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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.13 9月11日 サンマリノ

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第13戦サンマリノGP
■開催日:2016年9月10日(土)予選結果
■開催地:イタリア/ミサノサーキット(4.226km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:27度 ■路面温度:43度
■PP:J・ロレンソ(1分31秒868/ヤマハ)

REPORT

Movistar Yamaha MotoGP,Yamahaがミサノの予選で1-2獲得!

ミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリで行われたMoto GP第13戦予選で、Movistar Yamaha MotoGP,Yamahaが圧倒的な強さを見せた。J・ロレンソは自らが保持していたラップレコードを0.278秒上回り、同サーキットで初めての1分31秒台を記録。チームメイトのV・ロッシも予選終盤で一気にペースを上げ、ロレンソに続く2番手を獲得した。

ロレンソは最後から2番目にコースイン。すぐさま果敢に攻め始め、1ラップ目で1分32秒310を記録してトップに浮上。その後も完璧なライディングでプッシュし続け、1分32秒076のタイムをマークすると残り7分でピットに戻りタイヤ交換を行った。

2分以内で作業を終えてコースに戻ったロレンソは、さらなる記録更新に自信を見せた。セッション終盤になるとライバルたちも激しいアタックで追撃したが、誰ひとりとしてロレンソのペースについて行くことはできず、逆にロレンソが1分31秒868へと短縮してYZR-M1をポールポジションへ導いた。

一方のロッシも、集団がコースへ出て行くのを待って前方にクリアスペースを確保。地元ファンのためにもフロントローを目指し、最初のアタックで1分33秒416の5番手につけた。しかしライバルたちが2ラップ目を終えると順位は後退。次のラップでは1分32秒918へ更新したものの、セッション中盤まで7番手に留まっていた。

7分半強を残してピットに戻ったロッシ。2分後にコースに戻り、2回目のアタックを開始すると、すぐさま1分32秒342へ更新して一気に2番手へ浮上。次のラップでさらに1分32秒216へタイムを更新し、ポールポジションのロレンソからは0.348秒差の2番手を獲得した。

エスパルガロがグリッド4列目。ローズもますます進化中

Monster Yamaha Tech 3のP・エスパルガロは、グリッド4列目から第13戦サンマリノGPをスタートする。フリープラクティス第3セッションでは4番手を獲得し、昨日までのタイムと合わせて総合3番手でQP2へ進出。同時にこのセッションでは出場ライダー中最多の周回数を走り、午後からの予選に賭ける意気込みを見せていた。そしてフリープラクティス第4セッションでは6番手を獲得。勢いに乗ってQP2に挑み、合計7ラップ中の3ラップ目に最速タイムを記録した。セカンドローまでコンマ3秒という僅差につけており、明日はここから挽回してサテライトのトップ獲得を狙っていく。

チームメイトのA・ローズは、フリープラクティスを通して順調に進化し、今日も素晴らしいスピードをアピールした。フリープラクティス第3セッションでは14番手につけたが、ラップタイムで0.355秒届かずQP2進出を逃すこととなってしまった。続く第4セッションではロレンソにコンマ6秒差まで近づいて自信をつけ、その勢いのままQP1に臨むと序盤からペースアップ。残り2ラップでは自己ベストを更新し、より経験豊富な何人かのモトGPライダーを上回る14番手を獲得した。同時に前回のシルバーストーンでのグリッド・ポジションからふたつ上げ、明日はポイント獲得を目指して決勝に臨む。

RACE RESULT

COMMENT

J・ロレンソ選手談(予選1番手/1分31秒868)

「非常にうれしい。セッションを通してハイペースを維持し、何度も好タイムを記録することができた。1ラップ目の1分32秒076ですでに十分に素晴らしかったが、いつも以上に激しくプッシュすることで、これをさらにコンマ2秒も短縮することができたんだ。ポールポジション獲得を知ったときは非常に満足でき、また、おそらく僕のこれまで以上のタイムが出たのだろうと思った。フリープラクティスのなかでセッティング面でも大幅に前進し、すべてのコーナーで少しずつマシンの反応が良くなっていった。そして予選セッションを迎えたときには最高のマシンに仕上がっていたんだ。明日までに細かいところをさらに詰めていくつもりだが、そうでなくても、すでに十分なペースで走れているので表彰台争いは確実。優勝ももちろん視界のなかだ」

V・ロッシ選手談(予選2番手/1分32秒216)

「いつものようにとても難しい予選セッションだったよ。この週末はタイヤ交換後にフィーリングが変化することが多かったので、予選のなかでも"2本目が良くなりますように"と願っていたんだ。すると実際に2本目はグリップが良く、それまで以上に激しくプッシュできるようになった。そして1ラップ目で早くも0.6秒も短縮。最終的には1分32秒216の好タイムを記録し、2番手につけることができた。フロントローからのスタートがとても重要。このあとは、細かいところをすべて見直して調整し明日に備えたい」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「予選セッションは上々の出来。ホルヘは1分31秒868の好タイムをたたき出してミサノ・ワールドサーキットのラップレコードを更新。バレンティーノも2セット目のタイヤで3ラップを走って2番手と有利なポジションを確保した。予選の前に行われたフリープラクティス第3セッションと第4セッションではいくつかの問題に直面しており、その時点では、とてもこのような結果を想像することはできなかった。ミサノはオーバーテイクが難しいコースのひとつなので、フロントローからのスタートが重要な意味を持つ。セッティング面では改良の余地がまだ残っていると思うので、明日のウォームアップ・セッションまでに、より一層の進化を目指して準備したい」

P・エスパルガロ選手談(予選10番手/1分33秒002)

「フリープラクティスがずっと好調だったので、予選がこのような結果になったことはとても残念。おかげで明日は後方から追い上げていかなければならなくなり、自分で自分を苦しめたような格好だ。本当ならもっといい走りができたはずなので、なかなか納得できずにいるんだ。1ラップ目はまぁまぁ。2ラップ目はもっとスピードを上げられると考えていたが、結果的にそれが思うようにいかなかった。決勝用セッティングでは良いペースで走れているので、明日はいつも通り、トップ・サテライトを目指していくことができるだろう。そのためにはまず、絶好のスタートが必須。このコースは第1コーナー進入までの距離が短いし、続くコーナーもタイトでオーバーテイクが難しいからね。今回は前の数回よりも強い手ごたえを感じている。そしてフリープラクティス第4セッションでは、気温が高くタイヤもすり減った状態でも非常に良いリズムで走ることができた。重要なのは明日。これまでは良い仕事ができたので、好調を維持して良い形でウイークを締めくくりたい」

A・ローズ選手談(予選14番手/1分33秒635)

「今日の結果に満足している。そして今は、明日の決勝がとても楽しみなんだ。ラップタイムでは昨日よりコンマ5秒短縮。それでもまだ経験不足は否めず、予選セッションで最大限までプッシュしていけると感じるまでには至らなかったというのが正直なところ。本当に自信を持って走れるようになるためには、もっとたくさん走り込まないとね。もっと学び、より多くを理解し、自分のライディング・ポジションを調整できるようにならなければならない。そうしたなかでも今日の予選の走りは非常にスムースだったので、ただいいポジションだけを目指して走ることができた。結果は前回のシルバーストーンより上がり、トップとの差は縮まった。僕自身のペースもとても良かったと思っているよ。フリープラクティス第3セッションではミスがあって転倒してしまったけれど、それ以外は、ここまでの仕事に満足。明日に向けて準備を整え、楽しみにしている」

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