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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.02 7月19日 スペイン

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第2戦スペインGP
■開催日:2020年7月17日(金)フリー走行総合結果
■開催地:ヘレス/スペイン(4.423km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:35度 ■路面温度:51度

REPORT

Monster Energy Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスとV・ロッシは、過酷な暑さのなかで全力を尽くし、それぞれ総合2番手と13番手を獲得した。またPETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・モルビデリが、FP2でF・クアルタラロを抑えてトップ獲得。FP1との総合順位ではそれぞれ12番手と15番手となった。

ついに開幕! 初日はビニャーレスがヤマハトップの2番手、ロッシは13番手

ビニャーレスはFP1で1分37秒374を記録して2番手。暑さが増したFP2はラップタイム更新が難しかったため、決勝用セッティングに集中した。そのなかでも合計21ラップを走り、20ラップ目には1分38秒596を記録し、トップから0.471秒差の7番手。総合順位ではFP1の記録が採用され、トップに0.024秒差と迫る2番手を獲得した。
チームメイトのロッシはFP1、リアタイヤのフィーリング不足に悩み13番手。午後からの最も暑い時間帯に行われたFP2では、決勝を想定して問題解決に取り組み、45分間すべてを費やしマシンバランスの向上を目指した。その結果、合計18ラップ中17ラップ目に1分39秒222のベストラップを記録したが、FP1の1分38秒118により総合13番手が決定した。トップとの差は0.768秒だった。

モルビデリとクアルタラロが過酷なコンディションのFP2で1-2

チームと2年間の契約更新を決定したばかりのモルビデリは、FP2で1分38秒125を記録してトップを獲得。午後の過酷な暑さのなかでの健闘は、日曜日の決勝に向けて大きく弾みとなった。FP1のベストラップは1分37秒982で、総合順位では12番手に留まった。
一方のクアルタラロは、FP2で1分38秒152を記録し、モルビデリに続く2番手を獲得。路面温度が56度に達した午後のセッションで、FP1のタイムを上回った唯一のライダーとなった。FP1は1分38秒245で17番手に留まったが、FP2のタイムが採用されて総合15番手に上がっている。クアルタラロはプラクティス初日をマシンセッティングに当て、2日目にラップタイムを上げていく作戦。
ウイーク2日目は、2回のFPセッションが行われた後、2020シーズン最初の予選セッションがスタートする。

RACE RESULT

COMMENT

Monster Energy Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス選手談(フリー走行総合2番手/1分37秒374)

「好調な1日でした。マシンのフィーリングも良かったし、チームとのコンビネーションも抜群でした。FP1から驚くほど順調。午後のFP2もたくさんのポジティブな手応えをつかみ良い仕事ができました。とくに最後の走行では、タイヤをかなり消耗したなかでもスピードがあり、ラップタイムも良かったので感動です。もちろん、課題はまだありますが、すでに準備は整ったと考えています。明日はフロントロー獲得を目指します。今日の午前中に行ったタイムアタックの感触から見ても予選タイムはかなり速くなると思いますが、私たちの目標は依然として決勝に集中すること。今日は午前も午後も好調でしたが、このコースでこの過酷な暑さと戦いながら1日中、働き続けるのは簡単ではありません。当然、マシンとタイヤにも大きな負担がかかるので、決勝はより一層、見応えあるものになるでしょう。明日もまたハードワークを続けます。とくにコンディションが厳しくなるFP4は重要です」

V・ロッシ選手談(フリー走行総合13番手/1分38秒118)

「今日はあまり良いところがありませんでした。FP1から苦しみましたが、FP2はさらに悪化しました。タイヤ温度に問題があってリアグリップに悩まされ、この暑さのなかでかなり苦しめられました。午前中はいくらか涼しかった分、少しはましだったというところです。明日もマシンバランスの向上を目指してハードワークを続けます。正直なところ、この問題の解決方法がまだわかっていませんが、明日の午前中はトップ10に入ってQ2へ進むための重要なチャンスですから、とにかく何かを見つけ出さなければなりません」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「初日は明暗を分ける結果となりました。久しぶりのサーキット走行は最高の気分でしたが、その一方で、とくにロッシ選手に関して、以前からあったタイヤの劣化の問題が出てしまいました。水曜日のテストですでに多くのデータを収集していますが、まだ十分ではありません。ですから今日の、とくに気温が上がったFP2、つまり決勝と同等のコンディションは貴重なチャンスでした。ビニャーレス選手は、シーズン前テストから引き続いて好調です。新型マシンも彼のライディングスタイルに合っており、ライダー+マシンで素晴らしい結果を出しています。彼は常に高いモチベーションを維持していますが、今年はとくに、彼の目のなかに燃え上がる炎がはっきりと見えています! どんなことにも、すべて挑戦する気持ちがあふれていて、そのことが直接、結果につながっているのです。ロッシ選手はタイヤフィーリングをつかむことができず、マシンバランスにも悩んでいます。チームは今晩、徹夜でこのふたつの問題解決に全力を尽くし、明日のFP3でQ2進出を目指します。GPウイークのなかでとても重要な部分です」

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
F・モルビデリ選手談(フリー走行総合12番手/1分37秒982)

「とても順調な一日でした。午前中のセッションは安定していて、午後は速さが出てきたので、今日のすべてのパフォーマンスに満足しています。明日はあらゆる力を結集し、直接Q2へ進むことが最大の目標。そのあと決勝に向けてタイヤチョイスなどを行います。昨年はここで良い走りができましたし、ここまで順調なので、自信を持って予選に臨めます」

F・クアルタラロ選手談(フリー走行総合15番手/1分38秒152)

「午前中は少し苦戦しましたが、午後はセッティングが決まり良いフィーリングをつかむことができました。暑さのなかでもペースは上々。決勝はFP2と同時刻に行われることを考えれば、とても良い状態だと思います。マシンが新しくなりましたし、シーズン前のテスト以来の走行だったので、FP1は苦労がありました。一歩一歩、前進していくことが重要だと考えていますが、今は明日のタイムアタックが待ちきれません」

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