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Yamaha Motor Revs Your Heart

レース情報

ロードレース世界選手権 MotoGP(モトGP)

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMotoGPクラスに関する情報をお届けします。

Rd.14 9月27日 アラゴン

RACE DATA

■大会名称:MotoGP第14戦アラゴンGP
■開催日:2015年9月25日(金)1日目フリー走行、26日(土)予選、27日(日)決勝
■開催地:スペイン/アラゴン

CIRCUIT DATA

■開設:2009年
■コース長:5.077km
■サーキットレコードラップ:1分48秒565(2013年:D・ペドロサ)
■サーキットベストラップ:1分47秒187(2014年:M・マルケス)
■2014年の優勝者:J・ロレンソ

REPORT

アラゴンGPでのレースに期待

Movistar Yamaha MotoGPは今週末、第14戦アラゴンGPに出場。前回のサンマリノGPではV・ロッシとJ・ロレンソが勝利を目指して戦ったが、天候変化による難しいコンディションに翻弄されて低迷。今回はより一層のファイティング・スピリットを表現して雪辱のチャンスを狙う。アラゴンGPはロレンソにとって今季3度目のホーム・グランプリであり、同時にまた、チームのメイン・スポンサー、モビスターが2年連続で冠スポンサーを務める重要な大会でもある。

ロッシは前回のミサノで5位を獲得し、チャンピオンシップの最大のライバルとなっているロレンソとの差を23ポイントに拡大。今回も勢いをそのままに、さらに差を広げようとモチベーションを高めている。前々回のシルバーストーンで勝利を挙げたあとは、今シーズンのGP開催地のなかで未だ優勝の経験がないのが、ここアラゴンとアメリカのCOTA。アラゴンでの最高成績は2013年の3位だが、好調の今年こそトップ争いを展開して初勝利を目指したいところ。

一方のロレンソもまた、アラゴンGPを心待ちにしている。ヘレスとカタルニアで行われた2回のホームGPではいずれも好調な走りを見せており、3度目となる今回もその再現を狙う。目標は激しいプッシュでスペインのファンの期待に応え、ロッシとのポイント差を縮めること。この4年間は熱狂的ファンに支えられて好成績が続いており、2011年は3位、2012年と2013年は2位、そして昨年は初優勝を果たしている。

モーターランド・アラゴンはバルセロナから車で2時間ほどの距離。1963年から2003年までの長きにわたってアルカニスの町が公道レースを主催してきたが、安全性の観点からサーキットが建設されることとなった。全長5.077kmの高速コースは2010年に初めてモトGPを開催。激しい高低差や連続する高速コーナーによって見ごたえあるレースが約束され、モータースポーツ・ファンにとっては見逃せない大会のひとつ。

コース・レイアウトはライダーたちから支持され、開催初年度にはIRTAベスト・グランプリ・オブ・ザ・イヤーを受賞。GPデビューの年に賞を授けられるのは初めてのこと。

COMMENT

V・ロッシ選手談

「何度も言ってきたことだけど、ひとつひとつのレースにそれぞれのストーリーがあるんだ。今シーズンの終了までにあと5レースが残っていて、それが多いか少ないかは、それぞれの考え方によって違うだろうけれど、間違いないことは、そのひとつひとつで勝つことが重要だということ。これから挑むアラゴンは、数週間前にテストを行ったばかりで結果は上々。でもチームメイトのホルヘも非常に速かったし、その他のライバルたちもいつも手強いので、今回も厳しいレースになるだろう。ウイーク初日から着実に仕事を進めるためにも、前回のテストのデータが役立ってくれるよう期待している。チームのなかはとても雰囲気が良く、僕自身も良い状態をキープしている。表彰台への復帰に向けて準備万端!」

J・ロレンソ選手談

「前回のミサノでは、その前のシルバーストーンと同じように、期待通りの最終結果を得ることができなかった。いずれも前日までは好調を維持していたのに、決勝ではいろいろな困難に直面して得られるはずの成果を逃してしまうことになった。本当に悔しくて仕方がない。これから先はタイトル争いがますます激しくなってくるが、自分を信じ、チームを信じて最後まで挑み続けるだけ。そして毎回、必ずバレンティーノに近づいて行かれるようにベストを尽くして頑張らなければならない。彼は好調をキープしていて、この2、3戦もしっかりポイントを獲得しているけれど、僕もこれからの5レースで最大限、力を発揮して挽回を目指す。自信はあるし、準備も整っているよ。アラゴンはあまり好きなコースではないんだけれど、良い思い出もあって、去年は、やはり変化の激しいコンディションのなかで優勝した。だから最後まで決してあきらめない。このレースは、これからもタイトル争いを続けるための最初のチャレンジになるんだ」

M・メレガリ、モビスター・ヤマハ・モトGP、チーム・ディレクター談

「ミサノでは難しいコンディションに翻弄されて悔しい思いをした。その雪辱を果たすべく、今回は表彰台への復活を心に期し、その日を楽しみに待っている。チームのモチベーションは高く、懸命に仕事に取り組んでおり、ライダーたちも目の前のミッションに照準を合わせて気持ちを集中している。ふたりともコンディションは上々。今回のアラゴンにも準備は万端だ。2週間前に行ったテストも非常に順調で、貴重なデータを収集することができた。コース・レイアウトのほとんどの部分がYZR-M1に合っているので、このレースに対する期待は高い」

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