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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.09 7月17日 ドイツ

RACE DATA

■大会名称:第9戦ドイツGP
■開催日:2016年7月15日(金)フリー走行総合結果
■開催地:ザクセンリンク/ドイツ
■コースコンディション:ドライ
■気温:16度 ■路面温度:19度

REPORT

冷たい雨の中、V・ロッシとJ・ロレンソは、それぞれ14位と16位

ザクセンリンクで第8戦ドイツGP初日は、フリープラクティス第1セッションが行われた午前中は気温が低く、途中から雨が降り出し、ウエットコンディションとなった。午後からの第2セッションでは逆に、徐々に乾いてゆく路面に対応しなければならず難しいコンディションとなった。
V・ロッシは第1セッションで慎重にスタートし、順調にペースを上げてリズムをつかむとトップに0.577秒差まで近づく4番手へ浮上。しかしその後、雨が降り出し、これ以上ラップタイム更新の可能性がなくなったためセッション後半は走行を取りやめた。
第2セッションは2番目にピットを飛び出し、ザクセンリンクのツイスティーなコースレイアウトに合わせたセットアップに集中した。そのなかで午前中のタイムを0.725秒も短縮したものの、ライバルたちがアタックを始めたセッション終盤でクリアラップがとれず、順位を上げることはできなかった。初日総合結果は14番手で、トップとの差は1.373秒。
一方のロレンソは、第1セッションで一時、トップ10を走行中、第11コーナーをハイスピードで転倒。すぐに立ち上がって元気な様子を見せていたが、念のためにクリニカ・モバイルで左手のレントゲン検査を受けることとなったため走行を終了。第1セッションを12番手で終了した。
第2セッションは雨が止むのを待ってコースイン。路面が徐々に乾いてゆく難しいコンディションのなかで、マシン・バランスの向上に取り組みながらラップタイムを1.529秒更新し、総合順位でトップから1.663秒差の16番手となった。

ザクセンリンクでの第8戦ドイツGP、初日のフリープラクティス第1セッションが行われた午前中は気温が低く、途中から雨が降り出し、ウエットコンディションとなった。午後からの第2セッションでは逆に、徐々に乾いてゆく路面に対応しなければならず難しいコンディションとなった。

V・ロッシは第1セッションで慎重にスタートし、順調にペースを上げてリズムをつかむとトップに0.577秒差まで近づく4番手へ浮上。しかしその後、雨が降り出し、これ以上ラップタイム更新の可能性がなくなったためセッション後半は走行を取りやめた。

第2セッションは2番目にピットを飛び出し、ザクセンリンクのツイスティーなコースレイアウトに合わせたセットアップに集中した。そのなかで午前中のタイムを0.725秒も短縮したものの、ライバルたちがアタックを始めたセッション終盤でクリアラップがとれず、順位を上げることはできなかった。初日総合結果は14番手で、トップとの差は1.373秒。

一方のロレンソは、第1セッションで一時、トップ10を走行中、第11コーナーをハイスピードで転倒。すぐに立ち上がって元気な様子を見せていたが、念のためにクリニカ・モバイルで左手のレントゲン検査を受けることとなったため走行を終了。第1セッションを12番手で終了した。

第2セッションは雨が止むのを待ってコースイン。路面が徐々に乾いてゆく難しいコンディションのなかで、マシン・バランスの向上に取り組みながらラップタイムを1.529秒更新し、総合順位でトップから1.663秒差の16番手となった。

 

Tech 3のふたりは初日を総合11位・12位で終了

頭上に雨雲が広がるなかでスタートした第1セッション、Monster Yamaha Tech 3のP・エスパルガロは8ラップ後に6位を走行中雨が降り出したため走行を取りやめた。午後のセッションでは、決勝に向けてマシン・セッティングに取り組みながら、少しずつペースを上げていった。最終的には出場ライダー中最多の合計24ラップを走行し、18ラップ目にファステスト・ラップを記録。トップ5にコンマ5秒以下の差まで迫り、初日を総合11番手で終了した。

エスパルガロのチームメイトのB・スミスは、第1セッションがスタートするやコースに飛び出し、ツイスティーなコースに合わせてYZR-M1のセッティング調整を行った。雨のために走行時間は短縮されてしまったが、午後からのセッションでは自己ベストを更新。エスパルガロに0.060秒差まで迫る12番手で初日を終了。

両名は今回もトップ・サテライトのポジションを狙う。

RACE RESULT

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
V・ロッシ選手談(フリー走行総合14番手/1分23秒534)

「ヤマハの全ライダーにとって厳しい結果になった。とくにフロントのフィーリングとタイヤ温度に悩まされたんだ。ソフト・コンパウンドでもまだ硬すぎて、十分なフィーリングがつかめないため最大限までプッシュすることができなかった。午後は別の問題に直面。集団にはまり、100%の力を出し切ることができず、トップから大きく離されてしまった。明日と明後日は、もう少し陽が出て適切な気温になることを期待している」

J・ロレンソ選手談(フリー走行総合16番手/1分23秒824)

「気温が低く、路面がすべりやすかったので、タイヤにはかなり慎重にならなければならなかった。難しいコンディションのなかでヤマハ勢はみな苦労している。明日以降、どこまで上げていけるかが重要な鍵になると思う。幸い怪我はなく、予選にも決勝にも支障はないよ」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「これほど厳しいスタートになるとは思っていなかった。天候に翻弄されて、どうすることもできなかったのだ。ホルヘは午前中のセッションで転倒。左手の状態が心配だったが、幸い骨折がなかったので、第2セッションを通常通りに走ることができた。バレンティーノは、集団につかまってしまって十分なタイムアタックができなかった。いずれにしても、どちらもまだマシン・セッティングの面で多くの課題を抱えている状態だ。予報によれば明日は天気が回復するようなので、何とかこの状況を打開してスピードアップを図りたい。もちろんQP2進出が目標だ」

Monster Yamaha Tech 3
P・エスパルガロ選手談(フリー走行総合11番手/1分23秒400)

「7月のドイツがこのような天気になるなんて、僕も、ミシュランも、そのほかの誰ひとりとして予期していなかったんだ。そのせいで、とくにフロントに悩まされることになった。提供されたタイヤのコンパウンドは、どれも硬すぎてなかなか適切な温度まで暖めることができない。それでもいくつかの解決策を試みると、マシンがよく走ってくれるようになったので、明日以降は自信を持って走ることができるだろう。セッション終盤で多くのライダーがタイヤを交換していたが、僕はしなかったので、今日の結果はあまり深刻に考えなくてもいいと思っている。新品タイヤの効果は間違いないけれど、明日のプラクティス第3セッションと予選にできるだけ多く残したかったから、同じタイヤで最後まで走る続けることに決めたんだ。配分は非常に少ないからね…。今はただ、明日の好天に期待するだけだ」

B・スミス選手談(フリー走行総合12番手/1分23秒460)

「このようなコンディションのもとでは、右コーナーが3つしかないザクセンリンクで難しい状況になってしまうのは当然のことだ。例年7月なら路面温度が30度くらいまで上がるなか、今日はおそらく20度くらいしかなかった。このことがタイヤに大きく影響してしまったんだ。マシンのフィーリングは良く、とくに午後は、朝からずっと使っていたタイヤで合計4回走行したあと、さらにフル・レースの距離を走行。しかも最後にベストラップを更新することもできたので、耐久性については問題がなさそうだ。それでもトップ10に入れなかったことは残念に思っているけれど、目標から大きく離されたわけではないし、チームメイトもすぐ目の前にいる。もう少し前進する余地が残っているので、細かいところを調整しながら天気が好転するのを待ちたい。もう少し気温が上がればフロント、リアともにもっとよくなってくるだろう。総合的には初日としての出来に満足している」

H・ポンシャラル、チーム・マネジャー談

「ドルナとインディペンデント・チームの合意が発表されて、うれしい一日になるはずだった。しかし昨晩フランス革命を記念するパリ祭をコート・ダジュールで楽しんでいた多くの人々の命が奪われた。フランス人として、またMotoGPコミュニティーのチーム代表として、世界に大きな悲しみを表明し、犠牲になった人々とともにあることを伝えたい」

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