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レース情報

スーパーバイク世界選手権 WSB

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSBに関する情報をお届けします。

Rd.12 10月2日 フランス

RACE DATA

■大会名称:スーパーバイク世界選手権第12戦フランス大会
■開催日:2011年10月2日(日)
■開催地:フランス/マニクール(1周4.411km)
■天候:晴れ
■PP:J・リー(Honda/1分37秒490)
■FL:C・チェカ(Ducati /1分38秒643)

REPORT

メランドリ両レースで表彰台、ランキング2位決定

ヤマハ・ワールドスーパーバイク・チームのM・メランドリとE・ラバティーが、フランスはマニクール・サーキットで大活躍。第1レースはメランドリとラバティーがそれぞれ2位と5位、第2レースは2位と3位を獲得して揃って表彰台に上った。

予選8位、グリッド2列目からスタートしたメランドリ。第1レースはフロント周りのセッティングに悩みながらも、少しずつ順位を上げて2位でゴール。優勝したC・チェカ(ドゥカティ)は、これでチャンピオン獲得が確実となった。一方のラバティーも同様に好調で、レース前半はトップを走行。後半になってチェカに抜かれたあとは懸命に2位キープを目指したが、リアタイヤの消耗が激しく、徐々に順位を下げて5位でチェッカーを受けた。

第2レースではメランドリがラバティーの後ろにつけて3位を走行。レース終盤に向けて徐々に差を詰め、最終ラップでついにチームメイトをパスして2位を獲得した。ラバティーは僅差で3位となった。

シーズンは残り1戦となり、メランドリとラバティーはそれぞれランキング2位と3位につけている。チェカのタイトル獲得がすでに決定し、メランドリとラバティーの間には77ポイント差がついていることから、計算上でメランドリのランキング2位が確定。ラバティーは今回の活躍でランキング3位に浮上したが、4位のM・ビアッジとの差はわずか2ポイント。最終戦ではビアッジが怪我から復帰するため、ランキング3位獲得をめぐってふたりの激しい戦いが予想される。またマニュファクチャラー・ランキングではヤマハが、3位に16ポイント差をつけて2位につけている。チーム・ランキングでは前回のイモラでトップを確実にしている。

RESULT Race.1

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 C・チェカ ESP Ducati 38'16.465
2 M・メランドリ ITA Yamaha 0'02.201
3 L・ハスラム GBR BMW 0'03.218
4 L・キャミア GBR Aprilia 0'03.796
5 E・ラバティー GBR Yamaha 0'05.602
6 S・ギュントーリ FRA Ducati 0'09.634
7 芳賀紀行 JPN Aprilia 0'09.814
8 J・ラスコル ESP Kawasaki 0'11.387
9 T・コルサー AUS BMW 0'17.143
10 T・サイクス GBR Kawasaki 0'24.523
11 J・フォレス ESP BMW 0'34.532
12 M・ファブリティオ ITA Suzuki 1'19.742
13 R・ロルフォ ITA Kawasaki 1'50.000

RESULT Race.2

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 C・チェカ ESP Ducati 38'17.851
2 M・メランドリ ITA Yamaha 0'01.267
3 E・ラバティー GBR Yamaha 0'02.043
4 L・ハスラム GBR BMW 0'06.506
5 S・ギュントーリ FRA Ducati 0'07.843
6 L・キャミア GBR Aprilia 0'08.360
7 J・ラスコル ESP Kawasaki 0'15.285
8 A・バドビニ ITA BMW 0'15.549
9 T・コルサー AUS BMW 0'16.278
10 芳賀紀行 JPN Aprilia 0'22.996
11 J・フォレス ESP BMW 0'43.132
12 M・ベルガー FRA Ducati 0'47.846

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 C・チェカ Ducati 467
2 M・メランドリ Yamaha 360
3 E・ラバティー Yamaha 283
4 M・ビアッジ Aprilia 281
5 L・ハスラム BMW 216
6 L・キャミア Aprilia 194

CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1 Ducati 491
2 Yamaha 415
3 Aprilia 399
4 BMW 261
5 Kawasaki 209
6 Suzuki 162
7 Honda 162

COMMENT

M・メランドリ選手談(2位/2位)

「今日は2回とも表彰台に上ることができて、とてもうれしい。第1レースではフロントがうまく動いてくれなくて、かなり大変だったので、第2レースの前にフォークを調整。最初は期待したような効果が出ず、あまりフィーリングが良くなかったんだけれど、レース中盤頃からだんだん快適になってきてハードにプッシュできるようになった。最終ラップのヘアピンでユージンが見えたとき、これが最後のチャンスだと確信したよ。今日はとにかく前のライダーに追いつき、追い越すことを目標にしていたので、両レースでベストを尽くし、2位を獲得することができて満足しているよ」

E・ラバティー選手談(5位/3位)

「2回とも、とてもタフなレースだったよ。第1レースも表彰台を目指して懸命に頑張っていたんだけれど、終盤からはリアが言うことを聞かなくなってしまって、転倒するか5位でゴールするか、どちらかしかなくなってしまったんだ。だから僕は後者を選んだ。第2レースではマシンのフィーリングが素晴らしくて、カルロスについていって最後まで優勝争いを続けたいと思っていた。でも彼は本当に強くて、なかなか届かない。そのうちにマルコがペースを上げてきて、ついには抜かれてしまった。もちろん悔しいけれど、また表彰台に上ることができてうれしかったし、2台のヤマハが並んだことも素晴らしいことだと思う。チャンピオンシップでもランキング3位に上がって気分がいいけれど、次回はマックスが帰ってくると思うので、彼との3位争いに全力を尽くすよ」

A・ドソーリ、ヤマハ・ワールドスーパーバイク・チーム・チームマネジャー談

「ふたりともよく頑張ってくれた。マルコは初めて走るこのコースで、グリッド8位から両レースで表彰台を獲得。ここでまた彼の本当の強さを見せられ、その成長を誇りに思っている。ユージンのほうも両レースとも見事な走り。第1レースはリアタイヤの消耗が原因で表彰台に上れなかったが、あの状況のなかで最善を尽くしてくれたと思う。そして第2レースでは前半でトップをキープ。順位を下げたあともチャンピオンとバトルを続け、最終的には3位でゴールした。これによってランキング3位に上がることもできたのだ。現時点で我がチームはランキング2位と3位につけている。しかもトップ3で4気筒マシンは我々だけなのだ」

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