(フリー走行総合2番手/1分56秒540)

「もう少しでQ2に進むことができたのに、残念な結果になってしまいました。Q1の最終ラップに自己ベストを更新したのですが、ラインを通過する2秒前に時間切れになってしまいました。チェッカーフラッグを見ていなかったので、もう1ラップあると思ってペースを上げましたが、残念ながらセッションはすでに終了していました。予選で上位につけることが目標だったので、それが達成できず残念です。手応えは十分につかんでいますが、フィーリングが完璧というところまではいっていないので、もう少しセッティングを煮詰めるために今夜も作業を続けます。そしてもう一歩前進し、明日の決勝では自分の力をすべて出し切ります」

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