MotoGP
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.01 3月20日 カタール
RACE DATA
■大会名称:MotoGP第1戦カタールGP
■開催日:2016年3月18日(金)1日目フリー走行、19日(土)予選、20日(日)決勝
■開催地:カタール/ロサイル
CIRCUIT DATA
■コース長:5.380 km
■サーキットレコードラップ:1分55秒153(2008年:C・ストーナー)
■サーキットベストラップ:1分53秒927(2008年:J・ロレンソ)
■2015年の優勝者:V・ロッシ
REPORT
Movistar Yamaha MotoGPが開幕戦カタールに向けて始動
MotoGPファンが待ち望んだ2016シーズンがいよいよ開幕。Movistar Yamaha MotoGPは、カタールはロサイル・インターナショナル・サーキットに到着し、今週末に迫った2016シーズン開幕戦に挑む。J・ロレンソとV・ロッシは2週間前にここでマシンテストを行い、今年もまた、激しい戦いが予想されるMotoGPシーズンに向けて好感触をつかんでいる。
冬季テストの好結果に活気づくMovistar Yamaha MotoGP。J・ロレンソとV・ロッシは体調も万全に整え、2016年型YZR-M1での初レースを心待ちにしている。ふたりはテストのなかで好調ぶりを明らかにし、今シーズンもまた、チャンピオン候補のひとりとなることが期待されている。 開幕戦は例年通り夜のロサイルで行われるコマーシャル・バンク・カタールGP。ディフェンディング・チャンピオンとして戦いの場に戻るロレンソは、冬の間のテスト・モードから、レース・モードへと気持ちを切り替える。昨年の開幕戦は4位獲得となるが、今年は自信満々、優勝候補のひとりとしてレースに臨むのを楽しみにしている。2012年と2013年には最高峰クラスで優勝。2008年、2010年、2011年は2位、2009年は3位を獲得している。
チームメイトのロッシもロサイル・サーキットでのレースを待ち望んでいる。昨年はここで激しいバトルを制して優勝。今年も同様に、力強いシーズンのスタートを思い描いている。冬季テストのなかでミシュランのニュータイヤや電子制御システムに好感触を得たことから、努力が必ず実を結ぶことを確信。これまで以上の素晴らしい記録を目指して臨む。優勝は2005年、2006年、2010年、2015年の4回。2位は2007年、2009年、2013年、2014年の4回。
ロサイル・インターナショナル・サーキットがMotoGPの開催地に加えられたのは2004年。4年後からは開幕戦として定着し、シーズン唯一のナイトレースが行われてきた。カタールの首都、ドーハ郊外に建設されたコースは中高速コーナーがバランスよく組み合わされ、6つの左コーナーと10の右コーナーを持つ。コースの中間部分は流れるようなコーナーが連続。それとは対照的に、1km超の長いメインストレートはタイトな第1コーナーへと続き、ここでは激しいブレーキング競争がファンの目を釘付けにする。
ナイトレースのためタイム・スケジュールは他とは異なり、フリープラクティス第1セッションが木曜日の夜(現地時間19:55-20:40)に行われる。金曜日は第2セッションと第3セッションが、それぞれ18:00-18:45、20:55-21:40、土曜日は第4セッション(19:55-20:25)に続いて予選セッション(20:35-21:15)が行われる。日曜日は17:00-17:20にウォームアップ・セッション、決勝スタートは21:00。
COMMENT
J・ロレンソ選手談
「テスト・シーズンが終わり、いよいよ、ロサイルの夜間照明のもとで新しいシーズンがスタートする。冬は長く、テストはやはり、レースとは別のものだ。だからこそ皆がこの日を待ち望んできた。僕は今、心身ともに絶好調。自信満々でシーズン開幕戦に臨もうとしている。ミシュラン・タイヤとは相性が良く、そのことを3回のテストのうち2回で証明できたことにも満足している。でも、これからもずっと地に足をつけて歩まなければならない。レースは日曜日だから、木曜日からしっかりとハードワークに取り組み、良いポジションを得て、決勝で強さを爆発させるんだ。最高の形で2016シーズンをスタートしたい。昨年とは対照的にね。さぁ、レースを始めよう!そしてエンジョイしよう!」
V・ロッシ選手談
「ようやくレースの話になってきた!新しいシーズンの開幕がとてもうれしいよ。テストはとても順調だったけれど、レースはまた別のものだからね。テストのなかでニュータイヤと電子制御システムについては多くのことを学ぶことができたが、それ以外の発見もいくつかあったので、この初戦は、マシンとライダーの本当のポテンシャルを把握するための非常に重要な機会になるだろう。昨シーズンは最高のスタートを切ることができた。今年もそれができるかどうかわからないが、少なくとも表彰台に上れるようトライしたい。そのためにはフリープラクティスの最初のセッションからしっかり取り組み、決勝に向けて確かな方向性を見極めることが重要だ。僕もチームも準備はできている。さぁ、いよいよ戦いのスタートだ!」
M・メレガリ、モビスター・ヤマハ・モトGP、チーム・ディレクター談
「数か月にわたる準備期間が終わり、ついに2016シーズンがやってきた。長い間、待ち望み、とくに2週間前にここロサイル・インターナショナル・サーキットで好調のうちにテストを終えてからは、ますます気持ちが高まっている。バレンティーノもホルヘも体調は素晴らしく、戦いの再開を待ちきれない気持ちでいる。とくに最初の2、3戦は、どのチームが、どのライダーが、ニュータイヤと電子制御システムをうまく使いこなしたかを見ることになるので非常に興味深い。MotoGP史上、最高に激しい戦いになるだろうが、我々は、トリプル・クラウンを守るためにベストを尽くし、そのなかで必ずや、ヤマハ・ファンに認められ、応援してもらえるようなチームになれるものと確信している。開幕戦と、それに続く2016シーズンに期待していただきたい。さぁ、ショーの始まりだ!」