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ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.15 10月11日 日本

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第15戦日本GP
■開催日:2015年10月11日(日)決勝結果
■開催地:日本/もてぎ(4.801km)
■観客数:85,403人(3日間合計)
■周回数:24周(115.224 km)
■コースコンディション:ウェット
■気温:19度 ■路面温度:21度
■PP:J・ロレンソ(1分43秒790/ヤマハ)
■FL:J・ロレンソ(1分54秒867)

REPORT

今季9度目のダブル・ポディウムでライダー・タイトル獲得

Movistar Yamaha MotoGPのV・ロッシとJ・ロレンソが難しいコンディションのなか、それぞれ2位と3位を獲得。今季9度目となるダブル・ポディウムと同時に、ライダー・タイトル獲得も決定した。

レイン・コンディションのもと行われた第15戦日本GP。Movistar Yamaha MotoGPのV・ロッシは緊張のなかでも終始、冷静さを保ち、2位でチェッカーを受けた。チームメイトのJ・ロレンソは好スタートのあと、中盤以降はタイヤが摩耗しながらも懸命に走りきり、3位を獲得した。ふたりが揃って表彰台に上るのは、今季9回目。

ロッシの今日の目標はただひとつ。チャンピオンシップのリードを拡大することだった。スタートの合図とともにグリッド2位から飛び出してホールショット。しかしロレンソがすぐに追いつき、しばらくふたりの一騎打ちが続いた。冷たいタイヤとウエットのコンディションに苦しみながら、ロッシはロレンソに先行を許し、その後は徐々に離されて単独走行。残り9ラップとなって後方からD・ペドロサが追いつき、ロッシにプレッシャーをかけ始めた。

2位をあきらめたくないロッシは、全力で追撃を阻止しようとするが、それも長くは続かず、ついには3位へ後退。しかし離されずについて行き、ペドロサとともにトップのロレンソを追って行った。残り5ラップの時点でロレンソとの差は0.4秒弱。するとここでペドロサが素早くリードを奪い、ロレンソがコーナーではらむ間に、ロッシも続いて前へ出た。その後は身体を伏せて全力を振り絞り、ロレンソとの差を3秒まで拡大。しかしペドロサには逃げられ、8.573秒離されて2位となった。

ロレンソはポールポジションから好スタート。ロッシに続く2位で第1コーナーへ進入し、まもなくトップに立った。前方に遮るものがないコースで順調にペースを上げ、一時は3秒までリードを拡大。しかし路面が乾くにつれてフロントタイヤを消耗し、ペースが上がらなくなってライバルたちに差を詰められることとなった。

残り7ラップになると、ペドロサがロッシを引き連れる格好でコンマ5秒差まで迫って来た。ロレンソは全力で逃げ切ろうとするが、フロントタイヤがそれに耐えきれず、残り5ラップ、ついに2台の先行を許して3位に後退した。そのまま3位でチェッカーを受け、16ポイントを獲得。同時にもてぎで2年連続のダブル表彰台も実現した。

20ポイントを獲得したロッシは合計283ポイントに伸ばし、チャンピオンシップのリードを18ポイントに拡大。ロレンソは合計265ポイントでランキング2位をキープしている。Movistar Yamaha MotoGPは前回のアラゴンですでにチーム・タイトルを決定しているが、今回のふたりの活躍により、ふたりのうちのいずれかがライダー・チャンピオンを獲得することが確実になった。

YAMAHA FACTORY RACING TEAMからワイルドカードで出場した中須賀克行は、その豊富な経験を生かして見事なレース展開。60周年記念のカラーリングを施したYZR-M1を8位に導いた。

スミスが7位獲得

Monster Yamaha Tech3のB・スミスは、厳しいレースを走りぬいて7位獲得の大健闘。午前中はツインリンクもてぎのコースが雨と霧に見舞われ、ウォームアップ・セッションのスケジュールが遅れたが、モトGP決勝はその影響を受けることなく予定通りにスタート。ライト消灯とともに好発進したスミスは、グリッド・ポジションを守ってオープニングラップを終え、前方の集団に照準を合わせて追ってゆく。次のラップでは一時12位まで後退したが、再びペースを上げると10ラップ目までに8位へと挽回した。次のターゲットとなったのが、サテライト勢のトップに立つC・クラッチロー。スミスはこれに少しずつ近づき、15ラップ目には前に出て6位へと浮上。さらにアドバンテージを広げていったが、最終ラップでは全力を尽くすも抑え切れず、7位へ後退してチェッカーを受けた。この結果、今シーズンの全戦で完走しているのはスミスを含めてふたりだけとなった。次回、オーストラリアは、スミスが昨年、最高峰クラスで初めての表彰台を獲得した思い出の場所。今年も好結果を目指す。

スミスのチームメイトのP・エスパルガロは、不運にもレース終盤で転倒。グリッド11位からの挽回を狙ってオープニングラップで3台をパス。これで8位へ浮上したあと、まもなく10位へ後退し、さらに再びふたつ上げるといった激しい展開。しかしその後は、難しいコンディションのなかでペースを守りながら周回を重ね、前方を走るA・イアンノーネに少しずつ近づいて行った。11ラップ目、イアンノーネに仕掛けようとしたところではらみ、15位まで後退したが、すぐに4つ取り戻して11位。残り2ラップまでこのポジションをキープしていたが、転倒を喫してリタイアとなった。第11コーナーでハイスピードからの転倒だったが幸い怪我はなく、来週のオーストラリアGPに出場予定。

バズとエリアスはウエット・コンディションに苦戦

Forward RacingのL・バズとT・エリアスはともに厳しい戦い。バズは雨のなかでリタイアし、エリアスは20位でチェッカーを受けた。

ウイーク初日から、なかなかペースがつかめず苦労していたバズ。決勝はウエット・コンディションとなり、フロントのフィーリングがつかめなかったため4ラップ目にピットイン。マシンを乗り換えて再スタートしたが、7ラップ後にはリタイアした。

一方のエリアスはヤマハ・フォワードのマシンで初めてのウエット走行。ウォームアップ・セッションでは良いところもあったが、決勝ではペースをつかめないまま20位でゴールした。

中須賀が、難しいコンディションの中、日本GP最高の8位を獲得!

コース上に雨が残るのか、それとも乾き始めるのか、難しいコースコンディションの中で始まったMotoGP決勝。スタートからの激しいポジション争いの中、Yamaha Factory Racing Teamの中須賀克行はオープニングラップを13番手で戻ってくる。

2周目には11番手にポジションを上げ、ここからしばらく鈴鹿8耐でチームを組んだP・エスパルガロとB・スミスの3人でポジション争いを展開。さらに混戦の中で激しいポジション争いをすると、6周目にA・エスパルガロ(スズキ)がオーバーランし、9周目には前を行くD・ペトルッチ(ドゥカティ)が転倒、さらに11周目にA・イアンノーネ(ドゥカティ)がマシンを止め、これで中須賀は8番手となった。

周回数が進むにつれて難しさが増したコースコンディションに、転倒者が続出する結果となったが、中須賀は的確な、そして我慢のライディングを続けると、日本GPでは、2012年の9位を上回る自己最高の8位を、ヤマハ創立60周年記念カラーのYZR-M1とともに獲得した。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda 46'50.767
2 V・ロッシ Movistar Yamaha MotoGP Yamaha +8.573
3 J・ロレンソ Movistar Yamaha MotoGP Yamaha +12.127
4 M・マルケス Repsol Honda Team Honda +27.841
5 A・ドビツィオーゾ Ducati Team Ducati +35.085
6 C・クラッチロー CWM LCR Honda Honda +37.263
7 B・スミス Monster Yamaha Tech3 Yamaha +37.667
8 中須賀 克行 Yamaha Factory Racing Team Yamaha +44.654
9 H・バルベラ Avinta Racing Ducati +48.572
10 S・レディング Estrella Galicia 0.0Marc VDS Honda +50.121
11 A・エスパルガロ Team SUZUKI ECSTAR Suzuki +1'00.535
12 高橋 巧 Team HRC with Nissin Honda +1'01.211
13 N・ヘイデン Aspar MotoGP Team Honda +1'11.261
14 Y・ヘルナンデス Octo Pramac Racing Ducati +1'13.896
15 M・ディ・ミリオ Avintia Racing Ducati +1'15.421
16 A・バウティスタ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia +1'20.507
17 E・ラバティ Aspar MotoGP Team Honda +1'31.224
18 S・ブラドル Aprilia Racing Team Gresini Aprilia +1'46.833
19 秋吉 耕佑 AB Motoracing Honda +2'00.072
20 T・エリアス Forward Racing Yamaha -1 Lap

LAP CHART

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 V・ロッシ Yamaha 283
2 J・ロレンソ Yamaha 265
3 M・マルケス Honda 197
4 A・イアンノーネ Ducati 172
5 D・ペドロサ Honda 154
6 B・スミス Yamaha 152
10 P・エスパルガロ Yamaha 88
16 L・バズ Yamaha 28
22 中須賀 克行 Yamaha 8

CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1 Yamaha 342
2 Honda 285
3 Ducati 221
4 Suzuki 110
5 Yamaha Forward 33
6 Aprilia 26
7 ART 2

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
V・ロッシ選手談(2位)

「体力的にはそれほどでもなかったけれど、精神的にはとてもきつかったんだ。このようなコンディションではミスをおかしやすいので、最初から最後まで集中力を切らすわけにはいかなかったからね。序盤はいいペースで走れていたのに、ホルヘのほうがもっと速くてリードを広げられてしまった。それでも何とかついて行って、これ以上は離されないようにすることが集中力を高めるためのモチベーションになっていた。ところが路面が乾き始めると、状況はより一層、厳しくなっていったんだ。タイヤを消耗してストレートでスピンが激しくなり、そうしているうちにダニに追いつかれてしまった。こうなると非常に微妙な状況……。もしも僕がダニに抜かれて、ホルヘが抜かれなかったとしたら、アラゴンに続いてまた9ポイントも失ってしまうことになるんだからね。でもそのあとは3、4ラップ続けていい走りができたので、ダニにしっかりついて行って、ミスをしたホルヘをパスすることができた。結果、さらに4ポイント、リードを拡大し、目標を達成できたのでハッピー。路面は完全なウエットのときのほうが、ずっと良かったんだ。なぜならタイヤがしっかり機能していたからね。徐々に乾き始めたところが難しくて、まるで荒れた海に浮かぶ小舟のように、マシンがあちこちへふらふらと行ってしまうんだ。スロットルを開けたときにフロントが滑っていきそうになることが3、4回あって、そのたびに“no! no! no!”と言わなければならず、ほんと、大変だったよ。まさにストレス全開!」

J・ロレンソ選手談(3位)

「ドライ・コンディションなら僕が一番速くて安定していた。そしてレイン・コンディションでも十分に速かったんだ。でも不運にもだんだん路面が乾いてきて、おそらくレース序盤でのプッシュが響いて、バレンティーノやダニよりもタイヤを消耗してしまったのだろう。そして路面がほぼドライになったときには、フロントタイヤがとうとうだめになって、いつもの走りができなくなったんだ。今回はバレンティーノの前でゴールすることが重要だったのに、それがかなわなかった。でもチャンピオンシップはまだ終わったわけじゃない。2013年にはマルケスにもっと大差で離されていたが、わずか4ポイント差でチャンピオンを逃すことになった。18ポイント差は確かに大きいけれど、もしも僕が全勝し、誰かが僕とバレンティーノの間に入ったとしたら、僕がチャンピオンになれるんだからね」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「難しいコンディションだったが、ふたりは好スタートを切って序盤から積極的に前へ出て行った。そしてタイヤの消耗に苦しみながらも、路面コンディションが変化するなかでミスをおかさないようにと本当によく頑張ってくれた。その結果、今季9度目のダブル・ポディウム。さらには、ふたりのうちのどちらかがチャンピオンになることが確実になったのだ。今回もハードワークに取り組んだチームのみんなに感謝。でものんびりしている時間はない。すぐに次の戦いの地、オーストラリアへ向けて出発しなければならない。そこでもまた、優勝候補として戦えるよう期待している」

Monster Yamaha Tech3
B・スミス選手談(7位)

「今朝のウォームアップ・セッションは雨のなかで苦労した。でも決勝ではそれを克服し、ウエット・コンディションでもまずまずの走りができたので満足しているよ。午前中のセッションでは、シルバーストーンで使用したベース・セッティングで走ってみたが、まったく気に入らず。でもウエット用セッティングはそれだけしかなかったんだ……。正直に言って全然、機能してくれなくてライバルたちからも遅れていたので、決勝はもっと大変になると覚悟していたんだ。ドライ・コンディションなら積極的にアタックできるし、良い仕事ができると思っていたので、神様に祈ったけれど、結局そうはならなかったんだ。ところが、チームがマシンを調整してくれて、グリップレベルを上げるためにホイールベースを短くしたことが功を奏して好調を取り戻すことができた。レース序盤は新しいセッティングに慣れて僕自身を調整しなければならなかったが、すぐにフィーリングをつかめるようになり、自分の走りができるようになったんだ。最終ラップでクラッチローに抜かれたことは残念だった。僕はすでにフロントタイヤをひどく消耗していたが、彼のほうはおそらく、終盤でもう少し良い状態にあったのだろう。11コーナーまでカルをリードしていたが、そこでフロントが切れ込み、肘でセーブした。その間に彼が抜いていったというわけだ。いずれにしても、サテライト勢トップの争いを展開できたのだし、朝のウォームアップと比べれば格段の進歩があったのだから悪くないと思う。ランキング5位は無理そう。だってその5位の相手は、今日のレースに勝ったペドロサなんだから、それほどひどくがっかりすることもないよ。次はフィリップアイランド。楽しみにしている場所だ。昨年はとてもフィーリングが良かったし、ヤマハはいつも好調。ここまでに積み上げてきた成果と、マシンのフィーリングやライディング・スタイル。すべてをそろえて、きっと良い週末になるだろう。去年のように表彰台に上ることを約束はできないけれど、とにかくベストを尽くして頑張るよ!」

P・エスパルガロ選手談(DNF)

「日本でのレースウイークは厳しいものだった。プラクティスからずっと本来の実力を出し切れないままで、午前中のウエット・コンディションも助けにはならなかった。それでも自信を持ってレースをスタート。序盤はマシンの調子がとても良く、リズムをつかむこともできたが、まもなくフロントタイヤが激しく動くようになり、コーナリングに影響するようになってしまった。なんとかイアンノーネに近づいて、パスしようとしたときには、コーナーではらんでポジションを大幅ダウン……。残り13ラップの間に挽回しなければならなくなったので激しくプッシュしていったが、そのとき同時に、M1との格闘も続いていた。ポジションアップを目指す間にもフロントのグリップがどんどん低下していったので、本当に苦しい状況だったんだ。残り3ラップで、ようやく兄に追いついたので抜こうとしたけれど、11コーナー進入でフロントがロックして転倒。あとわずか1ラップ半というところだっただけに非常に残念。こんな形で日本でのレースを終わらせたくはなかったよ。転倒後、頭をコース脇のバリアにぶつけてしまったのでメディカル・チェックを受けたが、幸い怪我はなかった。次は大好きなオーストラリアのフィリップアイランド。去年はとても好調だったので、今年もとても楽しみにしているよ」

H・ポンシャラル、チーム・マネジャー談

「典型的な日本GP。今年もいろいろなことが起こった。レース中もいろいろなことがあり、非常にエキサイティングで、ピットウォールで見ている我々も含め、誰もが興奮させられた。ブラッドリーが午前中の雨で苦労したので、初めは少し心配していたが、チームはマシンのセッティングを大幅に変更。好スタートを切ったあとの数ラップがとても遅くてどうなるかと思ったが、その後、見事に復活してどんどんプッシュするようになった。ついには6位まで上がったが、やがてタイヤの挙動が激しくなり、トップから離されてしまうことに。いずれにしても、最後まで戦い続け、チャンピオンシップではドビツィオーゾを抑えこんだ彼を祝福したい。さらには、今日のレースを通してウエット・コンディションにも自信を持つことができたと思う。一方のポルは、序盤は好調で、ブラッドリーと同様のリズムで走っていた。しかし残念ながらいくつかミスをしてしまい、そのせいで順位の変動が大きかった。そしてついには最後の最後で転倒。完走してウエットでの自信をつけてほしかったが、このようなことになりとても残念。来週またレースがあるが、今度こそは両ライダーの頭上に太陽が輝きますように」

Forward Racing
L・バズ選手談(DNF)

「このレースウイークは、まったくうまくいかなかった。フリープラクティスでも苦労し、今日も十分なフィーリングをつかむことができなかった。2台ともフロントタイヤのグリップが感じられなかったので、リタイアを決めた。オープンクラスのトップから落ちてしまったことは残念。来週のフィリップアイランドに賭けたい」

T・エリアス選手談(20位)

「難しいレースだった。予選ではオープンクラスのライバルに差をつけることができたが、今日はコンディションがまったく変わってしまった。ヤマハ・フォワードでウエットを走ったのは今日が初めてで、かなり苦労した。ウォームアップ・セッションで少し前進できたと思ったが、決勝ではライバルたちについて行くことができなかった。次のフィリップアイランドを楽しみにしている」

YAMAHA FACTORY RACING TEAM
中須賀克行選手談(8位)

「まずは15位以内、そしてそこからどこまで順位を上げられるかがチャレンジでした。8位という結果には満足していないけれど納得はしています。レース中には、ブラッドリーをパスしたり、ポルを追い上げ、僕がいることに気付いたポルがペースを上げるなど、鈴鹿8耐でチームを組んだ3人で戦えたのはとても楽しめました。また、タイヤにとっても、マシンにとっても厳しいレースでしたが、このレース結果で、チャンピオンはロッシとロレンソの2人に絞られたので、開発ライダーとしてはとてもうれしいし、いい仕事ができたと思っています。難しいコースコンディションだったけれど、MotoGPライダーと同等に走れたことでライダーとして自信にもつながったし、雨のレースでデータを残すことができたので、有意義なレースウイークになりました」

尾方宏彰、チーム監督

「ウォームアップでウエットでのコンディションを確認。そのときは路面の水の量が減りつつありました。でもその後にまた雨が降るなど、路面状況は安定せず、微妙に変化するなか、中須賀選手からコメントを聞き、空を見上げてマシンの最終セットを決めました。8位という結果は中須賀選手のがんばりがもたらした順位です。ウエットセッティングは悪くなく、我々開発陣のミッションとしては上出来と言えるでしょう。またウエットコンディションでのデータを取ることはなかなか難しいので、そうした意味においても中須賀選手は大きな仕事をこなしてくれました。さらに今大会の結果によりチャンピオンはほぼロッシ選手かロレンソ選手に絞られてきましたので、中須賀選手を含めた我々ヤマハ開発陣としては、ひと息つけたという感じです」

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