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ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.12 8月30日 イギリス

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第12戦イギリスGP
■開催日:2015年8月29日(土)予選結果
■開催地:イギリス/シルバーストーン(5.902km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:21度 ■路面温度:32度
■PP:M・マルケス(2分00秒234/ホンダ)

REPORT

Movistar Yamaha MotoGPPのJ・ロレンソが強さを見せて予選2位
V・ロッシも順調に予選4位を獲得

ロレンソはフリープラクティス第3セッションから好調ぶりを発揮して予選2位。一方のロッシも大幅に前進して4位を獲得した。

15分間の予選セッションを最後尾からスタートしたロレンソ。すぐにペースを上げ、最初のアタックで2分00秒798を記録して2位へ浮上。次のラップでさらに更新を目指したがかなわなかった。そしてセッションの残り5分半になってタイヤ交換のためにピットイン。他のライダーがすべてピットを離れるまで待ってから、またも最後尾でコースに復帰した。残り時間は3分半。この間に3位に後退していたロレンソだが、最後のアタックで2分00秒522を記録して再び2位へ浮上。トップとの差は0.288秒差。

一方のロッシもロレンソと同様に、集団を避けて後方からスタート。すぐに2分02秒の壁を破る1分01秒779を記録して5位。しかし他のペースが上がるとひとつ下げて6位となった。そこで再度アタックを行い、2分01秒182まで短縮して5位に復帰したあとピットイン。この時点で残り時間は6分弱となっていた。

1分後にコースに復帰したロッシは、すぐにペースを上げていったものの次のアタックでのタイム更新はならず。再び6位に後退したあと挽回を強く決意し、身体を伏せて最後のチャンスに賭けた。そこでついに2分01秒の壁を破り、2分00秒947へと更新。これで一気に4位へ上がり、トップに0.713秒差まで近づいた。

P・エスパルガロが予選5位を獲得

Monster Yamaha Tech3のP・エスパルガロは、午前中に行われたフリープラクティス第3セッションで9位を獲得してQ2へ進出。フリープラクティス最終セッションでも5位と健闘し、自信をもってその後の予選に臨んだ。

予選開始とともにピットレーンから飛び出したエスパルガロは、わずか2ラップで2分01秒031を記録。これで4位に0.084秒差と迫る5位に上がり、サテライト勢のトップに立った。明日の決勝ではスタートの合図と同時にダッシュし、ファクトリー勢に挑んでゆく。

エスパルガロのチームメイトのB・スミスも予選6位と健闘。明日の決勝では母国のファンの前で好成績獲得を目指す。

プラクティス第3セッションでは開始早々からペースを上げ、全18ラップの17ラップ目で2分02秒125のベストラップ。これで6位を獲得してQP2へ進出した。好位置獲得に自信を見せて予選に臨んだスミスは、全7ラップ中6ラップ目で2分01秒140のベストラップを記録し、チームメイトにコンマ1秒差まで迫る6位。明日はグリッド2列目の最後尾からロケットスタートを狙い、ランキング5位を確実にすることを目標に6位争いを目指す。

L・バズがオープンクラス・トップ

Forward RacingのL・バズが今季初めて、予選でオープンクラスのトップを獲得。チームメイトのC・コルティもヤマハ・フォワードのマシンに好感触をつかみ、23位につけた。

バズは2分02秒677のベストタイム。明日の決勝では、オープンクラスのランキングトップに立つバルベラとの差を縮めることを目標に、グリッド5列目からスタートする。ここシルバーストーンでコンスタントなペースを維持しており、決勝にも自信を見せている。

一方のコルティは2分03秒789でグリッド8列目。フリープラクティス第4セッションでは、それまでの自己ベストを1秒近く短縮する進化を見せ、ライバルたちに近づいていた。

RESULT

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 2'00.234
2 J・ロレンソ Movistar Yamaha MotoGP Yamaha 2'00.522
3 D・ペドロサ Repsol Honda Team Honda 2'00.716
4 V・ロッシ Movistar Yamaha MotoGP Yamaha 2'00.947
5 P・エスパルガロ Monster Yamaha Tech3 Yamaha 2'01.031
6 B・スミス Monster Yamaha Tech3 Yamaha 2'01.140
7 S・レディング Estrella Galicia 0.0Marc VDS Honda 2'01.329
8 C・クラッチロー CWM LCR Honda Honda 2'01.376
9 A・イアンノーネ Ducati Team Ducati 2'01.874
10 A・エスパルガロ Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 2'01.880
11 Y・ヘルナンデス Octo Pramac Racing Ducati 2'01.894
12 A・ドビツィオーゾ Ducati Team Ducati 2'01.979
13 M・ビニャーレス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 2'02.016
14 S・ブラドル Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 2'02.657
15 L・バズ Forward Racing Yamaha 2'02.677
16 J・ミラー CWM LCR Honda Honda 2'02.697
17 H・バルベラ Avinta Racing Ducati 2'02.784
18 D・ペトルッチ Octo Pramac Racing Ducati 2'02.800
19 E・ラバティ Aspar MotoGP Team Honda 2'02.894
20 A・バウティスタ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 2'02.908
21 N・ヘイデン Aspar MotoGP Team Honda 2'02.946
22 M・ディ・ミリオ Avintia Racing Ducati 2'03.641
23 C・コルティ Forward Racing Yamaha 2'03.789
24 K・アブラハム AB Motoracing Honda 2'04.133
25 A・デ・アンジェリス OctoIoda Racing Team ART 2'04.304

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
J・ロレンソ選手談(予選2位/2分00秒522)

「正直なところ、自分自身こんなに良くなるとは思っていなかったし、他のみんなも予選中にこれほど速くなるなど予想できなかった。でも考えてみれば、こんなふうに出し抜けに1秒も短縮するとしても決して異常なことじゃないんだ。そんななかで、パーフェクト・ラップができなかったり限界まで攻め切れなかったりすれば、とても1列目には入れないだろう。その意味でも今日の2位はとてもうれしいんだ。2回のアタックにも満足しているし、ここは非常に良いポジション。ハッピーだよ! 明日の決勝を安定したペースで走り切るために、あとどこを調整できるかが、これからの検討課題」

V・ロッシ選手談(予選4位/2分00秒947)

「チャンピオンシップのランキングトップがターゲット。しかし今回はマルクとホルヘが非常に強いので、僕にとっては難しい状況だ。それでもマシン・セッティングが大幅に進化したし、自分自身のペースも走りも良かったと思うし、パフォーマンスも決して悪くなかったから満足しているよ。もともとグリッド2列目を目指していたから、4位獲得で今日の目標は達成だ。でも当然ながら、これからまた作業を続けて、明日までにもっともっと進化しなければならない。ペドロサも強かったので、表彰台を狙うならもう少し速くならないとね」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「ホルヘは今日も絶好調。すべてのプラクティス・セッションでコンスタントに速く安定しており、予選ではまた別の素晴らしさを見せてくれた。バレンティーノも今日は非常によく頑張って、昨日に比べて大幅に進化。昨日までの状況を振り返れば、ロレンソが1列目、ロッシが2列目に並べたことに満足していいだろう。これもチームのハードワークのおかげだが、明日までにもう1回チャンスが残されている。このあと夜を徹して取り組み、明日の朝のウォーミングアップ・セッションでもう一歩前進を目指す。そして十二分に強くなったマシンで決勝に備えたい。今回も長くタフなレースになるだろう。とくにトップ争いは非常に激しくなるだろうから、ファンの皆さんにとっては見ごたえのあるエキサイティングな一戦になることは間違いない」

Monster Yamaha Tech3
P・エスパルガロ選手談(予選5位/2分01秒031)

「予選を終えて満足できたのは本当に久しぶり。セッションはとても好調で、新しいタイヤと十分なグリップのおかげでようやくここまで強くなることができた。でも一番重要だったことは、フリープラクティス第4セッションでペースが安定しており、グリップ・レベルが低くても自信を持って走り切れたこと。ここはいつも苦労してきたところなので、今日の成果をもう一度しっかり分析し、他のコースでも使えるようにしたい。そうすれば、どこへ行っても早々にペースを上げられるようになるはずだからね。明日の決勝については、天気も予想がつかないので何とも言えないが、2列目からスタートできることが有利だということは間違いない。好成績を目指すなら最初の5ラップから7ラップが非常に重要。いつもフルタンクの状態で遅れてしまうので、今回こそすべてを賭けて頑張って、イギリスのファンに素晴らしいショーを見せたい」

B・スミス選手談(予選6位/2分01秒140)

「グリッド2列目のスターティング・ポジションに満足しているよ。これで明日、地元ファンのみんなの前でベストを尽くす準備ができた。このコースではドゥカティ勢よりも前にいることが、とくに重要なので、今日の目標は完璧な形で達成。彼らはストレートが非常に速いが、コーナーではヤマハに及ばない。だからこそ彼らよりも前の位置を確保しなければならなかったんだ。フリープラクティス第4セッションでは決勝に向けて何か所か変えてみて、それがワンラップのタイムを向上させるための微調整になることはわかっていたけれど、僕としてはやはり、全体を煮詰めていくほうに集中することにした。いずれにしても、後半戦がスタートして以来、これで連続3回目のセカンドロウ。決勝のためには、あともうちょっと力が必要だけれど、僕らの進化が続いていることは証明できたと思うし、何より気持ちよく走れているんだ。大勢のイギリスのレースファンが僕を応援しに来てくれると思うので、ドライ・コンディションを期待したい。そして彼らをがっかりさせないようにベストを尽くし、トップ6、あるいはそれ以上を狙う」

Forward Racing
L・バズ選手談(予選15位/2分02秒677)

「ここまでは絶好調。早々にペースを上げることができたし、フリープラクティス第3セッションでセッティング変更を加えたら、フィーリングが向上してペースも速くなった。大事なところで小さなミスをしてしまったことは非常に残念だが、とにかく今シーズン初めて、オープンクラスのトップに立つことができたんだ。明日の決勝が待ちきれないよ!」

C・コルティ選手談(予選23位/2分03秒789)

「予選を終えてとても満足し、より一層、前向きな気持ちになっている。フリープラクティス第4セッションで好み通りのフィーリングをつかむことができ、直接のライバルに近づくことができたことが良かったと思う。本当ならもっと短縮できたはずなだけれど、最後のアタックの13コーナーでちょっとミスをしてチャンスを逃してしまったんだ。先週の仕事が効果をあげ、ようやくこうして、ヤマハ・フォワードのマシンを楽しめるようになった」

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