AMAスーパークロス
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。
Rd.11 3月17日 セントルイス
RACE DATA
開催日:2018年3月17日(土)
開催地:ミズーリ州セントルイス
会場:ドーム・オブ・アメリカズ・センター
REPORT
450SX:ウェブは不参加、チゾムが15位に
AMAスーパークロス・シリーズ第11戦の舞台はミズーリ州セントルイスのドーム・オブ・アメリカズ・センター。このところメキメキと頭角を現していたMonster Energy/Knich/Yamaha Factory Racing Teamのクーパー・ウェブが肩の負傷からレース参加を断念する事態となった。第7戦アーリントン大会で右手を骨折したチームメイトのジャスティン・バーシアは今大会も欠場。ヤマハYZ450Fユーザーでは51FIFTY Energy Drink Yamahaから参加したキール・チゾムの15位が最上位となった。
AMAスーパークロス・セントルイス大会は1996年4月の初開催。以来、同じドーム会場で毎年開かれており、今回の舞台も1995年にオープンした多目的スタジアム、ドーム・オブ・アメリカズ・センター内に特設されるコースだ。
Monster Energy/Knich/Yamaha Factory Racing Teamのクーパー・ウェブは、今週火曜日に練習走行中、肩を負傷。レース参加に向けてリハビリに努めていたが肩の状態は充分ではなく、レース当日12時30分開始のフリープラクティスセッションでクラッシュ。レース参加を断念した。 このところすっかりメインコンテンダーのひとりに成長していたウェブだけに残念なレース不参加となった。
メインイベントを前に行われる6分プラス1周のヒートレース。ヤマハYZ450Fユーザーでは、ヒート1に参加したキール・チゾムが最上位の8位に入った。
そして20分プラス1周で争われるメインイベント。チゾムはスタート直後の1コーナーを14位で通過するとオープニングラップを15位で終える。その後、チゾムはK・カニンガム(スズキ)、C・リード(ハスクバーナ)、そしてC・スーベイラ(スズキ)らと争いながら15~16位を走行。思うようにペースを上げられないまま15位でチェッカーフラッグを受けた。 レースはA・トマック(カワサキ)が優勝した。
次のAMAスーパークロス・シリーズ第12戦は3月24日土曜日、インディアナ州インディアナポリスのルーカスオイル・スタジアムで開催される。
250SX East:負傷の2選手に代わってラメッテが参加
Yamalube Star Racing YamahaからAMAスーパークロス250SXクラス東地区シリーズに参戦しているディラン・フェランディスとコルト・ニコルズは、前戦に続き今レースも欠場。代わってチームからは2015年にAMAスーパークロス450SXクラスに参加経験のある26歳のフランス人ライダー、トーマス・ラメッテが参加することとなった。
メインイベント出場をかけて争われるヒートレース。ヤマハYZ250Fユーザーではヒート1に参加したCycleTrader Rock River YAMAHAのブランドン・ハートランフトが4位、Traders Racing-Tic Tabs/Ohlins/Atv's & More/Shot Racewearのルーク・レンズランド6位に入って難なくメインイベント進出を決めた。今大会から参加のトーマス・ラメッテはヒート2に参加して4位に入り、こちらも文句なくメインイベントへの進出を決めた。
15分プラス1周で争われるメインイベント。期待のラメッテは好スタートを見せて1コーナーを7番手で通過するとオープニングラップ終了までにひとつ順位を上げて、レース前半6位をキープする。しかしスタートから4分、4周目にJ・スミス(KTM)の先行を許して7番手に後退。さらに中盤以降徐々に順位を落とし、結局10位でフィニッシュした。
一方、B・ハートランフトはJ・スミス、M・モジマン(ハスクバーナ)、J・ウイリアムソン(ホンダ)らと争いながら序盤から8~9位を走行。その後、D・ダバロス(カワサキ)、A・フォークナー(カワサキ)の後退で順位を上げ、ヤマハ勢最上位の6位でフィニッシュした。 また、L・レンズランドはスタートで大きく遅れて1コーナーを21位で通過するが、その後果敢な追い上げを見せてレース中盤までにトップ10内に進出。ハートランフトに続く7位に入った。