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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.14 4月13日 アトランタ2

RACE DATA

開催日:2021年4月13日(火)
開催地:ジョージア州アトランタ
会場:アトランタ・モータースピードウェイ

REPORT

450SXはプレシンジャーが8位、250SXはクーパーが今季3勝目

AMAスーパークロス選手権、アトランタ・モータースピードウェイでの3連戦の2戦目で、Monster Energy Star Yamaha Racingのアーロン・プレシンジャーが序盤のアクシデントから8位でフィニッシュした。ディラン・フェランディスはレース中盤のクラッシュから立ち直って11位でフィニッシュ。マルコム・スチュワートはスタート直後に転倒しリタイアとなった。第6戦となる250SX WESTでは、ジャスティン・クーパーが全セッションを制して今シーズン3勝目を挙げ、タイトル争いでのポイントリードを拡げた。ネイト・スラッシャーは、再び好レースを見せて4位。チームメイトのジャレット・フライは、ヒートレースでのクラッシュから立ち直り、LCQを制すると、16位でメインイベントを終えた。

450SX

プレシンジャーがタフなアトランタ2で8位フィニッシュ

気温がはるかに高くなり、この日のコンディションは厳しいものとなった。プレシンジャーは予選をトップ10圏内で終え、まずまずの走り出しを見せた。参加したヒートレースでは思うようなスタートができなかったものの、追い上げて5番手でフィニッシュ。メインイベントではスチュワートのクラッシュの最前列に居たため、これに巻き込まれてコースアウトし、15番手まで後退する。プレシンジャーはそこから集中した走りで追い上げ、レースの折り返し点まで数周というところではトップ10圏内まで挽回する。フェランディスのクラッシュで9番手に浮上すると、さらにひとつ順位を上げ8位でレースを終えた。

参加したヒートレースを4番手でフィニッシュしたフェランディスは、メインイベントで8番目のゲートピックを得た。フランス人ライダーは、まずまずのスタートを決めてトップ10圏内につけると、トップ5に向けてさらにチャージ。前を行くライダーを射程距離に収めて走行するフェランディスだったが、ミスをおかし、テーブルトップジャンプの後に転倒を喫してしまう。12番手で再走を果たすと、終盤に順位を上げて11位でフィニッシュした。

一方、スチュワートは自身が参加したヒートレースで3番手に入り、好調な走り出しを見せた。だが残念ながらメインイベントスタート後、最初のダブルでクラッシュし、リタイアとなった。

Monster Energy Star Yamaha Racingチームはこの後、4月17日土曜日に再びアトランタ・モータースピードウェイに戻り、アトランタ3連戦最後のラウンドに臨む。

250SX

クーパーがアトランタ2で完勝、ポイントリードを拡大

火曜日のアトランタ・モータースピードウェイは、3連戦の初戦が行われた土曜日よりもはるかに気温が上昇し、もともと体力的に厳しいコースは、ライダーにさらなる試練を課した。しかしクーパーはすぐに強さを発揮して、すべてのセッションでトップとなり、今シーズン6度目となる予選最速ライダーとなった。参加したヒートレースでは求めていたスタートができなかったものの、5番手から順位を上げて最終ラップでトップに立ち、そのままレースを制した。メインイベントでは好スタートを決めると、チームメイトのスラッシャーに続きすぐにこれをかわしてトップに立ったが、2周を終えたところで赤旗が提示されてレースは中断。スタートはやり直しとなった。

2度目のスタートは、スラッシャーがホールショットを奪うが、クーパーが再びトップを奪うと、集中した走りで後続に対するリードを広げ、2位に7秒の差をつけてフィニッシュラインを通過。残り3戦となった選手権で、クーパーは2位に9ポイント差で首位につけている。

前回、プロランクのレース初勝利を挙げたばかりのスラッシャーは、予選で6番手、参加したヒートレースでは3番手と、好調な滑り出しを見せた。ルーキーは赤旗中断となったメインイベントで、2度の素晴らしいスタートを見せると、チームメイトに続く2番手につけて序盤の3周を走行する。残り3周となったところで後続ライダーに先行を許したスラッシャーは、表彰台への最後のポジションを巡りバトルを展開するが、結局4位でフィニッシュした。

アトランタ3連戦の初戦で苦戦し、メインイベント進出がかなわなかったフライは、好調な走り出しを見せ、予選で8番手と、デビューシーズンのこれまでで自己最高の結果を得た。続くヒートレースで好スタートを決めたフライだったが、残念ながらレース序盤にクラッシュ。LCQに参加すると、ここでも再び好スタートからレースを制した。その後、わずかなインターバルでメインイベントに参加した20歳のライダーは、通常の250レースより長いこのレースを走るための充分なエネルギーが残っておらず、16位でフィニッシュするにとどまった。

Monster Energy Star Yamaha Racingチームは4月17日土曜日、AMAスーパークロス3連戦の最終ラウンドに向けてアトランタ・モータースピードウェイ戻って来る。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX

Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

アーロン・プレシンジャー選手談(8位)

「もう少しうまくいけば良かったですね。ヒートレースでは後方から追い上げて5番手。メインイベントでは、スタートは問題なかったのですが、その後スチュワート選手が最初のダブルでクラッシュして、彼のバイクによってコース外に押し出されることになってしまいました。そこから追い上げなければならず、8位まで挽回しました。自分のライディングには満足していますが、スタートは不満です。コースはかなり良かったですね。滑りやすすぎず、全体にダートはかなりグリップがありました。ラフでわだちが多くなりましたし、フープスはかなり崩れましたけど、うまくこなすことができました。結果は不満ですので、土曜日は前回のように前に出て、できれば表彰台に立ちたいですね」

ディラン・フェランディス選手談(11位)

「一日を通して良い感じでした。予選ではトップ5を争っていて、その後、最終セッションでかなりひどいクラッシュをして、手をちょっと痛めました。メインイベントはかなり良いレースをしていて、前を走るライダーとバトルをしていました。その後、スロットルをちょっと激しく開け過ぎてウイリーしてしまい、バイクのコントロールを失ってクラッシュしました。最初の数周をハードにプッシュし過ぎて、ちょっとエネルギーを使い果たしてしまいました。その後が大変で、リズムを取り戻すことができず、11位でフィニッシュしました」

マルコム・スチュワート選手談(DNF)

「今夜は、ヒートレースを3位でフィニッシュして良い走り出しでした。メインイベントのスタートはオーケーだったんですけど、最初のダブルで激しくクラッシュしました。あっという間の出来事で、何が起こったのかわからないほどでした。かなり打ちのめされた気分ですし、レースの終わり方にがっかりしていますけど、これから休息をとって、土曜日にまた戻って来ます」

250SX

Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

ジャスティン・クーパー選手談(優勝)

「再びすべてのプラクティスで最速となり、ヒートレースではスタートがかなり悪く5番手まで落ちましたが、挽回して、最終ラップにローレンス選手をパスしました。かなり良いバトルをしました。メインイベントはスタートから数周で赤旗が出て大変でした。暑く、汗をかいていてゴーグルを外して拭わなければならなかったし、そのあとまた15分フルに走らなければならない。今夜は体力的に本当に厳しく、先週土曜日のレースの後、あまり休めていないのでなおさらでした。ここで勝てて、リードを拡げられたのは良かったです。土曜日に向けて疲労を回復して、同じことを繰り返せるようにがんばります」

ネイト・スラッシャー選手談(4位)

「良い週末でした。良い感触だったし、メインではしっかりと走れました。2番手につけてかなり楽に走れていたんですが、赤旗が出て中断。これは結構がっくりきました。その後、また好スタートをしてレースの大半で3番手を走行していました。最後まで3番手争いをしていたのですが、時間切れとなって4位でフィニッシュしました。また表彰台に上がりたかったのですが、それは気になりません。土曜日にゲットします」

ジャレット・フライ選手談(16位)

「アトランタ2は自分にとって前より良いレースとなりました。予選は今までで最高の8番手で通過しました。ヒートレースでは良いスタートをしたのですが、転倒してLCQに回らなければならなくなりました。ここでまた好スタートを決めて、勝つことができました。メインに出場することができたのですが、もうエネルギーが残っていませんでした。今日はかなり暑かったし、体力がなくなっていました。この結果は自分が求めていたものではないですけど、今までより良い一日でしたし、これを元にして土曜日に備えます」

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