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AMAスーパークロス

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。

Rd.06 2月8日 サンディエゴ

RACE DATA

開催日:2020年2月8日(土)
開催地:カリフォルニア州サンディエゴ
会場:ぺトコ・パーク

REPORT

450SX:バーシアが5位フィニッシュ、プレシンジャーは10位

カリフォルニア州サンディエゴのぺトコ・パークで開催されたAMAスーパークロス第6戦。タフでテクニカルなコースで展開されたレースでMonster Energy/Yamaha Factory Racing Teamのジャスティン・バーシアが力走し、トップ5フィニッシュを果たした。最上級クラスでの前進を続けるチームメイトのアーロン・プレシンジャーは、3位争い展開中のクラッシュから立ち直り、今シーズン3度目となるトップ10フィニッシュを果たした。

バーシアはヒートレースを4位で終え、先週末のオークランド戦でのメインイベントよりはるかに有利なゲートピックを得た。だが残念なことに、バーシアにとって今回もまたスタートが課題となり、前に出ようと争う。すぐに7番手に上がると、着実に順位を上げて4番手まで浮上する。レースがちょうど中間地点に達する頃、バーシアはタイトル争いを展開するライダーのひとりと激しいバトルを展開。両選手は何度もポジションを入れ替えるが、結局バーシアは5位でフィニッシュすることになった。大局的には、トップ5フィニッシュは選手権タイトル争いにおいて重要なポイント獲得に寄与した。残り11戦となった現時点で、バーシアは4番手につけている。

ヒートレースを5位でフィニッシュしたプレシンジャーは、メインイベントで好スタートを決め、トップグループに加わった。2018年の250SX西地区チャンピオンは3番手につけ、レース序盤の6周に渡ってそのポジションをキープする。だが450SXのディフェンディングチャンピオンとのバトルで、プレシンジャーはフープス手前の左コーナーでフロントのバランスを失ってしまう。プレシンジャーはすぐにレースに復帰したが、順位は8番手まで後退してしまう。4周後、さらにひとつポジションを失うが、冷静さを失うことなく周回を重ねる。だが残念ながら最後の最後に他のライダーにパスされ、10位でフィニッシュラインを通過した。

チームは現在、東に向かって移動している。次のAMAスーパークロス第7戦はフロリダ州タンパベイにあるレイモンド・ジェームス・スタジアムで開催される。

250SX:フェランディスがタイトル防衛に向けて完璧なレース

ディラン・フェランディスがサンディエゴのペトコパークで素晴らしいレースを展開。プラクティスで最速タイムを記録し、ヒートレースを制すると、メインイベントでは今シーズン3度目の優勝を果たした。チームメイトのジャスティン・クーパーもポディウムフィニッシュを決め、Monster Energy/Star/Yamaha Racingチームの連続ポディウムフィニッシュ記録を伸ばした。AMAスーパークロス250SX西地区選手権はこの後、ブレークに入る。

フェランディスが再びクオリファイングでトップタイムを記録した。速いラップタイムを連発し、セッション最後の最後に今シーズン6度目となる最速タイムをたたき出した。フェランディスはヒートレースを制してその速さを裏付けると、メインイベントではまずまずのスタートを見せて3番手につける。数周後、前を行くライダーたちとのギャップを詰めると2番手に上がる。レース終了が近づくと、フィニッシュラインへの走路でライバルを抜きにかかるが、そこに固執することはない。再度トライするフェランディスは、残り4周となったところでトップを奪い、2週連続、2020年3度目の優勝を果たした。この優勝で、フェランディスは選手権タイトル争いでの勢いを得ただけでなく、2番手との差を7ポイントに拡大した。

ヒートレースでテクニカルトラブルに見舞われたにもかかわらず、クーパーは3位でフィニッシュして見せた。そしてメインイベントでは好スタートを決めると、再びチームメイトのすぐ後ろ、4番手につけるとその後3番手へと順位を上げる。残念ながら、レースが進むにつれてトップ2選手のペースについて行くことができなくなり、3番手を単独走行することに。さらに上位を期待していたものの、6週間のブレークを前に、今シーズン5度目のポディウムフィニッシュでポイントロスを最小限にとどめた。

RESULT

RIDERS RANKING

COMMENT

450SX

Monster Energy/Yamaha Factory Racing Team
ジャスティン・バーシア選手談(5位)

「プラクティスではちょっと苦戦しましたけど、それを乗り越えました。ヒートレースでは最終的に自分らしく走れたように思いますが、メインイベントでは最高のスタートを決めることができませんでした。最初の数ラップは本当に猛チャージのライディングを重ねました。5位でレースを終えましたけど、15番手から追い上げはすごく充実したライディングでした。良い走りできたと感じましたし、バイクのフィーリングも良くて、ライディングをすごく誇りに思います。今週の目標はライディングに関して努力を続けることと、近々勝利を挙げることです。僕らは前進を続けます。次戦のタンパが楽しみですよ」

アーロン・プレシンジャー選手談(10位)

「サンディエゴは正しい方向への大きな一歩になりました。プラクティスでは多少、苦戦しましたけど、バイクは最終セッションですごく良く機能するようになりました。ヒートレースではかなり良いライディングで5位に入りました。その後、メインイベントではすごいスタートを決めることができました。クーパー・ウエブと争っていて、ちょっとミスをしてフープスの手前で転倒しました。これは高くつきましたけど、立ち直って、彼らと走ることは重要です。今、自分はやれるということがわかっています。タラハシーに戻り、タンパに向けて準備を進めます。ワクワクしていますし、あんな風にトップグループで走りたいですね」

250SX

Monster Energy/Star/Yamaha Racing
ディラン・フェランディス選手談(1位)

「すごくうれしいです。一日を通して良い感触で、最速ラップも記録しました。すごい優勝争いをして、良いレースでした。優勝できたし、レッドプレートと、それからポイントも増やしてブレークに入れるのでうれしいです。昨年はサンディエゴ戦を終えてこのアドバンテージはなかったですから、すごく良い状況です」

ジャスティン・クーパー選手談(3位)

「全体としては良い一日でしたけど、ちょっとペースから外れていました。ヒートレースではうまくやったように感じています。ライディングは良かったのですが、レースの半分くらい走行したところでシフターを曲げてしまいました。ギアチェンジをするので、ちょっと怖かったですよ。それに、ミスして怪我をしたくなかった。ディランについて行けなくなり、2位狙いをせざるを得なくなりました。メインでは彼に続いていたのですが、ペースが少し落ちて、それから離されてしまいました。僕らは近いところにいたので、努力を続けます。メインイベントで前に出て、自分に何ができるのか、すごく確かめたいんです」

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