#7YART Yamaha Official EWC Team
- クラスFormula EWC
- マシン2016 YZF-R1
- タイヤピレリ
「#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM」とともに、ファクトリーチームとして参戦するのが、「YART Yamaha Official EWC Team」。鈴鹿8耐ではお馴染み、オーストリアを拠点に世界耐久選手権にフル参戦するエンデュランスレースのスペシャリスト集団であるYARTが母体となるが、ライダー、マシンともに鈴鹿8耐限定のスペシャルな布陣で参戦、#21とともにヤマハの鈴鹿8耐2連覇を目指す。
このチームを支えるのが、同チームのレギュラーライダーであるベテランのブロック・パークス。そしてパークスとチームを組むのが、全日本のJSB1000に参戦するユースチーム「YAMALUBE RACING TEAM」の野左根航汰と藤田拓哉。野左根は8耐ルーキーであるが、すでにJSB1000では表彰台の常連になりつつある、国内のトップライダー。一方、過去に鈴鹿8耐への参戦経験がある藤田は、近年、怪我が続き苦しいシーズンとなっているものの、野左根と同様、成長著しい若手トップライダーである。そしてチームを率いるのがマンディ・カインツ。マシンの「YZF-R1」は、#21と同様にファクトリーマシン。ベテランの安定感と若手の勢いで、国内外のトップチームと肩を並べ優勝争いに食い込む。
Broc Parkesブロック・パークス
- 国籍オーストラリア
- 生年月日1981年12月24日
スーパースポーツ世界選手権を中心に参戦、2007年の2位を筆頭に、常にシングルランキングを獲得。近年は2014年のMotoGPフル参戦をはじめ、YARTの一員として世界耐久選手権に出場するなど、常に世界トップカテゴリでレースを続けてきたベテランライダーだ。
鈴鹿8耐は、2000年に初参戦。その後は2013・2014年に、中須賀克行らとヤマハトップチームの一員として出場した。爆発的な速さはないものの、世界中で修羅場をくぐり抜けてきたその経験から、安定した速さが持ち味で、2014年には4位獲得に大きく貢献した。今回は、若手2人がチームメイトになるが、リーダーとしてチームに落ち着きと安定感をもたらし、表彰台の一角にチームを導いてくれることだろう。
Racing Careerレースキャリア
年 | 成績 | 鈴鹿8耐 での成績 |
---|---|---|
2000年 | ─ | 17位 |
2005年 | 世界選手権スーパースポーツ ランキング 5位 | ─ |
2006年 | 世界選手権スーパースポーツ ランキング 4位 | ─ |
2007年 | 世界選手権スーパースポーツ ランキング 2位 | ─ |
2008年 | 世界選手権スーパースポーツ ランキング 5位 | ─ |
2009年 | 世界選手権スーパーバイク ランキング 18位 | ─ |
2010年 | 世界選手権スーパースポーツ ランキング 15位 | ─ |
2011年 | 世界選手権スーパースポーツ ランキング 4位 | ─ |
2012年 | 世界選手権スーパースポーツ ランキング 5位 | ─ |
2013年 | オーストラリア FXスーパーバイク チャンピオン | 8位 |
2014年 | MotoGP ランキング 23位 | 4位 |
2015年 | 世界耐久選手権 ランキング 10位 | リタイア |
Kohta Nozane野左根 航汰
- 所属県千葉県
- 生年月日1995年10月29日
GPライダーである故阿部典史の「チームノリック」出身ライダー。2011年、15歳でJ-GP3へ参戦を開始すると、翌年にはJ-GP2へ。2013年には18歳でチャンピオンに輝き、2014年に国内最高峰のJSB1000にステップアップ。2015年から若手育成を行うヤマハのユースチーム「YAMALUBE RACING TEAM」の一員となった。その2015年、いきなり3度の表彰台を獲得する活躍を見せ、一躍トップライダーへ。2016シーズンも第2戦で3位表彰台に登壇。大先輩であり、最大のライバルとなる中須賀克行に近づき、昨年は辿り着けなかった2位表彰台、そしてクラス初優勝にチャレンジしている。
鈴鹿8耐へは今回が初めてながら、ファクトリーライダーとして参戦となる。ルーキーにとっては簡単なレースではないが、JSB1000のマシンで2分6秒台を刻んでしまう一発の速さと若さで、チームに勢いを与えること必至。藤田拓哉とともに台風の目となり、チームを上昇気流に乗せ、上位進出、そして表彰台獲得に大きく貢献することだろう。
Racing Careerレースキャリア
年 | 成績 |
---|---|
2010年 | 全日本J-GP3 ランキング 9位 |
2011年 | 全日本J-GP2 ランキング 7位 |
2012年 | 全日本J-GP2 ランキング 3位 |
2013年 | 全日本J-GP2 チャンピオン |
2014年 | 全日本JSB1000 ランキング 8位 |
2015年 | 全日本JSB1000 ランキング 7位 |
Takuya Fujita藤田 拓哉
- 所属県千葉県
- 生年月日1994年11月28日
2010年、15歳という若さで国内最高峰JSB1000にデビュー。そこから5シーズン、着実に実力を積み上げ、2015年には、豊富な経験と将来性から、若手育成を担う「YAMALUBE RACING TEAM」の一員へ。開幕前の怪我により3戦を棒に振ったが、復帰戦では自身初の3位表彰台を獲得し、トップライダーに向け大きな一歩を踏み出した。飛躍のシーズンと位置づけた2016年は、トラブルなど不運も重なり思うような結果を残せていないが、後半での巻き返しに期待がかかる。
鈴鹿8耐へは過去2度、プライベートチームからの参戦経験はあるが、ファクトリーライダーとして参戦するのは今回が初。のしかかる重圧は過去の比ではないが、それでも若さと溢れる体力、そして年齢以上の経験で、チームを表彰台まで押し上げる。
Racing Careerレースキャリア
年 | 成績 | 鈴鹿8耐 での成績 |
---|---|---|
2009年 | 全日本GP250 ランキング 6位 | ─ |
2010年 | 全日本JSB1000 ランキング 20位 | ─ |
2011年 | 全日本JSB1000 ランキング 11位 | ─ |
2012年 | 全日本JSB1000 ランキング 9位 | ─ |
2013年 | 全日本JSB1000 ランキング 8位 | 17位 |
2014年 | 全日本JSB1000 ランキング 9位 | 17位 |
2015年 | 全日本JSB1000 ランキング 18位 | ─ |