本文へ進みます

全日本トライアル選手権

ヤマハの参戦ライダー、マシンなど IAスーパーに関する情報をお届けします。

Rd.02 5月31日 もてぎ

RACE DATA

全日本トライアル選手権 第2戦もてぎ大会
■開催日:2026年5月31日
■開催地:栃木県・モビリティリゾートもてぎ
■観客動員数:3,500人
■気温:29度
■天候:曇り
■競技:10セクション×2ラップ+SS-2セクション
■持ち時間:4時間30分(10セクション×2ラップ)
■最多クリーン数:氏川政哉(ヤマハ)/18

REPORT

氏川政哉、開幕2連勝。野崎史高は今季初表彰台

全日本トライアル選手権シリーズの第2戦もてぎ大会は今年も栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催され、夏の暑さを思わせる好天のもと昨年を大きく上回る3,500人の観客が集まった。昨年のチャンピオン#1黒山健一(YAMAHA FACTORY RACING TEAMの)は、左膝負傷のため欠場、手術後のリハビリに励んでいる。一方、チームメイトの#2氏川政哉は、電動トライアルバイク「TY-E 3.0」で自身初のチャンピオンを目指し、前回の第1戦は優勝。「黒山選手のぶんも頑張りたい」と、闘志を燃やしている。また、「Team NOZAKI YAMALUBE YAMAHA」の#4野崎史高は熟成された「TY-E 2.2」で、怪我から復帰したものの、開幕戦は7位となり、今回の第2戦で雪辱を晴らす意気込みで臨んだ。

国際A級スーパー(SA)クラスの競技は11名が出走、4時間30分の持ち時間で10セクションを2ラップした後、上位10名だけがより難易度が高くて見ごたえがある2つのスペシャル・セクション(SS)に挑む。2週間前に同じ会場で行われたトライアル世界選手権・日本GP大会のセクションをモディファイしたという採点区間は、自然の地形や大岩などを生かした見ごたえのある設定で、非常に難易度の高い勝負どころも用意された。

競技前半の1ラップ目は、氏川が第1セクションから第7セクションまでをなんとすべてクリーン(減点0で走破)して、早くもライバルたちをリード。この時点で、氏川に続くのは柴田暁・減点1、武田呼人・減点3、久岡孝二・減点4、小川友幸・減点5で、野崎は減点6となっていた。

大きな勝負どころとなった第8セクションは、世界選手権でも使われた"もてぎ名物"の岩盤でもとくに激しい崖登りで、氏川を含むほぼ全員が失敗(減点5)となり、小川毅士のみが減点2で上がった。続く第9セクションは国際A級スーパークラスと国際A級の選手だけがトライする勝負どころ(第6セクションは国際B級とレディースのみが走る)で、氏川は減点2を喫したが、野崎は鮮やかにクリーンして観客を沸かせた。そして1ラップ目最後の勝負どころとなった第11セクション、小川(毅)と小川(友)が減点3で抜けた以外は全員が減点5となっていた斜面の岩場を上り下りする難所。そこを氏川は、足着き1回のみの減点1で走破し、ここでも格の違いを見せつけた。

1ラップ目の結果は、最小減点の氏川8点がトップで、その氏川を武田13点、小川(友)15点、野崎16点らが追う展開となった。

2ラップ目は、さらに調子を上げていった氏川が、鬼門の第8セクションで減点5となったが、それ以外の9セクションは全部クリーンするパーフェクトに近いライディング。さらなる今大会最小減点5をマークした氏川が、単独トップを堅持しながらライバルたちを突き放していく。氏川に続いては、野崎・減点6、小川(毅)・減点7、武田≈減点9らが"ひとけた減点"で上がり、激しい追い上げを見せた。

とはいえ1ラップ目との合計減点による、2ラップ目終了時点の結果は、氏川が13点でトップを独走。あわやSSを待たずに優勝を決める勢い(2番手に9点差。これが10点差なら勝負は決まっていた)だった。2番手に躍進した野崎と武田はともに22点の同点だが、クリーンの数は野崎14が武田13を、クリーン1つぶんリードしていた。

こうして迎えた、さらに難易度の高い最後のSS、2セクション。その一つ目、SS-1の連続する岩場の登りで先に走った野崎と武田はそれぞれ失敗して、減点5を加算し、この時点で、氏川の勝利が決定。セクション内でカウンタージャンプを披露する余裕を見せつつ軽々とクリーンした氏川に、大喝采が沸き起こった。さらには、数多くの丸太やヒューム管などで構成されたSS-2も、氏川はクリーンして有終の美を飾った。これで、氏川は開幕2連勝。氏川の2連勝は、一昨年の2004年に「TY-E 2.2」で、第3戦もてぎ大会(ここでは2位黒山、3位野崎とともに「TY-E」が表彰台を独占した)および第4戦北海道大会で2連勝して以来、2年ぶりの快挙。次の第3戦・北海道での3連勝に期待がかかるところだ。

一方、野崎は最終セクションで足を1回着き、そこをクリーンした武田の逆転を許す結果となったが、それでも今季初の表彰台をゲットして、今後のさらなる挽回が楽しみ。 ポイントランキングは、氏川がトップを独走。野崎は、ランキング7位から5位に浮上することとなった。次回第3戦・北海道・和寒大会は6月21日、わっさむサーキットで行われる。

RESULT

RIDERS RANKING

COMMENT

YAMAHA FACTORY RACING TEAM

氏川政哉選手談(1位)

「第2戦目もなんと1位。2連勝することができて、本当に自分自身も嬉しく思いますし、2連勝するのはTY-E 2.2以来なので、それをTY-E 3.0でできたことが本当に嬉しく思っています。次戦の試合でも1位を目指して頑張っていきますので、皆さん応援よろしくお願いします。本当にありがとうございました」

佐藤美之監督談

「今回のもてぎ大会は、前回の世界戦でニューバッテリーを投入して、その実績があったので、選手の方には自信を持って行ってくれ、という話をしました。その通りに氏川選手が見事開幕2連勝を飾り、野崎選手も今シーズン初の表彰台を獲得することができました。これも皆さんの応援をはじめ、選手の頑張りと選手を支えるチームスタッフも、今回はヤマハチームらしく戦いましょうということで、それが実現したことによっての順位だと思っています。この流れを次戦の大会まで維持するように頑張りますので、応援よろしくお願いします。ありがとうございました」

Team NOZAKI YAMALUBE YAMAHA

野崎史高選手談(3位)

「結果は途中で2位にいましたが、守りきることができずに最終セクションで1点着いてしまって3位になってしまったんですけど。今日は地元関東でたくさん応援に来てくれたので、すごい力になりました。スポンサーをしていただいているアジアグループさんにもものすごく応援をいただいて、今日の結果につながったかなと思います。まだ全日本は今年2戦しか終わってないので、中盤戦と後半戦もマシンと体の調子を崩さないように、さらに上を目指して頑張りますので、また応援よろしくお願いします」

ページ
先頭へ