本文へ進みます

全日本ロードレース選手権 JSB1000

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどJSB1000に関する情報をお届けします。

Rd.01 4月7-8日 もてぎ

RACE DATA

■大会名称:MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦 もてぎ
■カテゴリ:JSB1000
■開催日:2018年4月7日(土)、4月8日(日)
■会場:ツインリンクもてぎ(4.801km)

レース1
■開催日:2018年4月7日(土)
■観客数:4,900人
■周回数:23周 ■天候:曇り ■コース:ウエット
■PP:中須賀克行(Yamaha/1分58秒077)
■FL:高橋 巧(Honda/1分50秒568)

レース2
■開催日:2018年4月8日(日)
■観客数:8,400人
■周回数:23周 ■天候:晴れ ■コース:ドライ
■PP:中須賀克行(Yamaha/1分59秒025)
■FL:中須賀克行(1分48秒722)

REPORT

レース1:中須賀が独走でレース1優勝! 野左根と前田は転倒・リタイア

YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行がハーフウェットの難しいコンディションのなか、独走で開幕戦優勝を決めた。

2018年の開幕レース、ツインリンクもてぎ。今年のJSB1000クラスは1大会2レース制を導入するサーキットが多く、今大会も4月7日(土)に公式予選とレース1、8日(日)にレース2が行われる。

ウェットコンディションとなった公式予選では、その終了間際にYAMAHA FACTORY RACING TEAM中須賀克行が1分58秒077を記録してレース1のポールポジションを獲得。また、野左根航汰は5番グリッドからスタート。今年からYAMALUBE RACING TEAMに加わった前田恵助は、予選終了間際にタイムアタックに入ったが第1コーナーで転倒。怪我はなかったが12番グリッドからのスタートとなった。

レース1のスタート直前に雨は止むが、至る所が濡れており、ドライ用のスリックタイヤで挑む中須賀、野左根航汰、前田恵助をはじめとするほとんどのライダーは慎重なライディングが要求された。そうしたなか、スタートでややフロントタイヤを浮かせてしまったポールシッター中須賀は、ホールショットこそ津田拓也(ヨシムラスズキ)に奪われるが、第2〜3コーナーで津田を逆転してトップに浮上する。だが、第5コーナーで津田をパスした高橋巧(ホンダ)が中須賀に迫ると、V字コーナーで中須賀はトップの座を高橋巧に明け渡すことになった。

その後、2周目まで高橋がトップを走るが、3周目の第5コーナーで中須賀が高橋を攻略して首位に返り咲く。だが、5周目の第5コーナーで2番手に浮上した清成龍一(ホンダ)が中須賀に迫ると、ヘアピン入口で清成が首位に立ち、中須賀は2番手へとポジションを下げてしまった。

その後、清成と中須賀はテールtoノーズの戦いを繰り広げるが、11周目の第4コーナーで清成がハイサイドし、この間に中須賀がトップに返り咲く。そして中須賀はすぐにペースを上げると独走体制を築き、一時は2番手の清成や高橋巧に対して10秒の大差をつけた。最終的に2位の高橋巧に対して9秒963の大差での優勝となり、昨シーズンから5連勝となった。

なお、昨年のツインリンクもてぎでJSB1000初優勝を含む2勝を挙げているYAMAHA FACTORY RACING TEAMの野左根航汰は17周目のヘアピンで他車と接触して転倒リタイア。昨年のST600チャンピオンで今年からYAMALUBE RACING TEAMに加わった前田恵助は6周目V字コーナーで転倒リタイアしている。

レース2:中須賀克行が開幕2連勝を達成!!
野左根航汰が2位となりYAMAHA FACTORY RACING TEAM1-2フィニッシュ!!

YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行が前日のレース1に続きレース2でも独走優勝して開幕2連勝を達成。また、野左根航汰が2位に入り、YAMAHA FACTORY RACING TEAMは1-2フィニッシュとなった。

ドライコンディションで行われたレース2。スターティンググリッドは公式予選でのセカンドベストタイムが採用され、中須賀がポールポジション。セカンドグリッドに野左根がつき、前田恵助は11番手スタート。

そのスタートでは中須賀がややフロントタイヤをリフトさせてしまい、野左根がホールショット。そして野左根に中須賀が続く形で4周目までを終了する。迎えた5周目のS字コーナー入口で中須賀が野左根をパス。7周目まで野左根は中須賀の背後につけるが、8周目に中須賀がファステストラップ1分48秒872をマークすると、9周目に中須賀と野左根の間に1秒114差がついた。

さらに中須賀はペースを上げ、10周目に自身のファステストラップを更新する1分48秒722を記録。これで中須賀は首位の座を不動のものとして23周レースを走りきった。

一方の野左根は、徐々に中須賀に引き離されるものの単独2位をキープしてチェッカー。開幕戦のレース2にして昨年の岡山国際以来となるYAMAHA FACTORY RACING TEAM1-2フィニッシュを達成した。

また、今年からYAMALUBE RACING TEAMに加わり初めてJSB1000クラスを戦う前田恵助は、レース途中で左足の筋肉がつるという症状と戦いながら12位でゴールした。

RESULT Race.1

RESULT Race.2

RIDERS RANKING

COMMENT

レース1
YAMAHA FACTORY RACING TEAM
中須賀克行選手(優勝)

「去年、開幕戦からの連続転倒でチャンピオンを逃してしまいました。ツインリンクもてぎでも転倒しているので、とにかく慎重に、そして最後まで走りきることを考えました。清成選手が前に出てペースを上げたときは、路面がまだ濡れていてリスキーだったけれど、こちらもペースを上げるしかありませんでした。清成選手が第4コーナーでハイサイドを起こしトップに戻りましたが、この頃から路面が乾きはじめペースを掴むことができました。ファクトリー体制なので勝つことが使命であり、それが達成できて良かったですね。この調子で明日のレース2でも優勝を狙います」

野左根航汰選手(DNF)

「オフシーズンのテストでは転倒が多く、流れが良くありませんでした。自分の感覚が信用できなくなっていましたが、金曜日の走行でようやく自分の走りが戻ってきたように感じました。レース序盤でトップから離されてしまい、最後は他車との接触で転倒してしまいました。ただ、常に上位を目指す気持ちは途切れなかったし、この気持ちを明日のレースに生かしていきます。改めてマシンをしっかりとまとめて、優勝を目指します」

吉川和多留監督

「公式予選、レース1と天候が不安定で心配しましたが、中須賀選手は事前テストからウェットコンディションや路面温度が低いコンディションでもしっかり走れていて、それをそのままレースに生かすことができました。野左根選手は、オフシーズンのテストで転倒が目立ちました。長い距離を走ればペースは戻ると思っていましたが、レース1では残念ながら他車との接触転倒という結果に終わりました。ただ、野左根選手自身、感覚が戻っていると言っていたので、明日のレース2に期待しています。いろいろな出来事をプラスにできる年齢なので、すべてを吸収してさらに大きなライダーに育ってほしいと思っています」

YAMALUBE RACING TEAM
前田恵助選手(DNF)

「事前テストは、寒くて路面温度が上がらずに厳しかったのですが、今回も予選は雨となり転倒を経験し、レース1でも転倒という結果に終わりました。初めてのJSB1000レース、初めてのスリックタイヤ、そしてハーフウェットという路面状況を考え、我慢して、我慢して、我慢して走ったけれど転倒してしまいました。レースを戦うとか、攻めるとかの状態ではありませんでした。2台あったマシンの両方を壊してしまったので、明日のレース2に向けてのフリー走行でマシン確認をし、リズムを取り戻してレース2に臨み、ちゃんとチェッカーを受けてリザルトを残します」

難波恭司監督

「今回の予選とレース1は、事前テストと同様に天候が悪く難しいコンディションでした。レース前半は我慢して、後半に勝負をかける予定でしたが、我慢しきれずに転倒してしまいしまた。しかし、これもライダーに必須の勢いでもあり、これからさまざまな経験を積み、レースの組み立てを理解していけばいいことで、今回の転倒はマイナスにとらえてはいません。現段階では、リザルトよりも、どのように挑み、何を得たかが重要であり、そうした意味ではいい経験になったと思っています」

レース2
YAMAHA FACTORY RACING TEAM
中須賀克行選手(優勝)

「レース2は天気も良く、路面温度も上がって、安定して速いタイムを刻むことができた。レース序盤は野左根選手が先行したけれど、野左根選手の前に出てからは自分のリズムで走ることができました。次の鈴鹿は得意ですし、失ったチャンピオンを取り戻すべく、しっかりと戦っていきます」

野左根航汰選手(2位)

「去年、ここツインリンクもてぎで2勝していて、ホームコースでもあり得意意識があったけれど、実際には厳しい戦いになってしまいました。でも、シーズンオフのテストで転倒が多くて、レース1でも転倒して流れを掴めずにいただけに、レース2での2位はうれしいです。優勝した中須賀さんに引き離されてしまったのは、もちろん悔しいけれど、YAMAHA FACTORY RACING TEAMの1-2フィニッシュはうれしく思っています」

吉川和多留監督

「YAMAHA FACTORY RACING TEAMの1-2フィニッシュで、最高の形でレース2を終えることができました。野左根選手が好スタートをきり、その後に中須賀選手がトップを奪って独走するという展開でしたが、2人のタイム差が、現在の2人の実力差であると言えます。野左根選手にとっては、これからどれだけこの差を詰めていくかが課題です。そして中須賀選手は、シーズンオフのテストからうまくマシンに乗れていて、それが結果に結びついている形です。今後のレースでは、野左根選手のさらなる成長を望むとともに、ひとつでも多く1-2フィニッシュを達成すべくチーム一丸となってがんばります。応援していただいた関係各位ならびにファンのみなさまに感謝しています」

YAMALUBE RACING TEAM
前田恵助選手(12位)

「レース1はリタイアになりましたが、このレース2ではチェッカーを受けることができ、最低限の仕事ができました。もちろん改善点は多く、それはほとんどが僕自身によるものですが、初めて使用するスリックタイヤの温め方や使い方などが、大きなところです。また、今回はシフトがちょっと不調で、そのめに左足の筋肉がつってしまいました。もちろん体力不足も否めないので、これからは体力アップにも心がけていきます」

難波恭司監督

「レース2では、前田選手の望むレベルにまでマシンをセットアップすることができず、申し訳なく思っているのと同時に、チーム全体のレベルをさらに上げる必要があると痛感しました。ただ、ここから前田選手が、そしてチームがどう成長していくかが楽しみでもあります。今大会はレース距離が長かったのと、ツインリンクもてぎではハードブレーキングが必要で、少し特殊なセッティングが要求されるのですが、今シーズンはもう一度ツインリンクもてぎでレースがあるので、そのときに成長の軌跡をお見せしたいと思っています」

ページ
先頭へ