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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.05 5月21日 フランス

RACE DATA

■大会名称:第5戦フランスGP
■開催日:2017年5月20日(土)予選結果
■開催地:ル・マン/フランス(4.185km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:16度 ■路面温度:27度
■PP:M・ビニャーレス(1分31秒994/ヤマハ)

REPORT

ビニャーレス、ロッシ、ザルコとヤマハ勢がフロントローを独占

フランスGPのフリープラクティス2日目、Movistar Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスとV・ロッシが、15分間の予選で好調ぶりを発揮し、見事なハイペースで1番手と2番手を獲得した。

フリープラクティス第4セッションでトップに立ったビニャーレスはクリアスペースを確保して後方からコースに入ると、すぐさまアタックを開始。1分33秒134を記録してトップに立ったが、その後、全体のペースが上がったため6番手へ後退した。

残り7分半ほどになってピットイン。タイヤを新品に変えると約2分後コースに復帰したときには7番手になっていた。まず1分32秒146で暫定トップ。次のラップではさらにタイムを更新し、1分31秒991のベストラップで今季2度目のポールポジションを獲得した。チームメイトのロッシも15分間に集中して激しくプッシュ。時間を最大限に使おうと早めにピットを離れたが、そのあと作戦を変え、1ラップ目の終盤には後続ライダーたちに道を譲った。そして3回目のアタックで2番手に上がり、残り6分でピットイン。

1分半後にコースに復帰したロッシは、目の前でJ・ミラーの転倒があったにもかかわらずタイムを短縮し、4番手から再び2番手へと挽回。最後のチャンスとなった次のラップでは1分32秒100へ更新し、そのまま2番手をキープした。3番手にはJ・ザルコが入り、明日の決勝ではヤマハ勢がフロントローを占拠することとなった。

Monster Yamaha Tech3のJ・ザルコが予選で3番手を獲得し、地元ファンを歓喜させた。Q1ではハイペースで10ラップを休まず走り続け、最後の最後にQ2進出を決定。そしてQ2では終盤で果敢に攻めて3番手へ浮上し、最高峰クラスで初めてのフロントローを獲得した。

一方、ザルコのチームメイトのJ・フォルガーは15番手。フリープラクティス第4セッションでは大転倒があったものの、Q1に出場。ここでペースをつかんでグリッド5列目が決定したが、そのラップタイムはQ2ではグリッド2列目に匹敵するものだった。明日の決勝ではロケット・スタートを決めて上位に加わり、Tech3チームのホーム・グランプリで好成績獲得を目指す。

RACE RESULT

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス選手談(予選1番手/1分31秒994)

「路面がベストの状態ではなく難しいコンディションでしたが、いずれにしても僕のマシンは非常に順調でした。やれる自信があったので、ただ気持ちを集中して力の最大限までプッシュしたら、ポールポジションを獲得することができました。それでも油断は禁物です。天候を常に気にしていなければなりません。もしもフラッグ・トゥ・フラッグになれば十分な注意を払わなければならないし、ウエットにしてもドライにしても、僕らはもっと改良が必要です。これからまた作業を続け、明日までにさらに前進を目指します」

V・ロッシ選手談(予選2番手/1分32秒100)

「ようやくドライ・コンディションで走ることができたので、とてもうれしかったです。セッティングを少しモディファイしたら、このコースの特徴や路面の状態ともぴったり合って、マシンがとてもよく走ってくれるようになりました。予選セッションは絶好調でした。後半の最初のアタックは非常に順調にいっていたのに、早めにジャックに届いてしまって遅くなりました。結果的にポールポジションを逃すことになり残念な気持ちもあるけれど、フロントローの真ん中からのスタートだからOKです」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「チームとして完璧な出来です。しかしフリープラクティス第3セッションからQ2の終わりまで、非常に難しい状況でもありました。コース・コンディションがまさに1ラップごとに変化するので、それに対処していかなければなりませんでした。そういうわけで今日はすべてのセッションがエキサイティング。新しい舗装路面はグリップが良く、ヤマハのマシンと完璧にマッチしており、ライダーたちもそれを最大限に生かして最高の結果を導きました。常に速く、安定しており、明日の決勝に向けて大きな自信につながりました。 しかしそうは言っても、これで完璧ということではなくて、まだ改善すべき点が残っています。昨日までの天候状況では、すべてのタイヤ・オプションを試すこともできなかったため、タイヤ・チョイスもまだ決まっていません。だから明日の午前中のウォームアップ・セッションが非常に重要になります。いずれにしてもわれわれはグリッドの1番目と2番目につけることができました。しかもザルコが3番手に入り、ヤマハがフロントローを独占しています」

Monster Yamaha Tech3
J・ザルコ選手談(予選3番手/1分32秒229)

「まさにファンタスティック! ホームレースでフロントローに並ぶなんて、想像もできなかったことが現実になって、とってもうれしいです! 午前中の転倒があったので、ちょっとナーバスになっていたんですが、フリープラクティス第4セッションでいいペースで走ることができたので、ようやく自信が戻ってきました。そのあとのQ1では最後にラップタイムを更新して2番手へ浮上できたことがよかったです。そしてQ2へ進出。この時点でリアタイヤが1本しか残っていなかったので少し待つことにしたんだけれど、ライバルたちのペースを見たら僕にもやれそうだとわかりました。結果、両セッションとも非常に順調に運んでこのようなポジションを手に入れることができたんです。大勢のファンの温かい応援に支えられて、今このときをかみしめています。明日は表彰台を期待されていると思うし、もちろん僕自身も同じ気持ちです。今日は午後の走りが自信を与えてくれて、マシンが完璧で、チームも素晴らしい仕事をしてくれました。決勝ではトップに食らいついていきたいと思っていますが、ここル・マンでは、速く走るためには冷静さを保つことが重要です。だから感情をコントロールし、スタートでは力強くいって上位について行きます。そしてできることなら表彰台を目指したいです。もしもそれが実現したら、本当にすごいですね!」

J・フォルガー選手談(予選15番手/1分32秒695)

「15番手は悔しい結果です。最終的な自己ベストのタイムは素晴らしく、それだけで比べれば6番手を獲得できたはずなのに、今日の僕はちょっとアンラッキーでした。でもヨハンはQ2へ進んで好位置を獲得しました。ヤマハのマシンとコースとの相性の良さを証明してくれたので、僕は確かにアンラッキーだったけれども、決勝には何も問題はないということなんです。フリープラクティス第4セッションで転倒して、ちょっと自信を失ったけれど、幸い怪我もなく、Q1でベストを尽くすことができました。決勝では好スタートを決め、コンスタントにペースを保ちながらポジションを上げていきたいです。そして、チームのホーム・グランプリでできるだけ前でゴールしたいと思っています」

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