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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.05 5月8日 フランス

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第5戦フランスGP
■開催日:2016年5月7日(土)予選結果
■開催地:フランス/ル・マン(4.185km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:22度 ■路面温度:35度
■PP:J・ロレンソ(1分31秒975/ヤマハ)

REPORT

ロレンソがサーキットベストを更新しポールポジションを獲得!
ロッシは7番手、エスパルガロが4番手、スミスは6番手

Movistar Yamaha MotoGPのJ・ロレンソとV・ロッシは、2回のフリープラクティスの好調の流れに乗り、予選に臨みそれぞれ予選トップと7番手を獲得し、決勝はフロントローと3列目からスタートする。

ロレンソは、他のライダーがピットレーンを出た後にスタート。プラクティスですでに1分32秒台を記録していたが、1分32秒437でトップに浮上。さらに1分32秒236までタイムを縮めると残り7分でピットへ戻る。残り2ラップのアタックでは、1本目にミスがあったため、最後のワンチャンスに賭けると、サーキット・レコードを更新する1分31秒975をマークし、ポールポジションを手中にした。

ロッシもロレンソと同様に、他車とのタイミングを計り、他のライダーがピットレーンを出た後にスタートした。1分32秒829で3番手についたが、その後のアタックで自己ベストの更新はならず7番手で終了した。

Monster Yamaha Tech 3のP・エスパルガロは、午前中に行われたフリープラクティス3から好調で、トップにわずか0.134秒差で3番手を獲得。予選セッションで見事な走りを披露し、2番手のM・マルケス(ホンダ)に0.086秒差と迫る4番手を獲得した。チームのホームGPは2列目からスタートする。

B・スミスはフリープラクティス3で21周を走破。最終ラップで自己ベストを更新し、9番手となる。予選セッションでは6番手と検討し、2列目グリッドを獲得した。

RACE RESULT

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
J・ロレンソ選手談(予選トップ/1分31秒975)

「金曜日のフリープラクティス1から、何もかもがとても順調だった。コーナーひとつひとつやディテールを詰めていき、安定したペースをキープできるようになった。フリープラクティス4では、ずっと同じタイヤを使用した。そういうときはたいてい、ニュータイヤに履き替えた途端に速く走れるようになるんだけれど、今日はまさにそのとおりの走りができた。ここまでの記録が出るとは予想していなかったので、自分でもびっくり。チーム全員でマシンを作り上げてきた結果、ポールポジションとラップレコード更新できてうれしいよ!」

V・ロッシ選手談(予選7番手/1分32秒829)

「戦略がうまくいかず、渋滞にはまったりたくさんのミスをしてしまった。最後のアタックは、ペースも上がっていたのでタイムを更新する唯一のチャンスだったけれど、第6コーナーのブレーキングでアウト側へはらんでしまった。昨日と比べればかなり良くて、とくに決勝用セッティングではペースが上がっていたのに、3列目からのスタートになってしまい残念。またコースのいくつかのエリアで十分に力を出し切れていないので、本当にいいレースをするにはさらなる改善が必要だ」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「ホルヘの活躍をうれしく思う。予選の開始早々から非常にペースが速く、最後はパーフェクトな走りで1分31秒975という見事な記録を残した。このタイム、そしてウイークを通じてキープしてきたハイペースが、ホルヘとYZR-M1とのコンビネーションの素晴らしさを物語っており、明日の決勝に向け最高の状態だ。バレンティーノは、予選7番手とやや厳しい状況。これは、ミスをしてしまった結果で、彼の本当のポテンシャルではない。セッティングが決まり始めたからはフィーリングも良くなっているので、それが自信にもつながっている。もう少しセッティングを詰め、明日のウォームアップセッションで試し、決勝に臨む」

Monster Yamaha Tech 3
P・エスパルガロ選手談(予選4番手/1分32秒502)

「セカンドローを獲得できとてもうれしいよ。去年のアラゴン以来だからね! 今回は、すべてのセッションで好調を維持してきたので、当然の結果だと思っている。明日はまた別の話だと自分に言い聞かせているけれど、2列目スタートは事実。序盤はファクトリーについていくチャンスなので、できるだけ多くのことを彼らから学びたい。ニュータイヤもとても気に入っていて、自分の思い通りに走れるし、タイムも楽に出すことができた。これが僕に自信を与えてくれるんだ。3番手との差はわずか0.033秒。僅差でフロントローを逃したことはもちろん悔しいが、僕の後ろに続くファクトリーライダーも決勝ではライバルになる。だからこそ好スタートを目指し、その後もチェッカーフラッグまで全力で戦い続けなければならないんだ。フランスのファンと、Monster Yamaha Tech 3のみんなに喜んでもらうためにね!」

B・スミス選手談(予選6番手/1分32秒820)

「Q2に直接、進めたことがうれしいね。実は今シーズンは初めてなんだ。Q1はチームにとっても大変なストレスになるので、これで彼らを楽にできたと思うよ! 今日もゆっくりだけど着実に前進し、スムーズに乗れるようになった。ラップごとに学び、ラップごとに速くなっているので、ベース・セッティングはとても順調に仕上がっている。結果については、これ以上ないくらいにうれしいよ。チームのホームGPで、しかも僕らのスポンサー、モンスター・エナジーがバックアップする大会で、2列目に並べるのだから気分は最高! 明日は好スタートを切り、上位陣についてもっと知識を深めたい。新しいセッティングではロングランを行っていないし、タイヤもまだ試していないので、決勝もまた学びの場になるんだ。チームのみんなもここまで本当に苦労してきたので、今日の結果がその恩返しになればうれしい。そして僕らが本来いるべき場所に戻ることができれば最高だ。彼らに心から感謝し、明日はサテライトチームトップを目指してベストを尽くす」

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