MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.05 5月8日 フランス
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第5戦フランスGP
■開催日:2016年5月6日(金)フリー走行、7日(土)予選、8日(日)決勝
■開催地:ルマン/フランス
CIRCUIT DATA
■開設:1965年
■コース長:4.180km
■サーキットレコードラップ:1分32秒879(2015年:V・ロッシ)
■サーキットベストラップ:1分32秒042(2014年:M・マルケス)
■2015年の優勝者:J・ロレンソ
REPORT
Movistar Yamaha MotoGP、好調のままフランスGPへ!
2週間前のヘレスで1-2フィニッシュを決め、絶好調を維持しているMovistar Yamaha MotoGP。さらに、ヘレスでの決勝翌日に行われたテストも順調に終えたJ・ロレンソとV・ロッシは、第5戦フランスGPも自信を持って臨む。
現在ランキング2位のロレンソはこのフランスGPで、最高峰クラスでは2009年、2010年、2012年、2015年の合計4回優勝、2008年は2位と、多くの表彰台を獲得してきた。5月4日に29歳の誕生日を迎えたロレンソは、今回も勝利を目指し、またチャンピオンシップでもランキングトップ浮上を目標にチャレンジする。
一方、前回のスペインGPで今季初優勝を果たしたロッシは、これまでに、最高峰クラスで3回優勝(2002年、2005年、2008年)、2位5回(2003年、2010年、2012年、2014年、2015年)、3位3回(2000年、2001年、2011年)と多くの好成績を残している。今回のフランスGPはヘレスに続き2連勝を狙い、ル・マンでの歴史にまた一つ輝かしい成績を残そうとモチベーションを高めている。
ル・マン・ブガッティ・グランプリ・レース・サーキットは1965年に設立。ル・マンの町から数キロのところに位置し、有名な24時間耐久レースのコースの一部にもなっている。GPの初開催は1960年代後半で、1996年まで続けられた。その後、安全性を考慮して改修が行われたあと、2000年に再びMotoGPのサーキットとして復活。レイト・ブレーキングなど、もともとの特徴が生かされ、改修後も見ごたえあるバトルが損なわれることなく、10万もの観客がレースをエンジョイできる。
COMMENT
Movistar Yamaha MotoGP
J・ロレンソ選手談
「前回のヘレスはいいレースだったし、表彰台に立てたことは良かったけど、結果を見れば完璧とは言えない。今シーズンは、毎レースできるかぎり多くのポイントを積み重ねることが非常に重要。ヘレスではそれができたので、このル・マンも集中し、同様の結果を残したい。フランスは天気に翻弄されることが多いので、常に雨に備えていなければならない。ニュータイヤとの相性についてはまだ課題もあるけれど、レースはひとつひとつ別物だから、今回もウイークを通じて集中を切らさず、表彰台を目標に最大限のパフォーマンスを引き出せるよう努力するだけ」
V・ロッシ選手談
「ル・マンは、YZR-M1にとって相性が良いサーキット。でも、そのなかで唯一、気になるのが天候なんだ。いつも不安定で、雨が降ったり寒かったりといろいろな状況があるため、常に注意を払わねばならない。去年はいいレースだったけれど、ホルヘに勝つことができなかった。だから今年こそ勝ちたいと思っている。まず、ヘレスの時と同様の方法でウイークをスタートしたい。金曜日の時点で良いセッティングが見つかれば、それがそのまま決勝でも役に立ってくれるからね。ル・マンでもベストを尽くすよ!」
M・メレガリ、チーム・ディレクター談
「前回のヘレスですばらしい成績を残すことができたので、今回もまた、自信を持って臨むことができる。過去には多くの好成績を残していることもあって、またここでレースができることを非常に楽しみにしている。フリープラクティスの第1セッションは、ヘレスでの勢いそのままにスタートし、その後のセッションも同様に攻めていきたい。フランスGPは天候変化が気になるところだが、どのような状況になったとしても、解決策を見つけていけると確信している」