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MotoGP

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.05 5月8日 フランス

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第5戦フランスGP
■開催日:2016年5月6日(金)フリー走行総合結果
■開催地:フランス/ル・マン(4.185km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:22度 ■路面温度:27度

REPORT

ロレンソが初日から絶好調、ただ一人1分32秒台で総合トップ!
ロッシは10番手、エスパルガロが4番手と好スタート

Movistar Yamaha MotoGPのJ・ロレンソが、フリープラクティス初日に総合トップを獲得。チームメイトのV・ロッシは、テクニカルなル・マンのサーキットに合わせたセッティングに集中し、総合10番手で初日を終了した。

ロレンソは第1セッションから好調。ストップ&ゴーの特徴を持つル・マンのサーキットに合わせたセッティングを行いながら、路面温度が低い午前中にタイムを上げ、トップに0.044秒差と迫る1分34秒086の2番手でセッションを終えた。

午前中にセッティングをあわせたロレンソは、午後の第2セッションでも抜群の速さを見せ、開始早々から1分33秒572の記録を出しトップへ浮上。終盤はただひとり33秒台の壁を破り、1分32秒830をマーク。2番手に0.339秒差をつけ総合トップとなった。

第1セッションは、開始早々にトップに立ったロッシだが、マシンの安定性に悩まされる。タイヤとマシンのコンビネーションの確認などに集中し、トップから0.410秒差の1分34秒452で5番手につけた。

第2セッションは、マシンバランスの向上に取り組みながら徐々にペースアップ。セッション終盤にはこの日のベストとなる1分33秒974をマークしたが、順位を上げることはできず、10番手で初日を終了した。

Monster Yamaha Tech 3のP・エスパルガロは初日から好発進。第1セッションは、日曜日の決勝に向けてセッティングに取り組み7番手を獲得。第2セッションでは2番手のA・イアンノーネ(ドゥカティ)にコンマ2秒差に迫る自己ベストを記録。サテライト勢トップの4番手となった。

マシンのセットアップに集中したB・スミスは、第1セッションはニュータイヤをいくつか試し、11番手で終了。第2セッションも引き続きセッティングに取り組んで23周を走りこみ、14番手で初日を終了した。

PRACTICE RESULT

COMMENT

Movistar Yamaha MotoGP
J・ロレンソ選手談(フリー走行総合トップ/1分32秒830)

「初めからセッティングがうまくいっていて、とても速く、気持ちよく走ることができた。午後からはさらにマシンの状態が良くなって速さも増し、2番手のライダーに大きな差をつけることができたんだ。一発タイムではなく、全体を通してペースが良かったので、ウイーク初日としては申し分のないスタートだ。明日はさらにペースを上げ、決勝に備えて最大限の準備をしたい」

V・ロッシ選手談(フリー走行総合10番手/1分33秒974)

「午前中のセッションで十分なタイムが出せなかったので、なんとか改善しようと様々なセッティング変更を行った。でも午後になるとさらに悪化して、正しい方向性を見失ってしまったんだ。第1セッションで遅すぎたために3本目のタイヤをテストする時間がなくなってしまったので、明日は午前中にそれを試したい」

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

「ホルヘは第1セッションから速く安定しており、第2セッションではもはやライバル不在の状態で絶好のスタートをきった。バレンティーノはマシンの安定性に悩まされ、乗りにくく、重たい状態が続いている。タイヤについては、まだ決定の段階ではない。いくつかの解決策を探し、明日のフリープラクティス第3セッションで試す予定だ」

Monster Yamaha Tech 3
P・エスパルガロ選手談(フリー走行総合4番手/1分33秒406)

「ウイーク初日は、前回のヘレスと同様、絶好調で進化し続けているよ! ヘレスのウイーク中に大幅に改善し、テストでもとてもいいペースを維持して気持ちよく走ることができた。今日は、それ以上だね。もちろん、まだ初日だけれど、これまでのグランプリと比べたら、好スタートに間違いない。リアグリップのレベルが上がっているので、今は自分の思い通りにマシンを走らせることができる。それ以上にうれしいのが、ピットインのたびに変化を実感できること。去年なら、毎回このように順調にいくというわけではなかったので、チームのみんなの頑張りに感謝している。こういったことは実際のタイムや順位よりもずっと重要なんだ。ミシュランの仕事ぶりにも感謝している。数週間で大幅に進化していて、その違いをはっきりと実感しているんだ」

B・スミス選手談(フリー走行総合14番手/1分34秒306)

「好調だったというのが今日の感想だ。リザルト上では見えないが、前回のヘレスから使用している新しいセッティングでロングランを行い、慣れることが重要なんだ。そうすることで、より気持ちよく走れるようになり、このサーキットにいかに対処するべきかを確かめられるようになるからね。劇的に変える必要はなかったので今日はわずかな変更を行っただけだが、やるべきことはわかっている。直接Q2へ進んでグリッドの好位置を狙えるマシンを作り上げることが今日の目標。ニュータイヤのテストも行って貴重なデータを得ることができた。フロントタイヤは今季初めて、ハードもソフトもともに好感触だった。今日の結果はそれほど良くはなかったけれど、明日になれば真のポテンシャルを見せることができるよ」

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