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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.13 9月10日 サンマリノ

RACE DATA

■大会名称:第13戦サンマリノGP
■開催日:2017年9月8日(金)2日目総合結果
■開催地:ミサノ/イタリア(4.226km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:25度 ■路面温度:37度
■PP:M・ビニャーレス(1分32秒439/ヤマハ)

REPORT

ビニャーレスがポールポジション獲得!

Movistar Yamaha MotoGPのM・ビニャーレスがミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリで今季4度目のポールポジションを獲得した。

ミサノ・サーキットは全長が短いため、15分間のセッションのなかでも多くの周回数が可能となる。ビニャーレスはそれを念頭に最後尾からコースに入り、タイムアタックを開始した。時間を無駄にすることなく素早くペースを上げ、1分33秒408を記録してトップに立った。その後、一時2番手に後退するも、すぐさま1分32秒833へ上げて再びトップに立つ。残り8分半を切ったところで1分32秒652へ更新したが、順位では2番手に後退。このときはなかなか順位を取り返すことができないまま、残り6分でピットに戻りタイヤ交換を行った。

1分半後にコースに復帰し、トップとの0.016秒差を懸命に追ってゆく。最初のアタックではかなわなかったが、チャンスはあと2回残されていた。そして2度目のアタックでは第1セクションと最終セクションで自己ベストを更新し、1分32秒439を記録してトップに浮上。そのポジションを最後まで守り切り、2番手に0.162秒差をつけてポールポジションを決定した。

Monster Yamaha Tech3、ザルコが6番手獲得

Monster Yamaha Tech3のJ・ザルコが予選で6番手を獲得し、明日の決勝はグリッド2列目からのスタートとなった。フロントローとのタイム差はわずか0.249秒で、ロケット・スタートとペースアップでギャップを詰める作戦である。

一方、J・フォルガーはQ1でトップタイムを記録したが、第16コーナーでわずかにコースをはみ出したことで、そのタイムをキャンセルされてしまった。その結果、それまでのタイムにより順位が決定し16番手、6列目からのスタートとなる。

RACE RESULT

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
M・ビニャーレス選手談(予選1番手/1分32秒493)

「予選は非常に順調でした。チームがとても素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、マシンのフィーリングも最高でした。昨日と今日の午後、少し調整を行ってマシンの感触がさらに良くなりました。明日の作戦は、安定した走りを心がけてタイヤの温度を適切に保つこと。とくに序盤、タイヤが冷たい状態はなるべく避けなければなりません。そのためにもトップでスタートし、自分のペースで走ることが重要だと思っています。ここまではとても順調。明日もきっといいレースができると確信しています。優勝候補は何人かいますが、そのなかでトップになるためには、あともう一歩、前へ進まなければなりません。全力を尽くして頑張ります」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「マーベリックの1分32秒439は驚くべきタイムです。本人はもちろん、チームのみんなが良い仕事をしてくれたおかげで、すべてのセッションで素晴らしいスピードをアピールすることができました。そして走るたびにタイムを更新し、チームのホームGPでポールポジションを獲得できました。しかし明日は非常に長いレースになりますし、コンディションも今日と同じというわけにはいかないでしょう。様々な可能性を想定して午前中のウォームアップ・セッションに臨み、どんな状況にも柔軟に対応していきたいと考えています」

Monster Yamaha Tech3
J・ザルコ選手談(予選6番手/1分32秒885)

「昨日、今日と、僕自身もチームもとても良い仕事ができたことに満足しています。目指してきたものは、速くてスムースであることです。とても難しいことで、そのなかで転倒もありましたが、ラップタイムは着実に上がってきていました。そして予選では、このような好結果につなげることができました。タイヤを2本使用し、1本目で好タイムを出すことができたので、そのあとは体力を温存して最後の3ラップに賭けました。6番手、2列目はとても重要な場所だと思います。ドライ・コンディションになれば、マルケスやビニャーレスにも食らいつき、同等のハイペースで戦いに加わることができるでしょう。でもウエットの場合は、路面状況を素早く判断し、プッシュできるか、あるいは慎重にいくべきかを決めなければなりません。こればかりは明日になるまでわかりませんが、ドライであろうとウエットであろうと、少なくとも、一旦始まったら最後までそのマシンで走り切れるよう願っています。もしもフラッグ・トゥ・フラッグになったとしたら、上位グループのピットインのタイミングに合わせてマシン交換を行うつもりです。天候が不安定な場合はウォームアップ・セッションが重要になりますが、現時点で、どちらにも対応できるところまで仕上がっています」

J・フォルガー選手談(予選16番手/1分33秒987)

「ここまで非常に苦しい状況が続いています。しかし、今日の予選ではハイペースで走り、好タイムを出すことができたことは事実なので、自信は失っていません。コーナー出口のところでわずかにコースをはみ出し、縁石の赤い部分に触れてしまいました。それで記録はキャンセルされてしまいました。そこにどんな意味があるかはわかりませんが、これがルールなのです。残念な結果にはなりましたが、Q2進出を可能にするだけのラップタイムが出ていたことは間違いないので、それ自体はとても良かったと思っています。明日は天候が変化するようですが、どちらになっても問題ありません。ドライでのハイペースは実証済みですし、ウエットの場合はできるだけ早く状況を把握して自信を持って走ることだけです。グリッド16番手ですから、コンディションを逆に味方につけ、また、ある程度のリスクを負わなければならないでしょう。このところ辛い状況が続いているので、今回こそは良いレースをして、できるだけ多くのポイントを獲得したいと思っています」

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