スーパーバイク世界選手権
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどSBKクラスに関する情報をお届けします。
Rd.05 5月15-17日 チェコ
RACE DATA
■大会名称:スーパーバイク世界選手権 第5戦チェコ
■開催地:モスト/チェコ(4.212 km)
WorldSBK レース1
■開催日:2026年5月16日(土)
■周回数:21周 (88,452 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:14度
■路面温度:26度
■PP:N・ブレガ(Ducati/1分29秒616)
■FL:I・レクオーナ(Ducati/1分30秒562)
WorldSBK スーパーポールレース
■開催日:2026年5月17日(日)
■周回数:10周 (42,120 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:15度
■路面温度:26度
■PP:N・ブレガ(Ducati/1分29秒616)
■FL:N・ブレガ(Ducati/1分29秒920)
WorldSBK レース2
■開催日:2026年5月17日(日)
■周回数:22周 (92,664 km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:16度
■路面温度:28度
■PP:N・ブレガ(Ducati/1分29秒616)
■FL:N・ブレガ(Ducati/1分30秒109)
REPORT
WorldSBK 5月16日(土)
レース1でロカテッリが13番グリッドから追い上げ8位を獲得
Pata Maxus Yamaha WorldSBK Official TeamのA・ロカテッリ選手がレース1で8位獲得と健闘。チームメイトのX・ビエルゲ選手も12位でポイントを持ち帰った。
ロカテッリ選手はスーパーポールで14番手に留まりグリッド5列目。厳しい状況にもかかわらず好スタートから好位置につけ、10ラップ目には7番手に浮上した。後半はA・ローズ選手(bimota)と熾烈なバトルを繰り広げ、残り3ラップで8位に後退してチェッカーを受けた。
ビエルゲ選手はスーパーポールで11番手につけてグリッド4列目からスタート。ロカテッリ選手を追ってペースを上げ、終盤まで8位を走行していたが、残り3ラップあたりからフロントタイヤの摩耗に苦しめられ、徐々に順位を下げて12位でフィニッシュとなった。
マンジ選手が10位獲得、ガードナー選手は15位
GYTR GRT Yamaha WorldSBK TeamのS・マンジ選手とR・ガードナー選手はそれぞれ10位と15位。マンジ選手は先立って行われたスーパーポールで1分30秒578を記録し、今季最高の10番グリッドを確保していた。
レース1は序盤で赤旗中断があり、21ラップに短縮して再開された。マンジ選手は絶好のスタートを切ってオープニングラップで8番手に浮上。その後も終始ハイペースを維持し、10位でゴールして貴重なポイントを手中にした。
ガードナー選手はスーパーポールで1分31秒373の18番手。レース中もグリップ不足により苦戦を強いられたが、安定したリズムで走り切り、15位でチェッカーを受けた。
WorldSBK 5月17日(日)
レース2でロカテッリ選手9位、ビエルゲ選手は11位
Pata Maxus Yamaha WorldSBK Official TeamのA・ロカテッリ選手がレース2で9位を獲得し、前日のレース1に続き両レースでトップ10入りを果たした。
ロカテッリ選手は午前中に行われたスーパーポール・レースで11位。グリッド順昇格の条件となる9位に届かず、15番グリッド5列目からスタートした。オープニングラップで一気に10位まで上がり、中盤は安定して11位を走行。16ラップ目以降で徐々に挽回し、5位争いにあと一歩と近づく9位でチェッカーを受けた。
ビエルゲ選手はスーパーポール・レースの2ラップ目、第1コーナーで転倒。苦しい状況のなかでレース2を迎えることとなったが、ヤマハ加入以来、一貫して持ち続けている冷静さを発揮してポジションアップに取り組んだ。スタート後すぐさまリズムをつかんでペースを上げるも、マシンの向き替えが連続するコースで安定性の維持に苦戦。中盤で一時、ロカテッリ選手に近づいたが徐々に離され、終盤は11位をキープして走り切った。
ガードナー選手14位、マンジ選手15位
GYTR GRT Yamaha WorldSBK TeamのR・ガードナー選手とS・マンジ選手はレース2でそれぞれ14位と15位に入り、ともに貴重なポイントを獲得した。
午前中のウォームアップ・セッションで手応えをつかんだガードナー選手は自信を持ってスーパーポール・レースに臨み。18番グリッドからスタート後、終始ハイペースを維持して12位まで挽回する好調ぶりを見せた。レース2も安定したリズムで全22ラップを走り切り、14位でチェッカーを受けた。
マンジ選手はスーパーポール・レースで14位に入り、レース2の12番グリッドを確保。序盤の混戦のなかで懸命にプッシュを続け、終盤はさらに調子を上げてガードナー選手に続く15位でゴールした。
WSBK RESULT Race.1
WSBK RESULT Superpole Race
WSBK RESULT Race.2
RIDERS RANKING WSBK
CONSTRUCTORS RANKING WSBK
COMMENT
WorldSBK 5月16日(土)
Pata Maxus Yamaha WorldSBK Official Team
A・ロカテッリ選手(8位)
「レースはしっかりコントロールできたと思います。毎ラップ懸命に戦い、常にベストを尽くせたという意味では自分のパフォーマンスに満足しています。しかしトップ5を目指すには全体的なリズムの改善が必要で、さらに作業が求められます。難しいレースでしたが、ここまでの仕事はうまくいっているので、良かったところに注目してハードワークを続け、マシン全体を改良して好成績獲得を目指します。次のレースもエンジョイしたいと思います」
X・ビエルゲ選手(12位)
「難しいレースで、とくに序盤の数ラップは苦戦しました。でも昨日と比べると、フリープラクティス第3セッションで大きな進歩が感じられました。スーパーポールでは何度かミスがあってコンマ数秒遅れてしまいましたが、グリッド・ポジションに大きな影響はなかったでしょう。トップ10で戦うだけの速さを持っていることはわかっています。しかしスタートがあまり良くなかったので序盤で前との差を縮めなければならず、フロントタイヤに大きな負荷をかけてしまいました。ラスト4ラップは右側が完全にだめになってしまい、どうすることもできませんでした。思い通りのレースでないとしても、そのなかで良い結果を目指して頑張っていたので残念です。オーバーテイクでのタイムロスとプッシュ中のタイヤの消耗を軽減する方法を理解し、学ばなければなりません」
GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team
S・マンジ選手(10位)
「全体的に順調で、安定した走りができました。フリープラクティス第3セッションでは残念ながら適切なタイムアタックができませんでしたが、予選セッションはとてもうまくいってシーズン最高のグリッド・ポジションを獲得できました。大きな励みになります。レース1では懸命にプッシュして前の集団について行きました。ペースはとても良かったと思います。後半で少し苦しくなり、ロカテッリ選手との8位争いについて行けなくなってしまいましたが、おそらくこのあたりが今日の私の現実的な目標だったと思います。まだ改善の余地が残っているので、明日はさらに一歩、前進できると確信しています」
R・ガードナー選手(15位)
「非常に厳しい展開になりました。当然ながら狙っていた順位ではありません。予想以上に苦戦しており、どこに改善の余地があるのか、しっかり考えなければなりません。今日の予選セッションとレース1で一歩前進が見られましたが、日曜日に向けてさらにパフォーマンスを上げていかなければなりません。前方グループとの差を縮めるため、徹夜で作業に取り組み、明日はより強くなって戻って来ます」
WorldSBK 5月17日(日)
Pata Maxus Yamaha WorldSBK Official Team
A・ロカテッリ選手(11位/9位)
「前回のバラトンパークで怪我をした影響で、ウイーク初日はやや違和感があったのですが、チームに帯同する物理療法士、パトリックのサポートのおかげで少しずつ良くなってきました。フリープラクティス第2セッション以降、全体的にマシンのフィーリングが良く、今日のレース2終了までずっと懸命に仕事に取り組み、セッティング向上に努めてきました。その結果として両レースでトップ10に入ることができました。まだ目標には届きませんが、正しい方向へ進んでいると言えますし、トップ5との差もそれほど大きくありません。全セッションでベストを尽くし、集中力をキープし、自分自身を高めようと努力しており、自分にできることはポジティブな姿勢を維持し、常に全力で臨むことだと考えています。ライバルたちもみな頑張っているので簡単なことではありませんが、あらゆることに考えを巡らせ、自分たちの力を最大限に発揮して彼らと戦えるようにならなければなりません。今週、ミサノ・サーキットで行われるテストを楽しみにしています。ここまでの成果を適切に評価し、さらに改善が必要な部分については一歩踏み込んで取り組んでいきます」
X・ビエルゲ選手(DNF/11位)
「今回もバラトンパーク同様、厳しい展開になりました。でもポジティブにとらえることも必要です。その意味でここモストではマシンのフィーリングが格段に良くなり、ウイーク中に何度か素晴らしいスピードをお見せすることもできました。しかし決勝は思い通りにはいきませんでした。何かが欠けており、トップ5との差を詰める方法を探し続けていますが、現実的にはまだほど遠い状況です。チーム一丸となって懸命に頑張っています。このあとミサノ・サーキットで2日間のテストを予定しており、とても重要なものになると考えています。開幕前に行ったテストは最高のコンディションではありませんでしたし、ご存知の通り、ヤマハ1年目の私にとってはあらゆることが新しい経験で、改善のための最善の方法を見つけることが最も重要です。だからこそ、このテストには大きな意義があるのです。改めてチームのみんなに感謝します。楽な戦いではありませんでしたが、ひとりひとりが精一杯、努力してくれました。そのなかで私たちは確実に前進しており、トップとの差を縮められる日も遠くないと信じています」
P・デニング(チーム代表)
「今大会はいろいろな意味で、2週間前のハンガリー大会を思い出させるものとなりました。チームとライダーが懸命に努力しても求めている結果が出せず、そればかりか可能であったはずの順位にも届きませんでした。ウイーク初日の朝からずっと、ピットのなかの手持ちの材料から最大限のポテンシャルを引き出すべく努力してきました。レース1のために用意するマシンがYamaha R1の最高の状態になるようにしなければならないのです。ロカ(ロカテッリ)は両レースで後方グリッドから力強く挽回し、レース2では現時点の目標であるトップ5にも近づきました。チャビ(ビエルゲ)はスーパーポール・レースでのアクシデントが影響し、ベストの状態でレース2に臨むことができませんでした。それでも途中までは良いリズムをつかんで頑張っていましたが、最後は安定性と腕上がりの問題に悩まされることになってしまいました。ここモストのように体力的に厳しいコースでは共通の課題であり、今後のセッティング作業を通じて解決していくしかありません。ヤマハのエンジニアたちは、来週のテストに向けて多くの材料を用意しています。チームの機材輸送車は月曜日の早朝5時にイタリアへ向けて出発する予定です。次回アラゴン以降、さらにパフォーマンスを向上させるための非常に重要な2日間になります」
GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team
R・ガードナー選手(12位/14位)
「全体的に好調で、昨日より明らかに調子が上がっていました。しかしグリッド位置がかなり後方なので挽回は難しく、これ以上前へ行くことはできませんでした。それでもここまでの進化に自信をつかみ始めており、今後に向けてさらに弾みをつけ、勢いを維持していきたいと思っています」
S・マンジ選手(14位/15位)
「昨日は好調でしたが、今日はその期待に届きませんでした。ここ数戦を通じて少しずつ前進しており、今回はさらに一歩、進めると確信していたのですが、今日は難しい展開になり、本来のポテンシャルを発揮することができませんでした。それでも全体的には手ごたえを感じられるいい大会でしたし、いくつかの改善も見られました。ハードワークを続け、次のアラゴンではさらに強くなった姿をお見せできるよう頑張ります」























