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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.07 6月11日 カタルニア

RACE DATA

■大会名称:第7戦カタルニアGP
■開催日:2017年6月10日(土)予選結果
■開催地:カタルニア/スペイン(4.655km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:30度 ■路面温度:51度
■PP:D・ペドロサ(1分43秒870)

REPORT

Movistar Yamaha MotoGP、グリップ不足に苦戦し
M・ビニャーレス9番手、V・ロッシは13番手

フリー走行初日の結果を受けて、2日目以降は昨年と同様のコースレイアウトを使用することとなったため、フリープラクティス第3セッションのタイムだけで行われ、Q2進出ライダーが決定。Movistar Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスはQ1で2番手を獲得し、Q2へ進出して9番手を獲得。一方のV・ロッシはQ2への進出を僅差で逃して13番手となった。

Q1でビニャーレスは早々にピットを出て、最初のアタックで2番手へ浮上。残り6分半でタイヤ交換を行い、再びコースインしたときにも依然として2番手をキープしていた。ここからさらに1分44秒934へと更新し、順位は上がらなかったものの、最後まで2番手をキープして楽々とQ2進出を決定した。

Q2では開始早々に2番手につけたものの、そのあとゴールラインを通過したライダーが上回って4番手に後退。その後の2ラップでタイムを更新できないまま、7分弱を残して一旦ピットに戻りタイヤ交換を行った。1分後にコースに戻ったときには8番手まで後退していたが、その後、自己ベストを更新して再び5番手へ浮上。しかしセッション終盤ではライバルたちがペースを上げたのに対し、ビニャーレスは1分44秒620のまま、順位は9番手となりグリッド3列目が決定した。

一方のロッシは、Q1を後方からスタート。第1グループがコースに出るのを待って、クリアスペースを確保してから2回目のアタックで5番手につけた。残り6分弱でタイヤを交換し、タイム更新を目指したものの、この時点で残り時間はわずか4分。チャンスは2ラップしか残されておらず、しかも全体のペースが上がったためロッシは一時、7番手へ後退していた。ここから1周目のアタックで4番手へ浮上。さらにペースアップを図り、1分44秒661へと更新したが、ビニャーレスにはわずかに届かず3番手に留まった。このためQ2進出を逃したロッシは予選13番手。決勝は5列目からスタートする。

Monster Yamaha Tech3のフォルガーがヤマハ勢トップ! 

J・フォルガーが予選で健闘してヤマハ勢トップの8番手を獲得。明日の決勝はグリッド3列目の真ん中からスタートする。フリープラクティス第3セッションではわずか0.023秒差でQ2進出を逃したものの、Q1で果敢に攻めてトップタイムをマーク。これでQ2に進出すると、序盤からハイペースをキープしてフロントロウまであと0.380秒と迫る好タイムを記録した。

チームメイトのJ・ザルコもQ1では、後方からスタートしたあと、激しいチャージをかけたが、トップ2にはわずか0.060秒届かずQ2進出はならなかった。明日の決勝は予選14番手、5列目からのスタート。

RACE RESULT

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス選手談(予選9番手/1分44秒620)

「昨日と比べマシンは少し良くなっていますが、問題はマシンではなく、いろいろな要素のコンビネーションなんです。今日もたくさんのセッティングを試しましたが、どれも今ひとつ。ベース・セッティングさえ見つけることができませんでした。そのなかで自分のベストを尽くすことだけを考え、その通りに実行しました。明日は好スタートが必至。そしてそのあと、今日と同じようにもう一度ベストを尽くすだけです」

V・ロッシ選手談(予選13番手/1分44秒661)

「いくつかいいアイディアが浮かんでいたので、上位獲得を期待していたのですが、ヘレスのときと同じような状況になってしまっているみたいです。グリップ不足に悩まされ、予選で力を出すことができませんでした。それに、あとひとりというところでQ2進出を逃してしまったこともアンラッキー。タイヤが十分にグリップしてくれないので、明日は僕だけではなくて、誰にとっても厳しい戦いになるでしょう。とくに気温が高くなれば大変ですが、明日までにはまだ時間があるので、何らかの解決策を見つけられるようにがんばるしかありません」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「マーベリック、バレンティーノともに、フリープラクティスの第3セッションと第4セッションのなかで様々なセッティングとタイヤ・オプションを試してみました。しかしそのどれもが、期待したような効果を発揮してくれなかったのです。そのような状況のなかで、マーベリックがQ1で2番手を獲得できたのは、まさに彼のハード・プッシュのおかげだと思っています。またバレンティーノのほうも終盤でタイムを上げてきたが、残念ながら、わずか0.040秒差でQ2進出を逃して13番手。チームとしては明日までにたくさんの仕事が残っています。今晩、懸命に作業を続けて解決策を導き出し、明日のウォームアップで試さなければなりません」

Monster Yamaha Tech3
J・フォルガー選手談(予選8番手/1分44秒600)

「今日の結果には満足している。自信を持って決勝に臨むことができます。Q1がとても好調で、自分のラップタイムに自分でびっくりしてしまったほどです。 Q2でも同じことをしようとしたのですが、おそらくプッシュし過ぎてしまったのでしょう。そのあとはいくつか問題が出てきてしまいました。それにQ1でがんばり過ぎたせいか、ちょっと疲れが出ていたことも残念です。いずれにしても、今回はウイークを通して好調を維持して、バランスもとてもいいので不安はありません。コースもYZR-M1も気に入っているから、明日はきっと好レースを展開できると思っています」

J・ザルコ選手談(予選14番手/1分44秒681)

「今日は難しい状況でしたが、明日はきっとうまくいくと確信しています。午前中のフリープラクティス第3セッションで昨日と同じ問題が出てしまい、思うようにペースが上がりませんでした。そのうちに高速セクションで転倒してしまったため、第4セッションでは、自信を取り戻すことに集中しなければなりませんでした。いつもと同じように懸命に取り組んできたのに、今回はなかなかフィーリングがつかめず苦戦しています。Q1では、Q2に進出できたときのことを考えて体力を温存し、タイヤも1セットだけを使用。ここでようやくいい走りができるようになり、ペースも上がってきたのですが、残念ながらわずかの差でQ2進出を逃してしまいました。明日の決勝は14番手からのスタートですが、決してこれが世界の終わりというわけではありません。ライバルたちのなかでも何人かは苦戦するでしょうから、僕は焦らず冷静に、集中力を維持してポジティブなレースを展開したいですね」

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