ヤマハ発動機株式会社

スーパーバイク世界選手権 WSB

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSBに関する情報をお届けします。

Rd.13 10/16 ポルトガル

#33 M・メランドリ(左)と#58 E・ラバティー(YZF-R1)が第2レースでワン・ツー・フィニッシュ


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RACE DATA

■大会名称:スーパーバイク世界選手権第13戦ポルトガル大会(最終戦)
■開催日:2011年10月16日(日)
■開催地:ポルトガル/ポルティマオ(1周4.692km)
■レース距離:22周×2
■天候:晴れ
■PP:J・リー(Honda/1分41秒712)
■FL:S・ギュントーリ(Ducati/1分43秒453)

REPORT

第2レースでメランドリとラバティーがワン・ツー・フィニッシュ

ヤマハ・ワールドスーパーバイク・チームのM・メランドリとE・ラバティーが1-2フィニッシュを達成。ふたりはWSBのルーキー・シーズンを最高の形で締めくくった。

最終ランキングではメランドリが2位、ラバティーが4位を獲得。ラバティーは2010年度チャンピオンで今年はランキング3位となったM・ビアッジとポイント争いする活躍だった。またチーム・ランキングでは第2レースのふたりの活躍により、ヤマハ・ワールドスーパーバイク・チームがトップを獲得することになった。

フロントロウから絶好のスタートを切ったラバティーが、トッに立ってレースをリード。メランドリも3ラップ目までに、ラバティーの後ろの2位につけた。後続のリーとチェカを引き離し、メランドリはラバティーに近づいていき、残り4ラップになったところでついにトップに浮上。そのまま守り切って優勝を飾った。ラバティーも遅れずについていき、チームメイトに続く2位でチェッカーを受けた。

第1レースはふたりとも苦しい戦いとなっていた。スタートは順調だったが、そのあとラバティーはリアまわりに不具合が発生。巧みなライディングで転倒は免れたものの、一旦ピットにもどってステアリング・ダンパーの修理を余儀なくされた。ラバティーは2ラップ遅れでレースに復帰し、ハイペースで4台を抜いていったが、最終的に19位にとどまりポイント獲得はならなかった。一方のメランドリもリアタイヤに問題を抱えながら懸命にプッシュし、6位でゴールした。

ヤマハ・ワールド・スーパーバイク・チームは今シーズン、合計19の表彰台を獲得。そのうち6回は優勝を果たしている。マニュファクチャラー・ランキングでは合計450ポイントでランキング2位。そしてチーム・ランキングではトップを獲得した。ヤマハ・モーター・ヨーロッパは、既に今シーズン限りでヤマハ・ワールドスーパーバイク・チームのスーパーバイク世界選手権からの撤退を決定していた。そのため今日のレースがヤマハWSBチームにとって最後のレースとなった。

RESULT Race.1

順位ライダー国籍マシンタイム
1C・チェカESPDucati38'13.293
2S・ギュントーリFRADucati0'02.860
3J・リーGBRHonda0'08.481
4M・ビアッジITAAprilia0'11.963
5J・ラスコルESPKawasaki0'13.330
6 M・メランドリITAYamaha0'18.960
7 M・ベルガーFRADucati0'20.489
8 T・サイクスGBRKawasaki0'25.320
9 L・ハスラムGBRBMW0'26.695
10 J・スメルツCZE Ducati 0'26.801
11 M・ファビリツィオITASuzuki0'27.115
12 L・キャミアAprilia GBR 0'28.563
13 A・バドビニITA BMW 0'31.765
14 T・コルサーAUSBMW 0'31.822
15 芳賀紀行JPNAprilia0'31.866
19 E・ラバティーGBRYamaha 2'00.000

RESULT Race.2

順位ライダー国籍マシンタイム
1 M・メランドリITA Yamaha 38'11.326
2 E・ラバティーGBRYamaha 0'01.075
3 J・リーGBRHonda0'01.363
4 C・チェカESPDucati0'02.648
5 S・ギュントーリFRA Ducati0'03.555
6L・キャミアAprilia GBR 0'04.709
7 M・ビアッジITA Aprilia0'06.514
8 J・ラスコルESPKawasaki 0'14.441
9 A・バドビニITA BMW0'19.128
10 M・ベルガーFRADucati0'25.527
11 芳賀紀行JPN Aprilia 0'26.400
12 D・ジグリアーノITADucati0'26.646
13 J・スメルツCZE Ducati 0'26.968
14 M・ファビリツィオITASuzuki 0'30.209
15 L・ハスラムGBRBMW0'30.951

RIDERS RANKING

順位ライダーマシンポイント
1 C・チェカ Ducati 505
2M・メランドリYamaha 395
3M・ビアッジAprilia 303
4E・ラバティーYamaha303
5L・ハスラムBMW 224
6S・ギュントーリ Ducati 210

CONSTRUCTORS RANKING

順位コンストラクターポイント
1 Ducati 529
2 Yamaha 450
3 Aprilia 422
4 BMW 275
5 Kawasaki 228
6 Honda 194
7 Suzuki 169

COMMENT

M・メランドリ選手談(6位/1位)

「優勝で最終戦を飾ることができて、とても晴れ晴れした気分。マシンはとても良く走ってくれて、今シーズン中に何としてももう一勝したいと思っていたから今は満足しているよ。本当ならダブル・ウインを狙いたかったところだけれど、第1レースは思い通りにいかなかった。スタートは良くて、そのあと2、3ラップは様子を見てからペースを上げていったんだけれど、レース中盤ごろからグリップが低下してしまい、プッシュし続けることができなくなったんだ。チームはこの1年ずっと、僕らのためにハードな仕事を続けてくれた。YMEが撤退を決めたあとも、僕らを支え、この素晴らしいシーズンを与えてくれた彼らに、そしてヤマハに心から感謝している」

E・ラバティー選手談(19位/2位)

「最終戦の最終レースでヤマハの1ー2フィニッシュを達成することができたことは本当にうれしいよ。振りかえってみれば、とても素晴らしい1年だった。ヤマハとチームのみんなに感謝している。あと1ポイントあったらランキング3位を獲得することができたんだけれど、残念ながら第1レースでポイントを失い過ぎてしまった。3ラップ目ですでに不具合が出ていて、VIPタワー・コーナーに差し掛かったところでリアが激しく動いてマシンから振り落とされそうになった。でも運良く転倒しないで済んだんだ。この時の衝撃でステアリング・ダンパーが壊れてしまったので、修理するためにピットに戻るしかなかった。それまで好調に走っていただけに、とても残念。表彰台に上れたはずだったのにね」

A・ドソーリ、ヤマハ・ワールドスーパーバイク・チーム・チームマネジャー談

「ファンタスティック! 最高の形でシーズンを締めくくることができた。マルコとユージンは本当に見事だった。第2レースでふたりは、互いをリスペクトしながらその才能と決意の強さを見せてくれた。ユージンが第1レースで貴重なポイントを失ったことは非常に残念だったし、マルコもリアタイヤに問題があって表彰台に上ることができなかった。私は今、ふたりのライダーに心から感謝している。そして情熱と高いモチベーションを持って13戦にわたるふたりの活躍を支えてくれたチームとすべてのパートナーたちにお礼を言いたい。

ふたりがWSBルーキーであり、またシーズンを通して2気筒マシンの優位性を発揮したチェカにここまで迫ることができたことを考えれば、マニュファクチャラー・ランキング2位は本当に素晴らしい成績。YZF-R1が4気筒マシンのトップに立ったことを誇りに思っている。皆に感謝する」

L・K・コールカンプ談(ヤマハモーターヨーロッパ・レーシングマネージャー)

「世界選手権から撤退するヤマハ・ワールドスーパーバイク・チームが、最後のレースを1ー2フィニッシュで終えることができたことは、本当に素晴らしい。今日のこの成績だけでなく、1年間の彼らの活躍を心から誇りに思う。マルコとユージンはルーキーでありながら、それぞれランキング2位と4位を獲得した。その過程で合計6回は優勝し、YZF-R1がスーパーバイクカテゴリーで最高の4気筒であることを証明してくれた。同時に非常に辛く寂しい気持ちもある。既に発表しているように、ヤマハ・ワールドスーパーバイク・チームが選手権から撤退することは非常に残念だ。YMEに代わり、マルコとユージン、日本のエンジニアたち、そしてヤマハ・ワールドスーパーバイク・チームのスタッフ全員に最大級の感謝の気持ちを伝えたい。

彼らは今シーズンも素晴らしい仕事をして、そしてWSBのチーム・ランキングでナンバー1のチームになった。これは彼らはプロフェッショナリズムと献身的な取り組みの結果だ。そしてまた、私はここで、すべてのチームパートナーたちにもお礼を言いたい。多くのスタッフとパートナーたちが、長年にわたり熱い情熱を持って我々を支えてくれた。そしてベン・スピースのチャンピオン獲得、マニュファクチャラー・チャンピオン獲得、数えきれないほどの優勝と表彰台、そして2011シーズンの成功を我々にもたらしてくれたのだ。ライダーもスタッフも、ヤマハの誰もが誇りを持って仕事を全うした。グリッドについてもまだ、問題解決のために懸命に頑張ってきた。しかし残念ながら、これで終わりなのだ。チームはまもなく解散する。マルコ、ユージン、そしてチームスタッフの全員が、次のステップに向けてまた前進することを祈っている」


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