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2016鈴鹿8耐がついに開幕!
「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」がトップタイムで好スタート

7月28日(木)、2016年の“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレースが始まった。

初日は、午後から1本1時間の特別走行が2本行われ、1回目の走行では複数の転倒者が出たために赤旗が提示されて一時中断となったが、それ以外は大きなアクシデントはなく走行が繰り返された。
こうしたなか、1回目に2分08秒690、2回目に2分08秒194を記録した「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」がこの日のトップタイムを記録。ライダー、マシンともに順調に仕上がっていることを示す形となった。

また、藤田拓哉、野左根航汰の全日本JSB1000を戦うライダーが加わった「YART Yamaha Official EWC Team」は、第1ライダーのブロック・パークスが2分09秒683を記録。藤田と野左根は、事前テストに続きピレリの17インチタイヤに馴れることをメインに走行を繰り返した。

一方、世界耐久選手権ランキング5位につけるGMT94 Yamaha Official EWC Teamは、2分10秒623が、本日のベストタイムとなった。

YAMAHA FACTORY RACING TEAM

中須賀克行選手談

「ついに今年も鈴鹿8耐が始まりましたね。何度か事前テストを走りましたが、いずれも想定外に気温が低く、今日のような暑さのなかで走れていなかったので、そうした意味ではいいテストになりました。今日は、基本的にマシンのチェックがメインだったし、限られた時間内で3人が走らなければならなかったのでタイムは出ていませんが、事前テストでは、3人ともとても速いタイムを刻めていたので、これから少しずつペースを上げていきます。やるべきことはやってきたし、3人が近いタイムで走れるので、最強のチームだと思います」

ポル・エスパルガロ選手談

「最初のセッションではYZF-R1に慣れることに専念したよ。事前テストを1回したとはいえ、YZR-M1を走らせたドイツGPを挟んでの鈴鹿8耐だからね。走るうちにどんどんフィーリングを思い出して、結果としてチームは両セッションともトップタイム。すごくいい1日になったよ。セッティングに関しては各ライダーともとても似ているので、大きな問題はない。アレックスもナカスガさんも、そしてもちろん僕自身も、走れば走るほど進歩している。去年のような走りができそうだよ。事前テストの時とはマシンもコースコンディションも変わっているけど、今日はトップタイムという最高のリザルトだったし、チームスタッフもマシンパッケージも、そしてチームメイトも最高だ。すべていい方向に向かっていると感じる。明日も自信を持って臨むよ」

アレックス・ローズ選手談

「鈴鹿8耐の初日を楽しむことができたよ! 僕にとって最大の課題は、普段ワールドスーパーバイクで使っているのとは違う、ブリヂストンタイヤを履きこなすこと。走るほどに理解が深まってるよ。僕自身、いいペースで走ることができたし、チームとしてはセッショントップのタイムだし、すごくうれしい。2回目のセッションではコースが混んでいたんだけど、かえっていい練習になった。決勝では混雑したコースをいかに安全に攻略するかがカギになるからね。耐久レースの雰囲気に慣れるという意味でも、重要なセッションになったと思う。明日は公式予選で、1周のタイムを競うことになる。でも、大事なのはあくまでも決勝で誰よりも早くチェッカーを受けること。セッティングも怠ることなく進めるつもりだ。チームメイトのポル、そしてナカスガさんとは、まるで友達のように仲良く過ごせている。これは耐久レースで勝てる“強いチーム”を構築するために、とても大切なことなんだ」

吉川和多留監督談

「中須賀選手はYZR-M1のテストあけ、エスパルガロ選手はMotoGPレースあけだったので、とにかく走り出しの今日は慎重にいくことを心がけてもらいました。とくに今日はクラス分けがなく、台数が多いなかでの走行だったので、もらい事故にも気を配る必要がありましたが、無事にセッションを終えることができてひと安心です。今年、アレックス選手が加わりましたが、中須賀選手、エスパルガロ選手と同様の速さを持っていますし、ライダー任せでタイムアタックをさせたらみんながポールタイムを出してくるほどのレベルです。しかし、チーム内で競り合わせるといい結果は導けないので、そのあたりを注意しています。ただ、みんなプロフェッショナルなので、心配はしていません。今日は走り出しだったので、タイムよりも3人のライダーがEWC仕様YZF-R1と鈴鹿サーキットに馴れることをメインにしました。明日から、徐々にペースを上げていきます」

YART Yamaha Official EWC Team

ブロック・パークス選手談

「2分9秒台というタイムが出せて、自分自身驚いてる。決勝のペース作りに向けて、すごく大きな自信になったよ。僕たちが使っているピレリタイヤは、多くのライバルが履いているブリヂストンタイヤに比べると鈴鹿8耐での経験が少ない。でも、可能な限りライバルたちに食らいつこうと思ってるし、タイム差もそれほど大きくない。僕たちの目標のひとつは、トップ10トライアルに出場すること。明日の予選に向けて、初日の今日はいいスタートが切れたと思うよ。チームメイトは若い日本人ライダーふたり。彼らは普段ブリヂストンタイヤを履いているから、違うスタイルの乗り方を学ばなければならない。僕としてはできる限りいろいろ教えて、未来ある彼らをサポートしようと思ってる。彼ら若いライダーたちがいろんな経験をしておくことは、将来きっと大きなアドバンテージになるからね。彼らの成長は、僕自身にとっての喜びでもあるんだ」

藤田拓哉選手談

「最後のテストから約2週間ですが、テスト内容を振り返るなど、いろいろと考えて初日を迎えました。タイムとしては伸びていませんが、いい感触は掴んでいるし、これから徐々にペースを上げてきます。ただ、今回は個人レースではなく団体戦なので、3人のライダーでうまく調整できればと思っています。今日の走行は出走台数が多くて、遅いマシンとぶつかりそうになりましたが、このウイークでは、とにかく転倒だけは避けて走行を続けます」

野左根航汰選手談

「今日の走行ではユーズドタイヤで走り続けることができ、タイムとしては事前テストからは伸びていませんが、ピレリタイヤをまた少し理解することができました。ただ、決勝までに時間は限られているので、この短い時間でどれだけマシン特性を吸収できるかが勝負です。自分の走行枠をしっかりと走りきって、日曜日に向けてベストな状態に持っていきます」

マンディ・カインツ監督談

「セッションごとに進歩してるよ。特に“ヤングガン”たちはね(笑)。彼らは普段と違うタイヤで鈴鹿8耐に臨むことになるが、走るたびに自信を深めているようだ。我々としては、トップ10でフィニッシュすることを目標に、ベストを尽くす。同時に、若い日本人ライダーたちにとってのいい“アカデミー”になることを願っているよ」

GMT94 Yamaha Official EWC Team

デビット・チェカ選手談

「チームとしてはちょっと難しい1日になった。事前テストでは17インチタイヤを使ったけど、今回は違うサイズのタイヤにトライしたんだ。それに、ルーカスは事前テストに参加できなかったから、コースを覚える必要があったからね。いくつかのセッティングを試して、前進できたと思う。明日はもっとよくなることに期待してる。よりよいペースで走れるように、これからデータをチェックし直すよ」

クリストフ・グィオ監督談

「デビッドとニッコロがいいペースで走っているところを見ると、ダンロップが用意してくれた新しいタイヤは非常にいいようだ。ただ、ちょっとだけ問題なのは、そのタイヤを受け取ったのが今日だということ。セットアップするのに十分な時間がなかったんだ。でもうまくいってるし、ダンロップには感謝している。ルーカスはあっという間にコースを理解してくれたが、ちょっと攻めすぎて転倒してしまった。幸い彼にケガはなかったし、バイクもすぐに修復できてよかったよ」