AMAスーパークロス
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。
Rd.01 1月4日 アナハイム1
RACE DATA
開催日:2020年1月4日(土)
開催地:カリフォルニア州アナハイム
会場:エンジェル・スタジアム
REPORT
450SX:バーシアが2019年に続き開幕戦で優勝!
カリフォルニア州アナハイムにあるエンジェル・スタジアムで開催されたモンスターエナジーAMAスーパークロス選手権の開幕戦、アナハイム1で、Monster Energy Yamaha Factory Racing Teamのジャスティン・バーシアが2年連続となる優勝を果たした。チームメイトのアーロン・プレシンジャーは厳しい戦いを強いられ、12位でアナハイム1を終えた。
メインイベントを前に、バーシアはヒートレースを制すると、その勢いのままメインイベントへ。スタートで飛び出し、すぐにトップを奪うと、レース中盤までそのままレースをリードする。だがチャレンジングなコースコンディションに、バーシアはミスをおかしてしまうが、ダメージを最小限に抑えてコースに戻り、2番手でトップを追った。バーシアはプッシュし続け、トップを走るライダーがミスをおかした際に再びリードを奪うと、そのままトップを快走し最上位クラスで自身4度目となる優勝のチェッカーフラッグを受け、表彰台の真ん中に立った。
一方、チームメイトのプレシンジャーにとって450クラスでの2年目のシーズンは残念ながら予定通りには進まなかった。ヒートレースで1周目に1コーナーでクラッシュし、ラストチャンスクオリファイヤーへの参加を強いられながらもメインイベントに進出。そしてメインイベントでは、最終のグリッドから好スタートを決め、12位まで順位を上げてフィニッシュした。
この後、Monster Energy Yamaha Factory Racing Teamは東へ移動。選手権第2戦が1月11日土曜日にミズーリ州セントルイスのアメリカズ・センターのドームで開催される。
250SX:Monster Energy Star Yamaha Racingがアナハイム1で1-2フィニッシュ
アナハイムで開催されたシーズン開幕戦で、ジャスティン・クーパーがMonster Energy AMA Supercross 250SX初優勝を果たした。チームメイトのディラン・フェランディスも2位に入って表彰台に立ち、Monster Energy Star Yamaha Racingが最高のかたちで開幕戦を終えた。
YZ250Fを駆るライダーたちは走り出しから好調。フェランディスはクオリファイで最速タイムを記録し、クーパーがこれに続いた。両選手はそれぞれ参加したヒートレースを制し、フランス人ライダー、フェランディスがポールポジションについた。
メインイベント、スタートゲートが下りると、ニューヨーカーのクーパーが先行。好スタートを決めて2番手につけトップを争うが、ディフェンディングチャンピオンのフェランディスはスタートで出遅れ、7番手からの追い上げを強いられた。クーパーは安定感のあるスマートなライディングを見せると、トップのライダーがミスをおかした隙にトップに立ち、このクラスで自身初となる優勝を決めた。
一方、フェランディスは混戦の中で順位を上げて行かなければならなかったが、レース中盤までに3番手へ順位を上げると、追い上げの手を緩めずさらに上位を追う。その後、フェランディスは、前を行くライダーのミスをついて2番手に浮上するが、トップを走るチームメイトに追いつくには十分な時間が残っておらず2位フィニッシュとなったが、連覇に向け好スタートを切った。
RESULT
RIDERS RANKING
CONSTRUCTORS RANKING
COMMENT
450SX
Monster Energy Yamaha Factory Racing
ジャスティン・バーシア選手談(優勝)
「正直いって、これ以上はないとてもよい一日でした。クオリファイも問題ありませんでしたし、ヒートレースは最高で、最高のスタートを決めて勝つことができました。そしてメインイベントは、再び最高のスタートを決めて、多くの周回に渡ってレースをリードしましたが、ミスをおかしてパスされてしまったのです。それでも立て直して再びトップを奪い優勝しました。今、トップに立ったことを感じていますよ。信じられません! でもこれからまだ長いシーズンが待っています。レースを楽しんで、そしてポディウムフィニッシュを続けたいですね」
アーロン・プレシンジャー選手談(12位)
「今大会は自分が望んでいた通りにはなりませんでした。プラクティスとクオリファイングで調子が悪く、その後のヒートレースでは転倒して、LCQに参加しなければなりませんでした。メインイベントに参加できる最後の順位でLCQを終え、メインイベントでは最終ゲートから出来得る最高のスタートをしました。結果として、どうにか12位でレースを終えて、貴重なポイントも得ることができました。問題点を解決してセントルイスに向かいます」
250SX
Monster Energy Star Yamaha Racing
ジャスティン・クーパー選手談(優勝)
「言葉では言い表せません。フィニッシュラインを通過した後、夢じゃないかと自分をつねってみなければと思ったほどです。観客と、すべての照明を見上げて、自分が今、やり遂げたこと(アナハイムでの初優勝)を実感しました! まさに現実とは思えません! 家に帰って一晩寝て、明日どんな気持ちになるのか楽しみです」
ディラン・フェランディス選手談(2位)
「全体としてよい一日でしたが、メインのスタートが悪かったですね。かなり強力に追い上げましたが、もう少し僅差でフィニッシュできると思ったので、ちょっとがっかりしています。一年で最初のレースでプレッシャーも大きく、誰もが最初のレースに勝ちたいと望んでいます。でもいいんです。昨年、ここで2位フィニッシュしてチャンピオンになりました。だから問題ありません。気持ちを切り替えて次のレースに臨みます」