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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.09 9月27日 カタルニア

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第9戦カタルニアGP
■開催日:2020年9月25日(金)フリー走行、26日(土)予選、27日(日)決勝
■開催地:カタルニア/スペイン

CIRCUIT DATA

■開設:1991年
■コース長:4.727km
■サーキットレコードラップ:1分38秒680(2018年:J・ロレンソ)
■サーキットベストラップ:1分40秒021(2018年:J・ロレンソ)
■2019年の優勝者:M・マルケス(ホンダ)

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGP、カタルニアで連勝を狙う

ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリでの優勝から5日、Monster Energy Yamaha MotoGP Teamはスペインのバルセロナへ移動してMonster EnergyカタルニアGPに出場する。今大会はM・ビニャーレスのホームレースであり、V・ロッシのお気に入りのコース。またヤマハ・ファクトリー・チームの冠スポンサーMonster Energyが大会スポンサーも務める、非常に重要なラウンドとなる。

先週の第8戦エミリア・ロマーニャGPではウイークを通じて進化を遂げ、見事、優勝を飾ったビニャーレス。この成功をバネに今回は、地元ファンにさらに強い姿を印象づけたいところ。

カタルニアGPでは2011年にGP125で2位、2012年と2013年はMoto3でそれぞれ1位と3位、2014年はMoto2で2位と合計4回の表彰台を獲得。昨年はMotoGPでの登壇を目指したが、2ラップ目の多重クラッシュに巻き込まれて早々に戦列を離れており、今年はトップ3フィニッシュの実現を目指す。

一方、前回は悔しいリタイアに終わったロッシも、今大会に向けて士気を高め準備を整えている。第8戦終了時点でチャンピオンシップのランキングはトップから26ポイント差の9位。今回また上位争いに加わり、できるだけ多くのポイントを獲得することが目標となる。シーズンは中盤を過ぎたばかりで、まだ7戦が残されており、ポイント争いの熾烈さから考えれば挽回の可能性は十分。表彰台への道を知り尽くしたロッシが全力で臨む。

ロッシは1997年から2009年までの13年間、MotoGP、500㏄、250㏄、125㏄と様々なクラスを舞台にして連続で表彰台に上っている。優勝は合計10回で、そのうち7回(2001年、2002年、2004年、2005年、2006年、2009年、2016年)は最高峰クラス。そのほか2位は2003年、2007年、2008年、2014年、2015年の5回、3位が2018年の1回となっている。

カタルニアサーキットは1989年に建設を開始し、2年後にオープン。1992年に初のMotoGPを開催すると、すぐさまレースファンとライダーのお気に入りとなった。全長4.6kmのコースに合計14のコーナー(左6+右8)が設けられており、グランプリコースのなかでも最もスリリングなレース展開で知られている。

ビニャーレスとロッシのYZR-M1のフロントカウルには、オフィシャルスポンサーのBeta Utensiliのロゴが施される。この機会にスポットライトを当て、この工具メーカーとの20年近くになる長期的なパートナーシップを祝う。

PETRONAS Yamaha SRT、表彰台へ復帰を目指す

PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・クアルタラロとF・モルビデリが今週末、トリプルヘッダーの最終回となる第9戦カタルニアGPに挑む。

第8戦終了後にチャンピオンシップポイントでトップに1ポイント差まで迫ったクアルタラロは、昨年はここでポールポジションから2位獲得と好成績を残している。一方のモルビデリは依然、体調不良が続いており、完治を目指して静養中。ウイーク開始までに回復し、万全の状態でもう一度、首位争いを狙う。前回は苦しみながらも好位置でゴールしてランキング5位に浮上しており、今回はさらにトップとの差を縮めることが目標となる。

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス選手談

「ミサノではハードワークが実り、とても感動しました。2~3日は勝利の喜びを享受してきましたが、そのことが、また次の戦いに向けて気持ちを高める役割も果たしてくれました。今回は私のホームレースです。大好きな場所で、過去には多くの好成績も残してきました。昨年はフルポテンシャルを出し切ることができず悔しい思いをしましたが、今年こそは最大限のハードワークで表彰台に上りたいと思います。作業の方向性は間違っておらず、ここからさらなる改善も可能だと考えます。全力で取り組み、今回もまた良い週末を過ごしたいと思います。チャンピオンシップは非常に接近しており、現在はわずか1ポイント差の2位タイにつけています。このチャンスを十分に生かさなければなりません」

V・ロッシ選手談

「今回はバルセロナへ向かいます。ここも大好きな場所ですが、ミサノとはまた違うタイプのコースで、アスファルトの感触やコンディションが異なっていると思います。何より重要なのは、ここで少しでも多くのポイントを獲得すること。ポイント上は大きく離されているわけではなく、チャンピオンシップは依然としてオープンです。今シーズンはまさに驚くような展開ですし、まだ多くのレースが残っているので、挽回を目指してベストを尽くします」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「先週の優勝がチームに大きな力を与えてくれました。ここまでのハードワークに対する、非常にうれしいご褒美となりました。これを励みとして、より一層のハードワークに挑んでいくつもりです。ここではいつも良いパフォーマンスを発揮できるので、毎年、楽しみにしています。ふたりのライダーはこのコースがお気に入りで、レイアウトもヤマハのマシンに合っています。このところの2週間で獲得した成果をさらに高め、Monster Energyが冠スポンサーとなる今大会で好成績を残せるよう努力します。シーズンは中盤に入り、チャンピオンシップが非常に接近しています。毎セッションで100%の力を注ぎ、決勝の鍵を握ることになるグリッドで好位置を獲得したいと思います」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
F・クアルタラロ選手談

「またレースウイークが始まります! バルセロナは好きなコースで、好成績を期待できる場所だと思っているのでとても楽しみです。1kmのロングストレートがあるので、そこに照準を合わせてセッティングに取り組む必要があります。昨年はトップスピードがあまり上がらなかったにもかかわらず、表彰台を獲得することができたので、コースの他の場所で強みを発揮できたということ。良いペースで走れるはずですし、バトルにも強いと思います。そしてもちろん、私自身もベストを尽くします!」

F・モルビデリ選手談

「トリプルヘッダー3週目の今回は、ミサノからカタルニアへ移動します。前回は体調不良に悩まされましたが、今回は100%の状態で臨めるように家で休養しながら回復に努めてきました。前の2戦は良いところもたくさんあったので、その経験を生かしながら、しっかり準備を整えてウイークを迎えたいと思っています。カタルニアサーキットは歴史あるコースで、多くのストーリーが描かれてきました。高速で流れるようなレイアウトは非常にチャレンジング。グランプリサーキットのなかでも最も美しいコースのひとつで、私自身も良い思い出が多く、とても楽しみにしています」

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