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レース情報

スーパーバイク世界選手権 WSB

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSBに関する情報をお届けします。

Rd.01 2月27日 オーストラリア

RACE DATA

■大会名称:スーパーバイク世界選手権第1戦オーストラリア大会
■開催日:2011年2月27日(日)
■開催地:オーストラリア/フィリップアイランド(1周4.445km)
■天候:晴れ
■PP:C・チェカ(ドゥカティ/1分30秒882)
■FL:M・ビアッジ(アプリリア/1分32秒012)

REPORT

メランドリが開幕戦で表彰台獲得

ヤマハ・ワールドスーパーバイク・チームのM・メランドリが第2レースで3位に入り、2009年以来の表彰台獲得となった。今年からワールドスーパーバイクを戦うこととなったメランドリは、グリッド2列目からのスタート。ディフェンディング・チャンピオンのM・ビアッジを徐々に追い詰め、レース終盤には2位に浮上した。その後、ビアッジと何度も順位を入れ替える攻防戦を繰り広げ、最終的には3位でゴールラインを通過。優勝したC・チェカとは1.5秒以内の差。

第1レースでは、メランドリとチームメイトのE・ラバティーがともに好スタート。ラバティーは初めてのワールドスーパーバイク出場ながら最初の2ラップでレースをリードして注目を集めた。その後は少しずつ順位を下げたものの、見事4位を獲得。メランドリが5位で続いた。ふたりは第1レースでリアのグリップ不足に苦しんだが、第2レース開始までにチームがこれを解決。またラバティーは腕上がりの症状にも悩まされていたが、治療を受けて第2レースには万全の状態で臨んだ。

そのラバティーは第2レース、8ラップ目まで6位を走行していたが、ニュートラルに入れてしまうミスで大きくはらんで後退。そして11ラップ目にも同じ状況を繰り返して20位まで順位を下げてしまった。それでもあきらめずに挽回を図り、最終的には15位まで上げてレースを終了した。

第1戦を終えてメランドリは合計27ポイントを獲得してランキング3位。一方のラバティーは合計14ポイントで9位につけている。

RESULT Race.1

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 C・チェカ ESP Ducati 34'16.503
2 M・ビアッジ ITA Aprilia 0'04.365
3 L・ハスラム GBR BMW 0'10.719
4 E・ラバティー GBR Yamaha 0'11.266
5 M・メランドリ ITA Yamaha 0'11.293
6 M・ファブリツィオ ITA Suzuki 0'12.039
7 J・スメルツ CZE Ducati 0'20.294
8 T・サイクス GBR Kawasaki 0'20.742
9 芳賀紀行 JPN Aprilia 0'22.421
10 T・コルサー AUS BMW 0'25.822
11 R・ロルフ ITA Kawasaki 0'29.270
12 J・リー GBR Honda 0'31.059
13 L・キャミア GBR Aprilia 0'31.721
14 A・バドビニ ITA BMW 0'36.389
15 B・スターリング AUS Kawasaki 0'36.470

RESULT Race.2

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 C・チェカ ESP Ducati 34'15.041
2 M・ビアッジ ITA Aprilia 0'01.188
3 M・メランドリ ITA Yamaha 0'01.406
4 J・リー GBR Honda 0'10.563
5 L・ハスラム GBR BMW 0'10.885
6 L・キャミア GBR Aprilia 0'16.914
7 芳賀紀行 JPN Aprilia 0'17.558
8 M・ファブリツィオ ITA Suzuki 0'17.679
9 T・サイクス GBR Kawasaki 0'18.070
10 R・チャウス ESP Honda 0'19.053
11 J・スメルツ CZE Ducati 0'19.060
12 R・ロルフ ITA Kawasaki 0'23.771
13 J・ウオーターズ AUS Suzuki 0'23.956
14 J・トーズランド GBR BMW 0'28.713
15 E・ラバティー GBR Yamaha 0'32.673

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 C・チェカ Ducati 50
2 M・ビアッジ Aprilia 40
3 M・メランドリ Yamaha 27
4 L・ハスラム BMW 27
5 M・ファブリツィオ Suzuki 18
6 J・リー Honda 17
9 E・ラバティー Yamaha 14

CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1 Ducati 50
2 Aprilia 40
3 Yamaha 29
4 BMW 27
5 Suzuki 18
6 Honda 17
7 Kawasaki 15

COMMENT

M・メランドリ選手談(5位/3位)

「第1レースはあまりうまくいかなかったけれど、今日の最終結果には満足しているよ。ウイークの初めからずっとリアのグリップに悩んでいて、これが第1レースでも出てしまった。でも第2レースが始まるまでにセッティングを変更して、ポテンシャルをさらに引き出せるようになったんだ。マシンの調子が格段に良くなって気持ちよく乗れるようになった。何より、また表彰台に戻ってくることができてうれしいよ!ビアッジから2位を奪いたかったけれど、レースの終盤になると気持ちに身体がついてきてくれなくなってしまった。そのような状態で無理をするのは危険なので、3位ゲットに切り替えた。今は満足している」

E・ラバティー選手談(4位/15位)

「第1レースでは腕上がりの症状が出てしまって、ただ乗っているだけという状態でどうすることもできなかった。3位獲得の可能性もあったと思うけれど、リスクはおかしたくなかったんだ。すごく硬くなってしまっていたんだけれど、サーキット内の診療所で治してもらうことができたから良かったよ。マルコは第2レースでペースを上げた。彼を捕えるのは難しかったけれど、4位の可能性はまだ残っていたんだ。それなのに2回もニュートラルに入れてしまうミスをして、結果的にはやっと1ポイントを手にしただけだった。でも次のドニントンに向けてとてもポジティブな気持ちになれているのでいいことだと思う。僕らのマシンは確かに十分なポテンシャルを持っている。今日のレースでわかったことは、ライバルたちもプラクティス中ほど速くはなかったということ」

ヤマハ・ワールド・スーパーバイク・チーム A. ドソリ監督談

「今日の仕事のすべてが良い方向へ進んだことを確認することができた。第1レースはうまくいかないところもあって、ふたりともリアグリップの不足を訴えていた。確かに終盤のセクションはペースが上がっていなかった。第2レースの前に2、3の調整を行うと、マルコはマックスについて行けるようになり、最終的にはカルロス・チェカとの差も第1レースほど大きく開かなかった。つまり非常にいいペースをキープすることができたということだ。

ユージンのほうは第1レースでかなり頑張って、第2レースも同じように懸命にトライした。プレッシャーはあったはずだが、厳しい戦いのなかで素晴らしい走りを見せてくれた。第2レースも同じようにいい走りだったが、不運にもニュートラルに入れるミスが出てしまい、これで10秒ずつタイムを失ってしまった。ミスさえなければ彼も表彰台に上っていただろう。この開幕戦で、チームもふたりのライダーも高いポテンシャルを見せてくれた。ふたりにとっては1日に2レースを戦うのは初めてだということを考えると、本当に素晴らしいと思う。チームのみんなに感謝。ドニントンではさらに力をつけて挑みたい」

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