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レース情報

スーパーバイク世界選手権 WSB

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどWSBに関する情報をお届けします。

Rd.14 10月25日 ポルトガル

RACE DATA

■大会名称:2009スーパーバイク世界選手権第14戦ポルトガル大会
■開催日:2009年10月25日(日)
■開催地:ポルトガル/ポリティマオ(1周4.692km)
■PP:B・スピース(ヤマハ/1分42秒412)
■FL:M・ファブリツィオ(ドゥカティ/1分43秒529)

REPORT

B・スピース、最終戦の大逆転劇で世界チャンピオン獲得!

ヤマハ・ワールドスーパーバイク・チームのB・スピースが、第1レース優勝、第2レース5位の成績とともに、同チームに初めての世界タイトルをもたらした。第1レースではホールショットからトップで第1コーナーへ進入してレースをリード。完璧なライン取りとスムースなライディングで後続に2秒近い差をつけ、トップでゴールした。タイトル争いのライバル、芳賀紀行(ドゥカティ)は6ラップ目で転倒リタイア。これでスピースは、いくらかの余裕をもって第2レースに臨むことができた。

第1レース終了後、ポイント上でリードし、プレッシャーも軽くなったスピース。第2レースでは芳賀の位置を確認しながら安定したペースをキープし、栄冠獲得までの残り周回数を数えていく。何台かを先行させたあと、しばらくはM・ビアッジ(アプリリア)の後ろにつけていたが、ビアッジがコーナーで何度もはらむのを見てパスを決意。もう一度ペースを上げてこれをとらえ、5位に浮上してチェッカーを受けた。

スピースはワールドスーパーバイク・デビューの今シーズン、優勝14回、ポールポジション11回という見事な記録を残した。シリーズポイントでは合計462ポイント。ランキング2位となった芳賀との差は6ポイント。

一方、スピースのチームメイトのT・サイクスは、前回のマニクールでC・チェカ(ホンダ)と接触したときに負傷した肩の調子がおもわしくなく、残念ながら欠場。フリープラクティスまでは懸命に走行を行っていたが、体力的に厳しいこのコースに悩まされていた。最終戦を良い形で締めくくることができず残念だったが、チームとしては安全と体調を第一に考慮し、本人の意志を尊重して欠場を決定した。

RESULT Race.1

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 B・スピース USA Yamaha 38'15.390
2 J・リー GBR Honda 0'01.697
3 M・ビアッジ ITA Aprilia 0'02.113
4 S・バイルン GBR Ducati 0'02.757
5 M・ファブリツィオ ITA Ducati 0'14.753
6 L・カミール GBR Aprilia 0'20.044
7 C・チェカ ESP Honda 0'25.634
8 R・チャウス ESP BMW 0'31.104
9 M・ラグリヴ FRA Honda 0'36.689
10 M・バイオッコ ITA Kawasaki 0'39.331
11 B・パークス AUS Kawasaki 0'41.827
12 玉田誠 JPN Kawasaki 0'41.882
13 D・サロム ESP Kawasaki 0'54.967
14 D・チェカ ESP Yamaha 1'38.533
15 L・スカッサ ITA Kawasaki -4 Laps

RESULT Race.2

順位 ライダー 国籍 マシン タイム
1 M・ファブリツィオ ITA Ducati 38'19.654
2 芳賀紀行 JPN Ducati 0'01.195
3 J・リー GBR Honda 0'01.494
4 S・バイルン GBR Ducati 0'05.553
5 B・スピース USA Yamaha 0'05.842
6 M・ビアッジ ITA Aprilia 0'07.374
7 L・カミール GBR Aprilia 0'09.658
8 J・シュムルツ CZE Ducati 0'10.434
9 T・コルサー AUS BMW 0'17.01
10 S・ギュントーリ FRA Suzuki 0'24.509
11 加賀山 就臣 JPN Suzuki 0'27.195
12 B・パークス AUS Kawasaki 0'34.825
13 M・ラグリヴ FRA Honda 0'35.135
14 L・スカッサ ITA Kawasaki 1'01.842
15 D・チェカ ESP Yamaha 1'09.782

RIDERS RANKING

順位 ライダー マシン ポイント
1 B・スピース Yamaha 462
2 芳賀紀行 Ducati 456
3 M・ファブリツィオ Ducati 382
4 M・ビアッジ Aprilia 319
5 J・リー Honda 315
6 L・ハスラム Honda 241
9 T・サイクス Yamaha 176
31 J・エリソン Yamaha 8
37 D・チェカ Yamaha 4

CONSTRUCTORS RANKING

順位 コンストラクター ポイント
1 Ducati 572
2 Yamaha 505
3 Honda 431
4 Aprilia 329
5 Suzuki 173
6 BMW 141
7 Kawasaki 76

COMMENT

B・スピース選手談(1位/5位)

「僕にこのマシンを与えてくれたヤマハに感謝しているよ。第1レースはほとんど完璧で、第2レースもチャンピオン獲得のためにしなければならないことを思い通りに行うことができた。ペースがとても速いのでポジションをチェックするのは難しかったんだけれど、僕の後ろには何台かがいて、もしもノリが優勝したとしても僕は6位に入ればいいということはわかっていた。そしてまさにそのポジションにいたから、後続を少し引き離し、何かの問題に巻き込まれないようにしようと思ったんだ。そのうちにマックス(ビアッジ)が僕のインに入ってきて、そのあとは僕の前で何度もコースを外れるからいやになってしまってパス。あとは安定したペースをキープして最後まで走ることができた。まさに劇的な一日。僕を支えてくれたみんなには、どんな言葉でも感謝の気持ちを表しきれないだろう。スーパーバイク1年目の今年、僕がこうしてチャンピオンになったことは、ヤマハにとってもいいことだったと思う。今はまだ事の次第に気が付いていないけれど、きっと何日か経つと実感が湧いてくると思うよ!」

T・サイクス選手談

「ここへ来てみて、怪我の状態がよくわかったんだ。それでもはじめのうちは、すべてを賭けて少しでも上を目指して頑張りたいと思っていたよ。でもレントゲン検査の結果、骨に重大なひびがあってライディングは不可能だということがわかった。自分のベストを発揮できないので、今回は欠場することに決めたんだ。チームはここまで、僕のために大変な苦労をしてきた。それに何とか恩返しがしたかったのに、こんなことになって非常に残念だ」

M・メレガリ、ヤマハ・ワールドスーパーバイク・チーム監督談

「最高に気分がいい! この勝利の感覚は、私にとって初めての経験なのだ。実はこの1週間は非常にナーバスになっていた。ベンは十分なスピードを持っていたが、ノリも、そしてドゥカティもとてもいい。だから私はずっと、何が起こるのかと心配でしかたがなかったんだ。終わってみれば、素晴らしい結果になった。今はすべての人に感謝の気持ちでいっぱい。ここにいるチームやヤマハだけでなく、家で待っている僕の、そしてチームスタッフの家族たちの支えも不可欠だった。彼らにとっても厳しいものだったと思うから、今私は、妻に感謝の気持ちを伝えたい」

L・K・コーカンプ、ヤマハ・モーター・ヨーロッパ・レーシングマネジャー談

「ヤマハにとって素晴らしい日になった! ベンとチームの1年間の苦労の結果が、今日の栄冠というわけだ。ベンと初めて仕事をしたときすでに、彼には何か特別なものがあると確信した。ヨーロッパのコースのなかには初めて走る場所もたくさんあったが、彼はルーキー・シーズンとは思えない見事なパフォーマンスを見せてくれた。また常に100%の力を注いで頑張ってくれたチームのみんなにとっても最高の結果になった。彼らの苦労はよく理解しているので、それがようやく形になったことを本当にうれしく思っている。このタイトルは新型R1の実力の証明であり、ヤマハのマシン開発ビジョンが正しかったことの証明にもなったと言えるだろう。そこには日本のエンジニアたちの努力があったのだ」

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