MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.03 4月10日 アメリカズ
RACE DATA
■大会名称:第3戦アメリカズGP
■開催日:2016年4月8日(金)フリー走行、9日(土)予選、10日(日)決勝
■開催地:テキサス州/オースティン
CIRCUIT DATA
■開設:2012年
■コース長:5.513km
■サーキットレコードラップ:2分3秒575(M・マルケス)
■サーキットベストラップ:2分2秒135(M・マルケス)
■2015年の優勝者:M・マルケス(ホンダ)
REPORT
Movistar Yamaha MotoGP、アメリカズGPに向けテキサスへ
Movistar Yamaha MotoGPは、第2戦アルゼンチンGPを終えた後、今週末に予定されている第3戦に向けて、テキサス州オースティンにあるCOTA(Circuit Of The Americas)へ移動した。
アルゼンチンGPでは難しいコンディションとなったが、ロッシはそのなかでも大きな成果を残した。レース中のマシン交換など予想外のハプニングもあり、多くが転倒リタイアとなったが、ロッシは最後までM・マルケス(ホンダ)を追い続け、2位を獲得。今季初の表彰台に上った。COTAでは、確実に好感触をつかんでおり、2015シーズンでは激しいバトルの末に3位表彰台を獲得している。
一方のロレンソは、アルゼンチンGPではノーポイントとなったが、第1戦カタールGPのような好レースに向けて気持ちを切り替えている。COTAとの相性は決して良いとは言えないが、2013年には3位を獲得している。
COTAは2013年に建設されたばかりの新しいサーキット。その年にグランプリ・コースのひとつに加えられ、今年でGP開催4年目を迎える。全長5.513kmのこのコースは、高速のストレートとタイトなヘアピンが混在するレイアウト。まさに挑戦と興奮の連続で、ライダーたちは、11の左コーナーと9つの右コーナー、そしてそれらをつなぐ1,200mものストレートを攻略しなければならない。
COMMENT
Movistar Yamaha MotoGP
V・ロッシ選手談
「1年ぶりのテキサス。COTAでのレースを楽しみにしている。まずは、マシン、タイヤ、電子制御システムがどのようなパフォーマンスを見せるのか、できるだけ早く把握し対処することが重要。だから僕らはウイーク初日からハードワークに取り組まなければならないんだ。またレース終盤になるとペースを上げるのが難しくなってくるので、タイヤとマシンとのコンビネーションをさらに改善する必要がある。これまでの経験では、ここは僕にとってもヤマハにとっても難しいコースのひとつ。でも昨年は表彰台に上ることができたので、今年もまたがんばるよ」
J・ロレンソ選手談
「前回のアルゼンチンはとても悔しい思いをしたので、このオースティンを楽しみにしているんだ。前回はある程度ポイントを獲得できると思っていたのに、ウイーク中ずっと難しい状況が続き、それが結局、決勝まで響いてしまった。COTAは僕もヤマハも相性がばっちりというコースではないが、ニューマシンで走る今回は、少しでも早くコースの状態を理解する必要がある。新型電子制御システムやミシュラン・タイヤでどのような展開になるのか慎重に判断しなければならないが、いずれにしても好レースを目指し、ここでポイントを挽回してからヨーロッパ・ラウンドに臨みたい」
M・メレガリ、チーム・ディレクター談
「COTAは我々にとって、これまではあまり相性の良いサーキットではなかったが、バレンティーノとホルヘはすでに、表彰台が不可能でないことを証明してくれている。新型電子制御システムと新しいタイヤで初めてここを走ることになるので、我々がライバルたちと比較してどのくらいのポジションにいるのかについては、金曜日の第1セッションが始まるまでわからない。それでもアメリカはいつも多くのファンのサポートと素晴らしい雰囲気で迎えてくれるので、ここでのレースは楽しみにしている。モチベーションは高く、作業開始の準備も整っている」