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全日本トライアル選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.06 10月11日 宮城・SUGO

RACE DATA

全日本トライアル選手権 第6戦宮城・SUGO大会
■開催日:2026年10月11日
■開催地:宮城県・スポーツランドSUGO
■観客動員数:1,100人
■気温:25度
■天候:晴れ
■競技:10セクション×2ラップ+SS-2セクション
■持ち時間:4時間30分(10セクション×2ラップ)
■最多クリーン数:小川友幸(ホンダ)、氏川政哉(ヤマハ)、黒山陣(シェルコ)/14

REPORT

氏川が3位、電動バイクで初の王座に王手!

全8戦が組まれた全日本トライアル選手権シリーズ、後半戦の要となる第6戦宮城・SUGO大会は、今年もスポーツランドSUGOで開催された。前日、当日とも好天に恵まれ、とくに当日はTシャツ一枚でも過ごせる暑い陽気となった。最高峰の国際A級スーパー(SA)に「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」から参戦する#2氏川政哉は前回第5戦で、電動トライアルバイク「TY-E 3.0」を駆り今季3勝目を獲得しており、ランキングトップを独走中。今回はタイトル争いをさらに有利に進めるべく、今季4勝目をめざして挑んだ。

一方、「Team NOZAKI YAMALUBE YAMAHA」の#4野崎史高(マシンは「TY-E 2.2」)は、第2戦で3位表彰台をゲットしたがランキングは7位にとどまっており、優勝経験もあるSUGOで挽回すべく今大会に臨んだ。

SAの競技は12名が出走、4時間30分の持ち時間で10セクションを2ラップした後、上位10名が2つのスペシャル・セクション(SS)に挑んだ。セクションは、トップライダーたちにとってはクリーン(減点0で走破)を狙えるものが多い一方、失敗(減点5)の恐れもある気を抜けない戦いとなった。

競技前半の1ラップ目、氏川は前半は好調だったものの、後半は3連続で減点5となるミスで苦しい展開。野崎も減点5となる失敗が3つあり、厳しい状況となった。1ラップ目のトップは、小川友幸(ホンダ)が減点6。以下、黒山陣(シェルコ)が減点7、柴田暁(TRRS)が減点12、小川毅士(Beta)が減点15、久岡孝二(ホンダ)が減点17と続き、氏川は減点18で6番手。野崎は減点21で7番手と、1ラップ目は大きく出遅れることとなった。

しかし、2ラップ目。氏川はわずか減点4の今大会最小減点をマーク。氏川の後には、小川(毅)減点5、久岡・減点7、小川(友)減点12、武田呼人(ホンダ)・減点13、黒山陣・減点14、柴田・減点16、そして野崎・減点18が続いた。

1ラップ目と2ラップ目のトータルでは、小川(友)減点18がトップのまま。小川(毅)減点20、黒山陣・減点21、そして4番手の氏川・減点22が僅差で追う展開となった。野崎は減点39で8番手となっていた。

こうして迎えたSS、2つのセクション。トップと4点差の氏川にも、まだまだ逆転優勝の望みは残されていた。そして1つ目のSSは最後のヒルクライムが難関、上位4名の結果は、小川(友)減点5、小川(毅)減点0、黒山陣・減点3、氏川・減点1となった。この結果、小川(毅)減点20がトップに立ち、小川(友)と氏川がともに減点23で並び、黒山陣は減点24となった。この4名には、最後まで優勝の可能性はあった。

しかし、第10セクションを逆走する形のSS2で巨大タイヤやコンクリートの三角山がそびえ立つ難関、氏川と小川(友)、黒山陣の3名は見事クリーンしたが、減点1で抜けた小川(毅)が逃げ切って今季2勝目。小川(友)と氏川はともに減点23の同点で、クリーン数14も同じ。さらに減点1や減点2、減点3の数までまったく同じだった。だが、1ラップ目と2ラップ目を走るのにかかった所要時間は、小川(友)が4時間14分39秒だったのに対して、氏川は4時間18分59秒と、小川(友)よりも4分20秒多くかかっていた。この結果、小川(友)が2位。氏川は、惜しくも3位となった。また、最後のセクションをクリーンした野崎は、8番手から7位へとSSで順位を1つ上げることとなった。

第6戦終了時点のポイントランキング・トップ2は、氏川・131ポイント、小川(毅)95ポイント。氏川は2番手に36ポイントの大差をつけている。残り2戦、たとえば小川(毅)が2連勝(50ポイント獲得=合計145ポイント)したとしても、氏川は15ポイント以上とれば合計146ポイント以上でチャンピオンとなる。つまり次の第7戦で3位に入れば16ポイント獲得でチャンピオンとなる。あるいは、残り2戦でそれぞれ8位(8ポイント獲得)以内に入れば、十分となり、タイトルに王手をかけたと言える。

次回第7戦・和歌山・湯浅大会は10月25日、湯浅トライアルパークで行われる。

RESULT

RIDERS RANKING

COMMENT

YAMAHA FACTORY RACING TEAM

氏川政哉選手談(3位)

「今日は自分のミスがとても多くあり3位という結果となりました。セクションマーカーの見落としもあったので、そこがすごく悔しいし、そこで集中力が切れたかと思います。勝てた試合を自分から逃したのはすごく悔しいので、次の湯浅大会では1ラップ目からいい成績で1位をめざして頑張ります。皆さん応援よろしくお願いします。ありがとうございました」

佐藤美之監督談

「今回のコースは今までにないくらい変更されていて、難易度も厳しい部分があるなど、メリハリの効いたレイアウトでした。それに対して氏川選手は、やはりチャンピオンを意識したような形になってしまい、1ラップ目はちょっと硬かった部分があって、3位になったのだと思います。しかし2ラップ目は一番減点数が少なく、氏川選手の追い上げの力は素晴らしいものがあります。さらにSSで逆転して3位に入り、氏川選手ならではの走りだったと思っています。次戦はまた気持ちを少し切り替えて、着実にチャンピオンを取れるように頑張りますので、応援をお願いいたします」

Team NOZAKI YAMALUBE YAMAHA

野崎史高選手談(7位)

「今日はSSで1つ順位を上げて7位、いい走りができたのはそこだけだったかなという感じです。車両の方で足回りのトラブルがあったので、それで自分のリズムをつかみきれないところもありました。本当にたくさんの方が応援に来てくれて、それがすごく力になりました。今年はあと2戦、できる限り応援に駆けつけていただき、僕の走りを見ていただきたいと思います。今日も応援ありがとうございました」

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