MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.09 7月2日 ドイツ
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第9戦ドイツGP
■開催日:2017年6月30日(金)フリー走行、7月1日日(土)予選、2日(日)決勝
■開催地:ザクセンリンク/ドイツ
CIRCUIT DATA
■開設:1996年
■コース長:3.671km
■サーキットレコードラップ:1分21秒530(2015年:M・マルケス)
■サーキットベストラップ:1分20秒336(2015年:M・マルケス)
■2016年の優勝者:M・マルケス(ホンダ)
REPORT
Movistar Yamaha MotoGP、ザクセンリンクに照準
アッセンTTからわずか数日、Movistar Yamaha MotoGPはドイツのザクセンリンク・サーキットに到着した。 先週のアッセンTTで激戦を繰り広げたM・ビニャーレスとV・ロッシは、シーズンの折り返し地点となる第9戦を迎える。
ランキングトップを4ポイント差で追っているビニャーレスは、前回のリタイアを埋め合わせるべく、持ち前のポジティブ・マインドで臨む。ここザクセンリンクでは、2011年に125ccクラスで、2013年にはMoto3クラスでそれぞれ3位を獲得している。3度目の表彰台を目指す今年は、その頂点が目標だ。
一方、先週の優勝の喜びさめやらないロッシは、ランキング3位に浮上してトップにわずか7ポイント差と迫り、いつも以上に自信を持ってザクセンリンクに乗り込んできた。これまでにMotoGPでは2002年、2005年、2006年、2009年に優勝、2000年、2003年、2008年に2位、2013年と2015年に3位を獲得している。
このサーキットは1920年に初めてクローズドの公道コースで車とバイクのレースを開催。MotoGPは1998年から継続して行われており、最近になって路面を新たに舗装し直した。タイトコーナーが多く(左コーナーが10カ所、右コーナーが3カ所)、コース幅が12mの低速コースのひとつだが、毎年、激しい接近戦が多くのファンを引きつけている。
COMMENT
M・ビニャーレス選手談
「ポジティブな気持ちでザクセンリンクに乗り込みました。アッセンでは転倒してしまったけれど、それでもまだ、ポイントでは4ポイントしか離されていません。そのことを忘れてはいけないと思います。だからミスから学び、もう2度と同じことを繰り返さないようにすればいいんです。失敗したからと言って下を向かず、いつも前を見て進んでいきたいです。今は、早くマシンに乗りたくて仕方がないです。目標は表彰台に立つことではなく、もちろん優勝です。そしてチャンピオンシップのトップの座を取り戻すことに集中していきます」
V・ロッシ選手談
「アッセンのレースは最高でした! 優勝して表彰台の頂点に立つ気持ちはいつだってファンタスティックです! しかもポイント争いでも大きな収穫を得ることができました。でも次のザクセンリンクのレースについては、まったく予想がつきません。コースが変わればすべてが変わることは、すでに経験済みです。だから僕らとしては、最上の解決策を探り出すために全力で取り組むしか方法はないんです。ザクセンリンクはアッセンとは違うけれど、好きなコースのひとつだから必ずうまくいきます。そのためにベストを尽くします」
M・メレガリ、チーム・ディレクター談
「ふたりの明暗が分かれたアッセンTTから直接ザクセンリンクへやって来ました。マーベリックとバレンティーノは、ここで最大限のポイントを獲得するべくモチベーションを高めており、夏休みに入る前にチャンピオンシップのトップに立つことを目標にしています。前回のアッセンではふたりとも非常に好調で、本人たちも十分な手ごたえをつかんでいました。今回も同様に好調をキープして、トップ争いを見せてくれると確信しています。ザクセンリンクはコース幅の狭い低速コース。路面も新しくなっているので、フリープラクティス初日の金曜日からセッティング作業を充実させて手ごたえをつかみたいです」