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ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.17 10月25日 マレーシア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第17戦マレーシアGP
■開催日:2015年10月24日(土)予選結果
■開催地:マレーシア/セパン(5.548km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:34度 ■路面温度:42度
■PP:D・ペドロサ(1分59秒053/ホンダ)

REPORT

ロッシが予選3位、フロントロウ獲得!

Movistar Yamaha MotoGPのV・ロッシがペースを上げて3位を獲得。チームメイトのJ・ロレンソはブレーキングで苦しみながらも、4位につけセカンドロウを獲得した。

ロッシは公式予選の15分間を最大限に活用し、最初のアタックで2分00秒310を記録して4位。その後ひとつ下げたあと残り9分でピットに戻り、1分後にはコースに復帰して2度目の走行を開始した。グリッドの好位置獲得を目指すロッシは、全力でプッシュして1分59秒81へと更新。ここで再びピットインし、残り2分でコースに戻って最後のアタックに臨んだ。この時点で依然、4位に留まっていたが、セッション終了を告げるフラッグが振られる直前にラインを通過すると、最後の1ラップでは第3、第4セクションでペースを上げて1分59秒726を記録。これで3位に上がり、フロントロウを獲得した。

一方のロレンソは、午前中に行われたフリープラクティスで2分の壁を破る1分59秒544と好調。ところが午後からのプラクティスではスライドから転倒を喫した。幸い怪我はなく、公式予選に出場して、いつものように2度のピットイン行う作戦を遂行。まず1分59秒737で2位に上がると、残り9分半で1度目のピットイン。1分足らずで素早くコースに復帰し、2度目のアタックを行ったがタイム更新はならなかった。

マシンを乗り換えて、残り2分で3度目の挑戦。ところがまたもラップタイムを更新することができず、4位でセッションを終了した。

スミスがグリッド3列目獲得

Monster Yamaha Tech3のB・スミスは、サテライト勢トップを目指してグリッド3列目から決勝に臨む。

フリープラクティス第3セッションでは、チームとともにセットアップ・ワークを行いながらラップタイム向上を目指したものの、12位に留まってQP1出場へ。自信を持って臨み素早くペースを上げると、2分00秒765で2位を獲得してQP2へ進出した。好位置獲得を目指すスミスはコンスタントに前進し、全7ラップの最終ラップで2分00秒652を記録。9位を獲得した。明日の決勝では、この位置から挽回を図り、サテライト勢トップを目指す。

一方、スミスのチームメイトのP・エスパルガロはグリッド4列目。フリープラクティス第3セッションでは開始早々から懸命にプッシュし、同時に決勝に向けてセッティング作業に取り組んだ。そして合計17ラップを走り切り、2分00秒709のベストラップで9位を獲得、直接GP2へ進出した。その5ラップ目で2分00秒794をしたあとも、さらにペースアップを図ったが、タイム短縮はならず。そのままセッションを終了した。スミスとの差は0.142秒。明日は4列目からロケット・スタートを成功させ、そこからさらにポジションを挽回してファクトリーチームに近づくことが目標。

バズとエリアスは7列目

Forward RacingのL・バズとT・エリアスは、それぞれ20位と21位で、ともに7列目グリッドからのスタート。

フリープラクティス初日にマシンのフィーリングがつかめず苦しんだバズは、今日は午前中のセッションでラップタイムを大幅に更新。オープンクラスのライバルたちとの差を縮めることに成功した。予選セッションではリアのグリップ不足に悩んで2分01秒862のベストタイムで20位となった。

一方のエリアスも、午前中のセッションで1秒以上も短縮。予選タイムは2分02秒415で、バズの隣の21位。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda 1'59.053
2 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1'59.462
3 V・ロッシ Movistar Yamaha MotoGP Yamaha 1'59.726
4 J・ロレンソ Movistar Yamaha MotoGP Yamaha 1'59.737
5 C・クラッチロー CWM LCR Honda Honda 2'00.199
6 A・イアンノーネ Ducati Team Ducati 2'00.224
7 A・ドビツィオーゾ Ducati Team Ducati 2'00.423
8 M・ビニャーレス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 2'00.478
9 B・スミス Monster Yamaha Tech3 Yamaha 2'00.652
10 H・バルベラ Avinta Racing Ducati 2'00.724
11 A・エスパルガロ Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 2'00.724
12 P・エスパルガロ Monster Yamaha Tech3 Yamaha 2'00.794
13 D・ペトルッチ Octo Pramac Racing Ducati 2'01.223
14 S・ブラドル Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 2'01.346
15 S・レディング Estrella Galicia 0.0Marc VDS Honda 2'01.367
16 J・ミラー CWM LCR Honda Honda 2'01.725
17 A・バウティスタ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 2'01.727
18 Y・ヘルナンデス Octo Pramac Racing Ducati 2'01.748
19 N・ヘイデン Aspar MotoGP Team Honda 2'01.829
20 L・バズ Forward Racing Yamaha 2'01.862
21 T・エリアス Forward Racing Yamaha 2'02.415
22 E・ラバティ Aspar MotoGP Team Honda 2'02.460
23 M・ディ・ミリオ Avintia Racing Ducati 2'02.964
24 A・ウエスト AB Motoracing Honda 2'03.855
25 D・カドリン E-Motion IodaRacing Team ART 2'06.051

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
V・ロッシ選手談(予選3位/1分59秒726)

「今日のは、ただの予選。まだ何も成し遂げたわけじゃないよ。でもフロントロウはやはり重要。最終ラップでわずかにタイムを更新し、同時にホルヘの前に出ることができたんだ。フロントロウからのスタートはきっと有利になるだろうけど、レースでの優勝はそんなに簡単なことじゃない。ここはとくに厳しい暑さがあるから、いつも以上に大変な戦いになるだろう。何が起こっても不思議はないが、その意味でもフロントロウに並べたことに大きな意味がある。この暑さのせいで、セパンは最も過酷なサーキットのひとつ。それでも今日以上に厳しい予選セッションをこれまで何度も経験していて、今日はむしろ、とても好調だったから楽しんで走れたよ。セッティングがしっかりできた状態で予選に臨むことができたので、思い通りにプッシュし、2回目のアタックで早くも1分59秒台を記録。ここまでは目標値だったし、できることは始めからわかっていたんだけれど、もうちょっと伸ばしたいと思って頑張ったら最終ラップでついに成功。集中力も十分あったし、マシンがしっかりグリップしてくれたおかげだよ。フロントロウ・スタートはいつでも重要だけれど、今回はホルヘを抜いての3位だから、いつも以上に意味がある。でも、さっきも言ったように、レースは明日。誰にとっても厳しいものになるだろう。挑戦の準備はできている」

J・ロレンソ選手談(予選4位/1分59秒737)

「ブレーキに不具合が出てしまった。第4コーナーではブレーキができなくなり、コーナーの真ん中まで来て急に効いてきたんだけれど、最初のほうでスピードが落ちてくれないので、その分をかなり激しくかけなければならなかった。だからすべてのブレーキングのセクションで遅れてしまい、加速でそれを取り戻すこともできなかった。フロントロウを逃したのは残念だったけれど、この問題さえ解決できれば、明日はいい戦いができると思う」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「予選セッションはエキサイティングな展開。バレンティーノは見事な走りでフロントロウを獲得。セッティングをしっかり煮詰めセッションの最後でタイムを短縮した。決勝のためにとても良い位置を確保でき、彼の3位には満足している。ホルヘのほうはすべてのセッションでハイペースをキープできていたが、今日はブレーキに不具合がありフロントロウを逃してしまった。今晩も作業を続けて問題を解決位、明日朝のウォームアップ・セッションに備えたい」

Monster Yamaha Tech3
B・スミス選手談(予選9位/2分00秒652)

「今日は昨日よりもずっと好調。最終的なポジションにもとても満足している。昨夜もチームのみんなが頑張ってくれて、僕が自信を持って乗れるマシンを作ってくれた。おかげで大幅に前進し、決勝に向けて最善の方向性を見つけることができたんだ。もちろんQP1は予定外だったけれど、QP2の前の最終調整の時間ができたと思えば良い面もある。ラップタイムではファクトリー・ヤマハのふたりにも少しずつ近づいている。今日はポールタイムがとても速かったので、そこまではとても届かないが、同じマシンに乗っているライバルたちのベストラップと比較すれば、かなり頑張っているほうだと思うんだ。今日の最大の成果は、チャンピオンシップのライバル、ドビツィオーゾと同じ列に並べたこと。これで第1コーナーまでに彼をパスするチャンスができた。明日のウォームアップでは、もう少し自分のリズムをつかめるようにしたいと思っているけれど、決勝に関してはすでに十分に自信がある。好スタートを切り、目標のポジションまで上がっていく。そのために20ラップを全力で走りぬくよ」

P・エスパルガロ選手談(予選12位/2分00秒794)

「悔しい結果。ポールポジション争いまでは狙っていなかったわけだけれど、それでもフリープラクティス第4セッションは、本当ならもっと速く走れたはずなんだ。ところが作戦がうまくいかず、マシンのフィーリングも十分ではなく、第3セッションからコンマ2、3秒しか伸びなかったことを考えれば、本来のポテンシャルを出し切れていないということ。さらには、最終ラップでバレンティーノやイアンノーネの後ろについてしまったことが良くなかった。僕のマシンと彼らのマシンとでは、とくにパワーと加速に大きな差があるからね。もっともっと上を目指しているだけに、今の状況をなかなか受け入れることができない。それでもあきらめずにポジティブな気持ちを持ち続けなければならないんだ。実際、第3セッション終盤では大幅な前進が見られたし、第4セッション終盤ではいろいろなセッティングを試してパフォーマンスのレベルアップを図ることもできた。明日に関しては、まったく予想がつかない。グランプリ・サーキットのなかでも最も過酷なコースのひとつなので、厳しいコンディションになることだけは間違いないが、もちろんすべてを賭けて頑張るよ」

Forward Racing
L・バズ選手談(予選20位/2分01秒862)

「予選セッションでは新品タイヤでグリップ感がつかめず、思うようにプッシュすることができなかった。でも昨日と比べれば今日はいくつかの解決策を試して、決勝に向けて手ごたえをつかむこともできた。直接のライバルからは大きく離されてしまったけれど、レースのなかでしっかり挽回していくよ」

T・エリアス選手談(予選21位/2分02秒415)

「予選セッションではもっとポジションを上げられると思っていたんだけれど、タイヤのフィーリングがつかめず、うまくいかなかった。タイヤが新しい最初の数ラップでグリップしてくれなかった。それでも決勝用セッティングでのペースはとてもいいので、あとは好スタートを切り、オープンクラスのライバルたちとのバトルを目指す。今日で大きく前進できたので、決勝にも自信を持って臨めるよ」

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