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全日本ロードレース選手権 JSB1000

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどJSB1000に関する情報をお届けします。

Rd.09 11月3-4日 MFJGP 鈴鹿

RACE DATA

■大会名称:MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第9戦 MFJグランプリ50回記念大会
■カテゴリ:JSB1000
■開催日:2018年11月4日(日)
■会場:鈴鹿サーキット(5.821km)

レース1
■周回数:10周 ■天候:雨 ■コース:ウエット
■PP:中須賀克行(2分04秒571/Yamaha)
■FL:高橋巧(2分16秒258/Honda)

レース1
■周回数:18周 ■天候:曇り ■コース:ウエット
■PP:中須賀克行(2分04秒582/Yamaha)
■FL:清成龍一(2分14秒261/Honda)

REPORT

レース1:中須賀が2位で8回目のチャンピオンを獲得、野左根は3位表彰台

土曜日の予選でレース1、レース2ともにポールポジションを獲得したYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行。今大会では2016年以来のチャンピオンがかかった一戦だが、レース1で2位でチェッカーを受け覇権奪回に成功。自身8回目となる国内最高峰のJSB1000チャンピオンを獲得した。

予選から一変しウエットコンディションとなったレース1。ポールシッター中須賀はスタートで出遅れたが、オープニングラップでは高橋巧(ホンダ)、チームメイトの野左根航汰に次ぐ3番手にまでポジションを回復していた。

2周目の最終シケインでは中須賀が野左根をパスして2番手に浮上するが、このときすでに高橋は3秒前方を走っており、中須賀は2番手キープの走りでチャンピオン獲得を優先させる。野左根は7周目にラップタイムを2分17秒台に上げ、9周目には2分16秒台を記録すると追い上げてきた渡辺一樹(ヨシムラスズキ)を抑えて3位の表彰台を獲得した。

一方の中須賀は2位でチェッカーを受けると、JSB1000で2008-2009年の2連覇、2012-2016年の5連覇を含み通算8度目のチャンピオンを獲得した。今大会にはYAMAHA YZFのデビュー20周年特別カラーリングのマシンを走らせたが、その記念イヤーに華を添える形となった。

レース2:チャンピオンを獲得した中須賀は2位でゴール
野左根は6位チェッカーでランキング4位を獲得

レース2のスタート前に雨は上がったが、まだ厚い雲が垂れ込める状態でコースは完全ウエット。サイティングラップを走った中須賀克行、野左根航汰の両選手はレインタイヤを選択してスターティンググリッドについた。

レースはウエット宣言されたため当初の20周から18周へと削減。ポールシッター中須賀はスタートでやや出遅れてしまい、ホールショットは高橋巧選手(ホンダ)が奪う。しかしすぐに中須賀はポジションを挽回してオープニングラップを高橋に次ぐ2番手で終え、3番手に野左根が続いた。

だが、レースが進行するにつれて徐々に路面が乾き始めると、このコンディションを得意とする清成龍一選手(ホンダ)がペースを上げ中須賀と高橋を追撃し、三つ巴のバトルとなる。4周目に中須賀は清成の先行を許すと、さらに清成は高橋をパスしてトップに浮上して独走で優勝。一方の中須賀は高橋をパスして2位でチェッカー。野左根はリズムを掴みきれずにポジションを徐々に落とし6位でレースを終え、年間ランキングは昨年の5位を上回る4位でシーズンを終えた。

RESULT Race.1

RESULT Race.2

RIDERS RANKING

COMMENT

レース1
YAMAHA FACTORY RACING TEAM
中須賀克行選手(2位)

「スタートで出遅れてしまいましたが、チャンピオンに向けたプレッシャーではなかったし、良い緊張感でレースを戦うことができました。ただ、レースを振り返ると少し守りに入っていた感じもします。でも、今回は優勝した高橋巧選手が本当に速かったですね。レース2は、同じ気象条件だと高橋選手との戦いは本当にタフなものになると思いますが、力を出し切って優勝を目指します」

野左根航汰選手(3位)

「何度も転倒しそうになり、かなり厳しいレースとなりました。もっと早くラップタイムを2分17秒台に上げたかったのですが、コンディションの関係で難しかったですね。レース1での反省を生かしてレース2を戦い、もちろん優勝を目指していきます」

吉川和多留監督

「中須賀選手がスタートで出遅れたときはどうなることかと思いましたが、オープニングラップでしっかりと順位を挽回したのでホッとしました。その後は、ライバルに差をつけられましたが、リスクを最小限に抑えた走りでチャンピオンを獲得することができました。これは中須賀選手にも同じことが言えるのですが、野左根選手は、ウエットコンディションを走っていないのでマシンに対してあまりいい感触を得られていなかったので、あと一歩が踏み込めていませんでした。ただ、そのなかで3位に入れたのはよかったです。レース2では、両ライダーに気持ちよく走ってもらえるようにマシンをセットアップします」

レース2
YAMAHA FACTORY RACING TEAM
中須賀克行選手(2位)

「サイティングラップを走って、スリックタイヤでは攻められる状態ではないことは明白だったのでレインタイヤを選択したことは間違いではありませんでした。そしてレース途中でコースコンディションが微妙に変化してきて、このタイミングで清成選手がペースを上げてきたのですが、清成選手に抜かれたときに同じペースでは走れないと判断し、そこからは2位キープのためのタイヤマネジメントに徹しました。勝てなかったことはもちろん悔しいですが、この状況ではこれが精一杯でした」

野左根航汰選手(6位)

「レインタイヤの選択は間違いではありませんでしたが、同じ環境で中須賀選手は2位となり、自分は6位。レース中にいろいろとトライしましたが結果に結びつけることができなかったので、何もできなかったのと同じです。課題はたくさんありすぎますが、どのようなサーキットにいっても、そして路面コンディションがドライでもウエットでも、即座に対応できるようライダーの幅を広げることが重要だと思っています。今季の最終レースはうまくいかずに悔しいですが、この悔しさをバネに来シーズン臨みます。1年を通してよくできたとは言えませんが、応援していただいたファンのみな様、スポンサーならびに自分の活動を支えてくれた方々、そしてヤマハとチームスタッフに感謝しています。ありがとうございました」

吉川和多留監督

「レース2では、スタート直前までレインタイヤ、スリックタイヤどちらでもいけるように準備を整えていましたが、中須賀選手がレインタイヤを選択したのでそのままでいきました。コンディションを一番分かっているのがライダーなので、ここに間違いがあったとは思っていません。実際、レインタイヤで2分15〜16秒台でラップしていたので問題はありませんでした。勝つことができなかったのは、総合面でライバルが勝っていたということです。野左根選手は、条件が整えば上位陣と対等のパフォーマンスを発揮できますが、今大会のように突然のコンディションの変化に対応していくことが今後の課題です。いまは悔しい思いをいっぱいして、それをバネにしてほしいと思います」

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