スーパーバイク世界選手権
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどSBKクラスに関する情報をお届けします。
Rd.07 6月12-14日 エミリア・ロマーニャ
RACE DATA
■大会名称:スーパーバイク世界選手権 第7戦エミリア・ロマーニャ
■開催地:ミサノ/イタリア(4.226 km)
WorldSBK レース1
■開催日:2026年6月13日(土)
■周回数:21周 (88,746 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:30度
■路面温度:52度
■PP:N・ブレガ(Ducati/1分31秒343)
■FL:N・ブレガ(Ducati/1分32秒552)
WorldSBK スーパーポールレース
■開催日:2026年6月14日(日)
■周回数:10周 (42,260 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:26度
■路面温度:45度
■PP:N・ブレガ(Ducati/1分31秒343)
■FL:N・ブレガ(Ducati/1分31秒945)
WorldSBK レース2
■開催日:2026年6月14日(日)
■周回数:21周 (88,746 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:33度
■路面温度:52度
■PP:N・ブレガ(Ducati/1分31秒343)
■FL:N・ブレガ(Ducati/1分32秒735)
REPORT
WorldSBK 6月13日(土)
ロカテッリ選手がホームレースで7位獲得、ビエルゲ選手は12位
Pata Maxus Yamaha WorldSBK Official TeamのA・ロカテッリ選手が母国レースで7位を獲得し、好調ぶりをアピールした。チームメイトのX・ビエルゲ選手も12位でポイントを手中にしている。
ロカテッリ選手は先立って行われたスーパーポールで8番手。レース1はグリッド3列目から好スタートを切り、序盤の数ラップはライバルたちとたびたび順位を入れ替えた。6ラップ目に7番手に上がると、その後は安定したペースで着実に周回を重ね、最後までポジションを守り切ってチェッカーを受けた。
ビエルゲ選手はスーパーポールでミスがあり、グリッド14番手と厳しい状況。レース1では序盤から懸命にポジションアップを目指し、一時11位まで浮上したあと12位でゴールした。
マンジ選手がトップ10、ガートナー選手は転倒リタイア
GYTR GRT Yamaha WorldSBK TeamのS・マンジ選手が10位獲得。チームメイトのR・ガードナー選手は11位走行中、残り3ラップで転倒リタイアとなった。
フリープラクティス第3セッションを順調に終えたマンジ選手は自信を持ってスーパーポールに臨んだ。しかしラップタイムが接近するなかで15番手にとどまり、グリッドは5列目。1分32秒803は3列目にコンマ数秒差と迫る好記録だった。
レース1では絶好のスタートを決めてオープニングラップで数台をパス。その後は熾烈なバトルを展開しながら着実にポジションを上げていき、多くの時間帯で9位をキープした。終盤に入りグリップ低下に苦しめられたが、安定した走りを最後まで維持して10位でゴール。WorldSBKで初の母国レースで貴重なポイントを獲得した。
ガードナー選手はスーパーポールで1分32秒790を記録して13番手。レース1はオープニングラップを12位で終え、好調ペースを維持して6ラップ目には10位に浮上した。後半で11位に後退したあと残り3ラップで転倒しリタイアとなった。
WorldSBK 6月14日(日)
ロカテッリ選手が再び7位、ビエルゲ選手は11位
Pata Maxus Yamaha WorldSBK Official TeamのA・ロカテッリ選手は、ウイーク最終日の2つのレースでそれぞれ8位、7位と活躍した。
ロカテッリ選手はスーパーポール・レース、レース2ともに絶好のスタート。序盤でトップ5の好位置につけて表彰台争いを目指し、そのあとペースを安定させてポジションを確保する展開となった。この序盤の果敢な攻めが功を奏し、10ラップで競われたスーパーポール・レースで8位、全21ラップのレース2で7位を獲得した。土曜日の予選で8番手につけ、グリッド好位置を確保できたことも、その後の好調を支えた。
ビエルゲ選手は本来のポテンシャルとパフォーマンスを発揮しきれず、スーパーポール・レースは転倒リタイア、レース2を11位で終えた。
チームは来週、ミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリで開催される「Yamaha Racing Experience」のイベントに参加予定。そのあとロカテッリ選手は日本へ向かい、YAMAHA FACTORY RACING TEAMの一員として、MotoGPライダーのJ・ミラー選手、日本人レジェンドの中須賀克行選手とともに鈴鹿8時間耐久レースに出場することになっている。
レース2でガードナー選手が8位獲得、マンジ選手は16位
GYTR GRT Yamaha WorldSBK TeamのR・ガードナー選手がレース2で8位と健闘。S・マンジ選手は序盤で後退したあと16位まで挽回した。
ガードナー選手はスーパーポール・レースのオープニングラップで出遅れて大きく後退したが、懸命の挽回で13位。レース2は13番グリッドから好スタートを切り、序盤から好位置を確保した。その後も安定した走りで着実にポジションを上げていき、最終的に8位でゴールした。
マンジ選手はスーパーポール・レースで10位と健闘。しかしトップ9を逃し、グリッド・ポジションを上げることはできなかった。レース2は5列目からスタート後、集団のなかで接触がありコースアウト。再スタートして懸命にプッシュを続け、少しずつ挽回していたものの16位にとどまった。
WSBK RESULT Race.1
WSBK RESULT Superpole Race
WSBK RESULT Race.2
RIDERS RANKING WSBK
CONSTRUCTORS RANKING WSBK
COMMENT
WorldSBK 6月13日(土)
Pata Maxus Yamaha WorldSBK Official Team
A・ロカテッリ選手(7位)
「午前中のフリープラクティス第3セッションからハードにプッシュしていきました。そして好感触が得られたのです! マシンのフィーリングが向上すればレース1で良い結果につなげられるという確信があったので、懸命に作業に取り組みました。スーパーポールが重要だったと思います。良い仕事ができて良いポジションを獲得でき、8番グリッドからスタートできたことが大きな助けになりました。レースは順調にスタートし、序盤から攻めていきました。トップグループについて行くのは大変でしたが、全力で頑張りました。そして今はとても満足しています。でも、さらにパフォーマンスを上げてもう一歩前進するためにはハードワークの継続が必要です。ここミサノでは大勢のファンがサポートしてくれるので、モチベーションがいつも以上に高まります。サーキットに足を運び、私を信じてくれる皆さんに感謝しています。明日も頑張ります! ハードにプッシュし、最高の結果を獲得できるようベストを尽くします」
X・ビエルゲ選手(12位)
「残念ながら、スーパーポールで十分な結果を出すことができませんでした。リズムはとても良くなっていたのですが、4ラップ目でミスをした影響で14番手となってしまいました。グリッド5列目からでは、レースはより難しいものになります。好スタートを決めて前へ出たかったのですが、うまくいきませんでした。ペースは悪くありませんでしたが、良い位置につけなかったため厳しい展開になってしまいました。すべては私自身の手に委ねられたことですから言い訳はできません。チームメイトのロカ(ロカテッリ)が素晴らしかったので、私ももっと良い走りをするためにどうすべきかを考えなければなりません。彼はグリッド8番手からスタートし、最後までポジションをキープしました。彼の走りを学び、さらに前進を目指します!」
GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team
S・マンジ選手(10位)
「全体的にとてもいいレースだったと思います。貴重なポイントと好成績を獲得できました。予選は非常に接戦で、コンマ数秒の差が大きな違いを生み、残念ながら15番手にとどまってしまいました。それでも決勝では好スタートを切ってリズムをつかみ、終始、好調を維持できました。終盤はグリップが落ち始めて苦戦もありましたが、プッシュを続けてトップ10で走り切ることがました。明日に向けてさらに作業を続け、もうひとつ良い結果を狙っていきます」
R・ガードナー選手(DNF)
「予選は悪くなかったのですが、今回も全体のタイムが非常に接近していたため、わずかの差でポジションを下げてしまいました。もう少し前からスタートできれば、間違いなく大きな助けになるでしょう。決勝では懸命にプッシュしていきましたが、コンディションが厳しく、序盤はいいペースで走れていましたが、周回を重ねるうちにグリップに苦戦するようになりました。そして残り3ラップで転倒してしまいました。チームに申し訳ない気持ちでいっぱいです。明日リベンジを目指します」
WorldSBK 6月14日(日)
Pata Maxus Yamaha WorldSBK Official Team
A・ロカテッリ選手(8位/7位)
「'充実の週末'と言っていいと思います。予選が順調、レース1も順調、今日のふたつのレースもとても好調でした。もちろん、それでもまだ望んでいる順位には届いていません。全力を尽くしましたが簡単なことではないことはわかっています。難しいなかでも今回は、懸命の作業を通してマシンのベース・セッティングを確立できたことに満足しています。すべてはチームやヤマハ、ハードワークに努めてくれた人たち全員のおかげです。私たちは常に自分たちのポテンシャルを信じており、全力を尽くそうと頑張っています。トップ5との差を縮め、最終的に表彰台との差を詰めていくということを常に念頭において、ここからシーズン終了まで、より良いものを見つけ、より速くなるためトライを続けます。またミサノに足を運んでくれたファンのみなさまにも感謝しています。このホームレースは私にとって、いつも特別なレースです。このあとは少し休んでから、来週ここで開催される"Yamaha Racing Experience"イベントを楽しみ、次に鈴鹿8時間耐久レースで好成績を目指します。昨年に続きYAMAHA FACTORY RACING TEAMの一員になれたことを誇りに思っています。プッシュを続け、次回ドニントンパークでまた良い走りができるよう頑張ります」
X・ビエルゲ選手(DNF/ 11位)
「まず初めに言いたいことはチームへの感謝です。午前中のスーパーポール・レースで転倒してしまったあと、彼らが懸命にマシンを完璧に作り上げてくれました。レース2は14番グリッドからのスタートでしたが、好スタートを切って順位を上げたあと、コーナーで他のライダーに押し出されてまた後退してしまいました。少しでも多く取り戻そうとしましたが、そこから上へは行けませんでした。最後の5~6ラップはフロント右側のグリップが落ちてしまい、トップ10を目指す戦いはかないませんでした。今回も厳しい状況は明らかで、予想以上に苦戦しました。私たちにとってキーポイントになるのは予選だと思っています。もっと前のほうからスタートできれば良い位置で良いレースができ、マシンのポテンシャルを今よりずっと多く発揮できるはずです。今後はスーパーポールに重点をおいて集中していきます」
P・デニング(チーム代表)
「アンドレア(ロカテッリ)はミサノ・サーキットからわずか30分のところに住んでいます。彼の本当のホームレースなのです。そして、スタートから厳しい状況が続いてきた今シーズンを考えれば、今回は予選から3つのレースを通じて安定して良いパフォーマンスができ、まさにポジティブな'リセット'ができたと言っていいでしょう。昨日と今日の3レースで7位、8位、7位という成績は、今後に向けて重要な基盤となります。その上にマシン、チーム、そして自信を取り戻しつつある彼自身の力がさらに加わってくるはずです。チャビ(ビエルゲ)についてはタフな大会でしたが、彼は常に努力し、プロフェッショナルな姿勢で仕事に取り組んでいます。そしてチームの誰もが、本来はもっとずっと高いところにある彼のポテンシャルを最大限に発揮できるよう望んでいます。このあと一息ついて一旦リセットし、チームのホームレースとなる次回ドニントンパークに向けてさまざまな分析に取り組んでいきます」
GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team
R・ガードナー選手(13位/8位)
「好い形で今大会を締めくくることができました。チームのホームレースで、全体的に堅実な走りができたと思います。スーパーポール・レースは残念ながら、オープニングラップで遅れてしまい追い上げを強いられました。でもレース2はフィーリングがとても良く、順調にプッシュできました。最後にもう少し前へ行きたかったところですが、昨日より進歩し、前との差を縮められたことに満足しています。素晴らしい仕事をしてくれたチームのみんなに、そしてサーキットに足を運んでサポートしてくれたすべての人に感謝しています」
S・マンジ選手(10位/16位)
「スーパーポール・レースでは良い位置でバトルすることができました。9位以内に入れず、グリッド3列目を獲得できなかったことは残念です。レース2では集団に飲み込まれて難しい状況になり、他車と接触して押し出されてしまいました。再スタートしましたが、そのあとはほとんどいいところがありませんでした。残念なことであり、あの動きは必要のないものだったと思っていますが、これがレースというものです。良かったところをしっかり評価し、前へ進んで行きます」























