本文へ進みます

AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.04 1月30日 インディアナポリス1

RACE DATA

開催日:2021年1月30日(土)
開催地:インディアナ州インディアナポリス
会場:ルーカスオイル・スタジアム

REPORT

450SXはフェランディスが6位、250SXはニコルズが連勝でランキング単独トップ!

インディアナ州インディアナポリスで行われたAMAスーパークロス第4戦インディアナポリス1。450SXでは3人のライダーとも転倒なのどのアクシデントに見舞われながら、ディラン・フェランディスが6位、アーロン・プレシンジャーが9位、マルコム・スチュワートが11位でフィニッシュ。併催の250SX Eastは、コルト・ニコルズが連勝を果たしランキングで単独トップ、クリスチャン・クレイグは終盤まで2番手を走るも、ライバルとのバトル中に接触・転倒があり5位となった。

450SX

フェランディスとプレシンジャーがトップ10フィニッシュ

Monster Energy Star Yamaha Racingのディラン・フェランディスがインディアナポリスで開催されたAMAスーパークロス第4戦で6位に入った。アーロン・プレシンジャーも大混乱のスタートをから9位と、トップ10フィニッシュを果たした。マルコム・スチュワートは1周目のクラッシュで最後尾まで後退したが、そこから追い上げて11位でレースを終えた。

ここまで、最上級クラスでのデビューシーズンで強さを見せ続けているフェランディス。ヒートレースを4番手で終え幸先良いスタートを切ると、メインイベントでも好スタートから好調なペースで、上位陣に続く4番手につける。レースが進むにつれて、フェランディスは3番手のライバルとの差を詰め、今シーズン2度目となるポディウムフィニッシュを狙う。だが残り9周となったとこでミスが発生しコースアウト。これで6番手まで順位を落としてしまったものの、フェランディスはその順位をキープしレースを終えた。

プレシンジャーは好感触を得ていたが、ルーカスオイル・スタジアムでの3連戦初戦では克服すべき課題があった。ヒートレースでは思うようなスタートができなかったものの、6番手まで順位を上げてフィニッシュ。そしてメインイベントのスタートも厳しいものとなった。他のライダーに追突され、さらにチームメイトが巻き込まれた1周目のクラッシュを避けるため大きく順位を落としてしまう。それでもプレシンジャーは集中した走りで6周目までに20番手から10番手とすると、レース中盤にトップ10を巡るバトルを続け、最後は9位でフィニッシュした。

フェランディス同様、ヒートレースを4番手で終えたスチュワート。メインイベントで好スタートを見せたが、その直後、前を走るライダーが転倒し、それに巻き込まれる形で転倒。この影響で最後尾からレースに復帰したスチュワートだったが、果敢にプッシュして順位を上げ11位でレースを終えた。

250SX

ニコルズが独走で連勝、クレイグは5位入賞

Monster Energy Star Yamaha Racingのコルト・ニコルズが圧倒的な強さを見せて連勝し、ランキングで単独トップに立った。チームメイトのクリスチャン・クレイグは2番手走行中の最終ラップで他のライダーと絡んで転倒し、5位でフィニッシュとなった。

Monster Energy Star Yamaha Racingの2人は、同ポイントのランキングトップでルーカスオイル・スタジアムでの3連戦の初戦を迎えた。クレイグはヒートレースで今シーズン3度目となる勝利をあげて幸先良いスタートを切ると、ニコルズも0.458秒差の2番手に続いた。

メインイベントではニコルズがホールショットを奪うと、チームメイトのクレイグがこれに続く展開。ニコルズは、そのまま2番手以下を引き離してリードを広げると、スタートから一度も首位を譲ることなく、2位以下に大差をつけてチェッカーフラッグを受けた。

一方、クレイグは周回遅れのライダーが現れはじめるとチームメイトに離されてしまったが、2番手をキープ。ところが残念ながら、ラストラップにライバルと接触しともに転倒を喫してしまう。それでもすぐに再走を果たしたクレイグは5位でフィニッシュした。これにより、ニコルズはランキング2位のチームメイトと8ポイント差で単独トップに立った。

Monster Energy Star Yamaha Racingはこの後、短いブレークをとり、火曜日にインディアナポリスのルーカスオイル・スタジアムで開催されるAMAスーパークロス選手権第5戦に臨む。

RESULT

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

450SX

Monster Energy Star Yamaha Racing 450 Team

ディラン・フェランディス選手談(6位)

「ヒートレースは良かったですね。トマック選手と争って4位でフィニッシュしました。メインイベントでは好スタートを決めて、トップグループで争いました。前回のヒューストンでのレースがあまり良くなかったので、また前を走ることができて良かったです。すべて出し切りました。4番手につけてシアンシャルーロー選手とポディウムを争っていて、ビッグダブルのわだちでちょっとバランスを崩してコースアウトしてしまいました。これで、タイムをロスして順位も落とし6位でフィニッシュしました。6位は素晴らしい結果ではありませんが、良いペースで上位につけて、表彰台を争えたのは良かったです。ここから学んで、次の火曜日のレースに向けて改善します」

アーロン・プレシンジャー選手談(9位)

「全体としては良い一日でした。フリープラクティスからうまく走りはじめることができ、それから最初の予選に向けバイクに変更を加えようとしたのですが、これは正しい方向に改善できず、フリープラクティスのようにライディングすることができなかったのです。2回目の予選も同じでした。ヒートレースではスタートが悪く、ミスもたくさんしました。ここで一番速く走っているライダーのひとりでしたが、スタートでのミスが響きました。メインイベントでは、うまく飛び出しましたが、追突などにより後退。さらに目の前でスチュワート選手がクラッシュして、僕はコースアウト。レースは9位で終えましたが、スタートのことを考えれば悪い結果ではありませんが、望んだ順位ではありません。次は良いスタートをして、表彰台に上がりたいと思っています」

マルコム・スチュワート選手談(11位)

「正直、大変でした。そこら中でライダーが転倒している感じでした。正直言って、ここは転倒しなければ結果が出るようなコースという印象でしたね。プッシュするのがとても厳しく、レースではライダーがお互いに争うというより、コースと争っているような感じでした。でもこれがインディアナポリスであり、次戦もそれほど甘くないと思っています。今回の11位という結果は望んでいたものとは異なりますが、厳しいコースで最後尾から11位まで追い上げたことは確かだし、これはポジティブにとらえることができます」

250SX

Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team

コルト・ニコルズ選手談(優勝)

「自分好みのレース展開でした。好スタートできて、第1ターンのイン側を制しました。これはこのレースでかなり重要なことでした。自分の走りに集中し、充分なギャップを築いた後は、クレイグ選手がどこにいるのか、それにモジマン選手とジェフ選手の動きを見ながらレースを進めることができました。ペースを上げる必要があるのか、すべきことは何なのかを知るために、皆をチェックしていたのです。苦労したのはバックマーカーの対処だけでしたね。今夜もかなり密集していたので。最初の3ラウンドのようにバトルに加わる必要がなく、全体的に自分の走りができたように感じています」

クリスチャン・クレイグ選手談(5位)

「今回はスタートから順調でしたし、コースの感触も良かったですね。ヒートレースで勝ち、自信を持ってメインへと進みました。チームメイトの後方2番手でスタートし、少しの間、彼を捕らえていましたが、周回遅れのライダーが現れると、離されてしまいました。レースの終わりに向けていくつか決定的なミスがあり、残り2コーナーとなったところで、他のライダーとハンドルが絡んで二人とも転倒。残念ながら5位に終わりました。火曜日のインディ2で反撃します」

ページ
先頭へ