全日本トライアル選手権
ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。
Rd.03 6月21日 北海道・和寒
RACE DATA
全日本トライアル選手権 第3戦北海道・和寒大会
■開催日:2026年6月21日
■開催地:北海道・わっさむサーキット
■観客動員数:416人
■気温:21度
■天候:晴れ時々曇り
■競技:10セクション×2ラップ+SS-2セクション
■持ち時間:4時間30分(10セクション×2ラップ)
■最多クリーン数:武田呼人(ホンダ)/15
REPORT
氏川が2位表彰台、野崎史高は6位入賞
全日本トライアル選手権の第3戦北海道・和寒大会は、今年も旭川の北に位置する上川郡和寒町の「わっさむサーキット」で開催された。YAMAHA FACTORY RACING TEAMの#1黒山健一は、左膝負傷のため欠場、手術後のリハビリに励んでいる。一方、チームメイトの氏川政哉(#2)は電動トライアルバイク「TY-E 3.0」で自身初のチャンピオンをめざし、前回の第2戦は開幕2連勝と、今大会は三連勝を目指して臨んだ。また、「Team NOZAKI YAMALUBE YAMAHA」の#4野崎史高は熟成された「TY-E 2.2」で怪我から復帰、開幕戦は7位となったが、第2戦は3位表彰台をゲット。「さらに上をめざす」と意気込んで今大会を迎えた。
国際A級スーパー(SA)クラスの競技は11名が出走、4時間30分の持ち時間で10セクションを2ラップした後、上位10名だけ2つのスペシャル・セクション(SS)で雌雄を決する。セクション=採点区間は、自然の地形や大岩、コンクリートなどの人工物も生かした見ごたえのある設定で、勝負どころとなる難所も用意されていた。例年よりも一ヶ月早い開催で、例年の暑さはなく、涼しい中で熱戦が繰り広げられた。
競技前半の1ラップ目、氏川は第1セクションから第4セクションまで快調にクリーン(減点0)を重ねたが、その後は3つセクションで減点5となる失敗があり、ライバルたちと大きな差がついてしまった。
また、野崎は1ラップ目の第7セクションまでは足着き1回(減点1)のみのパーフェクトに近い圧倒的な走りでライバルたちに大差をつけていたが、終盤の3セクションでまさかの3連続減点5を喫し、トップから一転大きく後退することとなってしまった。
1ラップ目が終了した時点の順位は、柴田暁が減点8でトップに立ち、小川友幸・減点9、武田呼人は減点15でトップ3。野崎は減点16で4番手、氏川は減点17で5番手となっていた。
続く2ラップ目は、野崎と氏川が素晴らしい追い上げを見せた。2ラップ目だけの成績で野崎は減点6の最小減点をマークしてトップ。その後に、それぞれ減点8の氏川と武田が続いた。この2ラップ目と1ラップ目をトータルした結果も、野崎(22点)が見事にトップに返り咲いた。とはいえ、2番手以下がそれぞれ僅差で大接近。野崎とわずか1点差の武田(23点)と小川(友)(23点)、さらに1点差の柴田(24点)、そしてさらに1点差の氏川(25点)が続き大接戦となった。
迎えたSSの2セクションは、1つ目は最後の大岩登りが鬼門。2つ目はコンクリートの台から高所へと飛び移る、これまた非常に難易度の高い設定。成功(クリーン)するか、失敗(減点5)となるか、大接戦の中で大きく明暗を分けることになった。
最後の勝負どころで、氏川はなんと最高難度のセクションを2つとも鮮やかにクリーン、逆転優勝への凄まじい執念とテクニックで大観衆を沸かせた。ところが、柴田もまたクリーンを連発して1点差のまま逃げ切り、氏川は惜しくも1点差で開幕3連勝を逃す結果となった。 一方、野崎は2つともに失敗、残念ながら今季初優勝を逃すとともに6位に後退したのだった。
ポイントランキングは、氏川がトップ独走のまま。野崎はランキング5位から4位へと進出することになった。 次回第4戦・宮崎・えびの大会は7月12日、えびの市矢岳高原トライアルコースで行われる。
RESULT
RIDERS RANKING
COMMENT
YAMAHA FACTORY RACING TEAM
氏川政哉選手(2位)
「結果は2位ということで、本当に1ラップ目は自分のいい走りが全然できなくて、ちょっと悔しい思いをしましたが、2ラップ目は挽回できるようなライディングができたのかなと自分自身は思っています。特にSSで挽回できたのでそこはけっこう自分の中では良かったのかなと思いますけど、やっぱり2位はすごく悔しいので、次戦は1位を取って皆さんにいい報告ができるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」
佐藤美之監督
「今日はすごく複雑なレースでした。去年と比較すると優しさを感じさせるコースだったんですが、要所要所に難所があったので、そこは気をつけてとライダーに伝えました。今回は氏川選手の開幕3連勝を目指すべくテストをやってきて、ある程度いい状態までは持っていきましたが、どちらかというとセクションに翻弄されたようなレースでした。氏川選手が2位、野崎選手が6位という結果ですけど、いいところもあれば苦労したところもあったので、やはり選手の頑張りに対しては感謝したいなと思ってます。次の宮崎大会こそヤマハワンツーを飾りたいなと思っていますので、応援よろしくお願いします」
Team NOZAKI YAMALUBE YAMAHA
野崎史高選手(6位)
「今日は、2ラップ目が終わった時点でトップにいたんですけど、スペシャルステージの2セクションで減点5点を2つも取ってしまい6位まで転落してしまうという、本当に残念極まりない結果となりました。試合全体を通してめちゃくちゃ乗れてる感じはなかったんですけど、走りは悪くなかったんじゃないかなと思っています。その結果、2ラップで1位につけていたので、次回は1位を守りきるように走ります。また今回、レース前にどうしてもマシンを自分の思うようにできなかった部分があって、不安を抱えた状態だったんですけど、次回からはそういったこともなくして好調をキープしてゴールまでたどり着きたいなと思います。応援ありがとうございました。また、よろしくお願いします」









