20周年特別カラーのYZF-R1で鈴鹿8耐4連覇、EWCの連覇を目指す
ヤマハ発動機株式会社は、2018年7月26〜29日、三重県・鈴鹿サーキットで開催される“コカ・コーラ"鈴鹿8時間耐久ロードレース 第41回大会に、ファクトリー体制の「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」と、2017-2018 FIM世界耐久選手権(EWC)にレギュラー参戦する「GMT94 Yamaha Official EWC Team(GMT94)」、「YART Yamaha Official EWC Team(YART)」が出場することを決定しました。
マシンは、1998年に発売した「YZF-R1」の20周年を記念して、3チームとも赤・白のカラーリングをベースに、初代モデルの「YZF」「R1」ロゴ、「20周年記念」ロゴなどを配した特別カラーの「YZF-R1」を使用。「R1 evolution Rの“進化"が“革命"を起こす。」をスローガンに、鈴鹿8耐4連覇とEWCの連覇を目指します。
昨年、当社初となる鈴鹿8耐3連覇を達成した「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」からは、その3連覇を牽引した中須賀克行選手、アレックス・ローズ選手、マイケル・ファン・デル・マーク選手の3人が出場します。監督は、全日本のファクトリーチームで指揮を執る吉川和多留監督です。
EWCの2017-2018シリーズで現在ランキング2位のGMT94からは、デビット・チェカ選手、マイク・ディ・メリオ選手、ニッコロ・カネパ選手の3人がシリーズ連覇をかけて臨みます。また、ランキング13位につけるYARTは、ブロック・パークス選手、マービン・フリッツ選手、そして藤田拓哉選手、マックス・ノイキルヒナー選手の4人を招集し、事前テストの結果や体調などを考慮し最適な布陣で本番に臨みます。
YAMAHA FACTORY RACING TEAM
中須賀 克行選手
「YZF-R1の20周年という節目の年に、YAMAHA FACTORY RACING TEAM で4連覇に挑戦できることをとてもうれしく思います。今年のライバルも強力なラインナップになりますが、僕自身は全日本で、アレックス選手とマイケル選手はスーパーバイクでR1とともに好調を維持しており、その3人が再集結するということで、昨年以上に強力なチームになると自負しています。R1の20周年に華を添えられるよう、ファンの皆さんの期待に応えられるようがんばりますので、今年も応援よろしくお願いします」
アレックス・ローズ選手
「本当に大切で、楽しいレースである鈴鹿8耐に、再びヤマハのファクトリーライダーとして参戦できることを光栄に思います。また、昨年ともに大きな成功を収めたマイケル、そして中須賀さんと再びチームを組めることをとても楽しみにしています。僕にとって今回は、YAMAHA FACTORY RACING TEAMで3年連続の勝利を、20周年記念のR1によって達成するチャンスになります。今から本番が待ちきれません!」
マイケル・ファン・デル・マーク選手
「YAMAHA FACTORY RACING TEAMの一員として再び鈴鹿8耐に参戦できることをとてもうれしく思います。僕たちは昨年すばらしいレースをすることができました。YZF-R1の20周年を祝う今年の鈴鹿8耐でも、アレックスと中須賀さんとともに、きっとよい結果を得ることができると信じています」
GMT94 Yamaha Official EWC Team
デビット・チェカ選手
「日本、そして日本のファンがとても大好きなので、こうしてまた鈴鹿8耐に出場できてうれしく思いますし、とても気持ちが高ぶっています。皆さんの前で連覇できるよう全力でがんばりますので、応援よろしくお願いします」
マイク・ディ・メリオ選手
「日本のファンはもてなしの心があり、大好きな国。そして鈴鹿は大好きサーキットであり、YZF-R1でまたここを走れることを非常に楽しみにしています。そしてもちろん、鈴鹿8耐で世界チャンピオンになるために全力を尽くします」
ニッコロ・カネパ選手
「鈴鹿8耐は、とてもすばらしいレース。昨年の鈴鹿8耐では、僕にとって初の世界チャンピオンを獲得しました。それは最高の瞬間であり、一生忘れることのできない思い出です。今年は2連覇を達成して、再び最高の瞬間を日本のファンと味わいたいと思います」
YART Yamaha Official EWC Team
ブロック・パークス選手
「今年もYARTは総合力の高いチームです。その中でもブリヂストンタイヤを使用するR1がかなりよい状態にあり、鈴鹿8耐に参戦してくるトップチームともしっかりと戦えるチャンスがあるので、鈴鹿8耐を本当に楽しみにしています」
マービン・フリッツ選手
「今年も、鈴鹿8耐にヤマハライダーとして参戦できとてもうれしく思います。また、こうした機会を与えてくれたYARTとヤマハに感謝します。スロバキアリンクでの勝利のあと、オッシャースレーベンを経て、僕たちは鈴鹿でベストなパフォーマンスを発揮するため準備を進めています。僕にとって今回は、2回目の鈴鹿でコースも知っているので落ち着いて臨めますし、チームメイトも速く、マシンの状態もよいので、今年はきっとよい成績を残すことができると思います」
藤田 拓哉選手
「今シーズンはここまで体調不良などもあり、ファンの皆さん、そして世界耐久選手参戦のチャンスを与えてくれたヤマハとYARTの期待に応えることができていません。しかし、鈴鹿は僕にとってホームコース。チームの状態もよく、マシンも好調なだけに、この鈴鹿8耐ではチームの力になり、しっかりと結果に貢献したいと考えています。ぜひ、応援をよろしくお願いします」
マックス・ノイキルヒナー選手
「鈴鹿8耐メンバーの一員になることができとてもうれしく思います。昨年、コースを学ぶ機会があったので鈴鹿のことは知っていますし、スロバキアでの勝利により鈴鹿に向けてチームはさらに強くなっています。私たちは家族のようであり、すばらしいバイクとチームメイトにも恵まれていることでYARTは強力なチームとなっています。そして常に考え、決してあきらめない姿勢、これもまた強さの秘訣です。鈴鹿ではヤマハ、チームそしてサポートしてくださっているみんなのために全力をつくします」