AMAスーパークロス
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。
Rd.12 3月24日 インディアナポリス
RACE DATA
開催日:2018年3月24日(土)
開催地:インディアナ州インディアナポリス
会場:ルーカスオイル・スタジアム
REPORT
450SX:インディアナポリスでウェブが7位
AMAスーパークロス・シリーズ第12戦がインディアナ州インディアナポリスのルーカスオイル・スタジアムで開催された。前戦セントルイス大会を肩の負傷で欠場したMonster Energy/Knich /Yamaha Factory Racing Teamのクーパー・ウェブが復帰し、7位に入った。 チームメイトのジャスティン・バーシアは今大会も欠場した。
インディアナポリスでAMAスーパークロスが初めて開催されたのは1992年3月。RCAドームでのことだった。ここで2008年まで開催が続けられ、2009年からは現在のルーカスオイル・スタジアムに舞台を移してレースが行われている。
前戦ではフリープラクティスを走っただけで以後の走行を断念したC・ウェブだが、クオリファイング・プラクティスでは7番手とまずまずのタイムを記録した。そしてメインイベントを前に行われるヒートレース。C・ウェブはヒート2に参加した。まずまずのスタートを見せて序盤5番手につけるウェブ。そして6分プラス1周で争われるレースの中盤に入った5周目、先行するW・パイク(スズキ)を抜いて4位に上がるが、2ラップ後に争っていたM・ムスキャン(KTM)のバイク後部に接触して転倒。10番手まで後退してしまう。再走したウェブはそれでもトップから25秒遅れの8位でフィニッシュ。メインイベントへの出場権を得た。
ヒートレース、ラストチャンス・クオリファイヤーを勝ち抜いた22選手が20分プラス1周で争うメインイベント。ウェブはスタート直後の1コーナーで発生した多重クラッシュに巻き込まれてしまう。再びバイクに跨ったウェブは、オープニングラップを最後尾の22番手で通過する。その後、YZ450Fを駆って果敢な追い上げを展開。前を行く選手に追いつくとこれをかわし、スタートから12分、レース後半の15周目にトップ10圏内に入るとさらに順位を上げたウェブは、7位まで浮上したところでフィニッシュした。 レースはM・ムスキャン(KTM)が制した。
AMAスーパークロス・シリーズ第13戦は4月7日土曜日、ワシントン州シアトルのセンチュリー・リンク・フィールドで開催される。
250SX: YZ250Fユーザーのレンズランドが3位!
東西両地区の上位20選手が一同に会するイースト・ウエスト・ショーダウン。Yamalube Star Racing Yamahaのライダーではアーロン・プレシンジャー(西地区1位)、ミッチェル・オルデンバーグ(西地区12位)、ディラン・フェランディス(東地区14位)、そしてコルト・ニコルズ(東地区9位)の4選手に参加資格があるが、西地区からA・プレシンジャーが、また東地区からは負傷欠場の2選手に代わって第5戦から参戦を開始したT・ラメッテが参加する。
ヒートレースは地区別に行われる。ウエストヒートに参加したA・プレシンジャーは3位に入り、難なくメインイベントであるイースト・ウエスト・ショーダウンへの進出を決める。一方、イーストヒートに参加したT・ラメッテは6位に、またYZ250Fユーザーの中で有力なルーク・レンズランドが9位に入り、こちらもメインイベント進出を果たした。
それぞれのヒートレースを勝ち上がった東西両地区のトップライダー22選手が15分プラス1周で争うイースト・ウエスト・ショーダウン。スタート直後の1コーナーで、先行する選手がコースを仕切るブロックに接触するというアクシデントが発生し、東地区ポイントランキング1位のA・プレシンジャーがこの影響を受けて大きく遅れてしまい、オープニングラップを17番手で終える。T・ラメッテも11番手と遅れる。その一方で、YZ250FユーザーのL・レンズランドが好スタートを見せて3位につける。
レンズランドは3周目にA・ロドリゲス(KTM)をパスして2位に上がる。トップはJ・マーティン(ホンダ)。後方からはA・シアンシャルーロー(カワサキ)が上がって来る。レース終盤はマーティンが首位を守り、レンズランドとシアンシャルーローが激しい2位争いを展開するが、最終ラップにシアンシャルーローがレンズランドをパス。マーティン、シアンシャルーロー、レンズランドの順にフィニッシュ。レンズランドは自己ベストで初の表彰台に立った。
一方、プレシンジャーは2周目に12位に上がると5周目までにトップ10圏内に。さらに追い上げの手を緩めないプレシンジャーは9周目に6位まで進出。そしてスタートから12分、15周目には東地区で今季2勝し、ランキング2位につけるA・フォークナー(カワサキ)を抜いて5位に上がるとそのままフィニッシュした。 T・ラメッテはトップから1周遅れの19位で完走するにとどまった。