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スーパーバイク世界選手権 SBK

ヤマハの参戦ライダー、マシンなどSBKクラスに関する情報をお届けします。

Rd.07 6月9-10日 チェコ

RACE DATA

■大会名称:スーパーバイク世界選手権第7戦チェコ大会
■開催地:チェコ/ブルノ(1周 5.403km)
■周回数:レース1 16周(86.448km)、レース2 18周(97.254km)

レース1
■開催日:2018年6月9日(土)
■コースコンディション:ドライ
■気温:24度
■路面温度:35度
■PP:T・サイクス(Kawasaki/1分57秒687)
■FL:J・レイ(Kawasaki/1分59秒535)

レース2
■開催日:2018年6月10日(日)
■コースコンディション:ドライ
■気温:27度
■路面温度:43度
■PP:T・サイクス(Kawasaki/1分57秒687)
■FL:M・メランドリ(Ducati/2分00秒176)

REPORT

レース1:Pata Yamaha、ブルノで好調スタート

チェコのブルノ・サーキットで6年ぶりにWorld Superbike Championshipが開催され、Pata Yamaha Official World SBK TeamのM・ファン・デル・マークとA・ローズがその第1レースで好調ぶり発揮。前回のドニントンパークで両レース優勝の快挙を果たしたファン・デル・マークは4位、チームメイトのローズが5位で続いている。気温上昇により路面グリップが急激に低下するなかで、レースが中断されるなど難しい状況での健闘だった。

ファン・デル・マークはグリッド6位からスタート。前方を行くローズとM・メランドリを追って行き、少しずつその差を詰めると激しいバトルを展開した。レース終盤でついにローズをとらえて4位に浮上。そのままチェッカーを受け、第2レースのフロントロー・スタートを手中にした。 一方のローズは、好スタートを決めてオープニングラップから上位につけて表彰台を目指してゆく。しかし序盤のハイペースと気温の上昇がグリップ低下を早めたこともあり、ファン・デル・マークに追いつかれてバトルへと発展した。終盤になると思うようにペースをキープできなくなり、ついにはファン・デル・マークに先行を許して5位となった。

レース2:ローズが初優勝、ファン・デル・マークが2位でヤマハが1-2フィニッシュ

Pata Yamaha Offcial WorldSBK TeamのA・ローズがブルノ大会の第2レースで優勝。チームメイトのM・ファン・デル・マークも2位獲得と健闘し、ヤマハの1-2フィニッシュを決めた。チームにとっても新世代R1にとっても初めての1-2達成となった。

第1レースで5位を獲得し、第2レースをポールポジションからスタートすることとなったローズ。暑さと低グリップに悩まされた前日の経験からマシンを調整し直して臨み、絶好の飛び出しからホールショットを奪って真っ先に第1コーナーへ飛び込んだ。続くいくつかのコーナーではファン・デル・マークに何度か先行されるも2ラップ目からはトップをキープ。残り14ラップでM・メランドリが一旦、前に出たが、直後にミスをおかしてオーバーランしたため、ローズが再びトップに浮上した。2位で追うファン・デル・マークがその差を詰めようとするが、ローズはレース終盤ではさらにアドバンテージを広げ、首位を守り切ってWSBK初優勝を果たした。

一方、2位からスタートしたファン・デル・マークも好調な走り。メランドリが目の前でコースアウトして後退したあとは2位につけ、トップのローズを懸命に追って行った。この結果、後続を4秒以上引き離し、トップのローズから約2秒遅れて2位でゴール。ヤマハの1-2を達成した。

この結果、シリーズポイントではファン・デル・マークが合計196ポイントに伸ばしてランキング3位に浮上。4位のT・サイクスに17ポイント差をつけ、2位のC・デイビスを9ポイント差で追う。ローズは合計154でランキング6位。5位のメランドリにわずか3ポイントと迫っている。

RESULT Race.1

RESULT Race.2

RIDERS RANKING

CONSTRUCTORS RANKING

COMMENT

レース1
M・ファン・デル・マーク選手談(4位)

「スーパーポールで良い走りができました。ラップタイムにもタイヤにも満足できたので、6番グリッドも決して悪いものではありませんでした。最初のスタートでは前を追っていく段階でレッドフラッグが出て中断。そのときはリア周りにやや問題もあったので、私にとってはラッキーなことでもありました。2回目のスタートはマシンの設定を変更して臨み、それによって絶好調になって着実に順位を上げてゆくことができました。周回を重ねるうちにフロントに問題が出始め、状況はどんどん悪くなっていきましたが、それでもなんとかアレックスに追いつき追い越すことができました。明日までにフロントの問題を解決し、表彰台を狙っていきたいと思います」

A・ローズ選手談(5位)

「今週はずっと好調だったので、今日の5位という結果にとてもがっかりしています。決勝のなかでは路面温度がどんどん上がっていき、これには誰もが戸惑っていたと思いますが、ラップタイムがまったく上がらなくなってしまいました。そのなかで私はただただベストを尽くしました。そして明日に向けて多くのデータを収集することができました。今はかなり落ち込んでいますが、明日は良い走りができるよう頑張ります」

P・デニング、チーム代表談

「マイケルもアレックスもとてもよく頑張ってくれました。しかしこの暑さのなかでは、期待していたようなパフォーマンスを引き出すことができませんでした。ふたりはグリップ不足に悩まされていたのです。アレックスは他のライダーたちとは別のスペックのタイヤを選んでいたのですが、これがレース距離全体のなかで良かったのか悪かったのかは、はっきりとはわかりません。第2レースはグリッド1位と2位からスタートすることになります。明日もまた暑くなるようなので、今日、あのように激しい走りを見せてくれたふたりのために、私たちチームは、より強いマシンを提供できるように頑張りたいと思っています。そしてともにベストを尽くします」

レース2
A・ローズ選手談(1位)

「まずはじめにヤマハ、チーム、そして私を信じてBSBからここへ連れて来てくれたポールにお礼を言います。みなが力を合わせ、私のためのマシンを作り上げてくれました。そして私が優勝し、マイケルが2位を獲得して、ヤマハの1-2という非常に素晴らしい結果となりました。私個人としても今日は本当にハッピー! 前回のドニントンでは、どんなに頑張ってもマイケルを抜くことができず、自分を許せない気持ちになっていました。このプロジェクトに常に全力を注いできたので、チームの初優勝を私の手で実現したいと考えていたからです。今日はマシンがとてもよく走ってくれてレースをエンジョイすることができました。路面グリップが低くなると簡単なことではありませんが、今日はできるだけスムースに、コンスタントに走り切ることに気持ちを集中。その結果、このように天にも昇るような幸せをつかむことができました。このプロジェクトの一員であることを誇りに思い、これからも勝利を目指して頑張っていきます」

M・ファン・デル・マーク選手談(2位)

「フロントのフィーリングを向上させるために、今朝のウォームアップ・セッションのなかでセッティング変更を試みました。しかしそれがあまり良くなかったので、結局は昨日のセッティングに戻して決勝に臨みました。フロントタイヤだけを変更しましたが、レース序盤はそのフィーリングが十分につかめず苦戦することになってしまいました。そのあとアレックスに抜かれ、マルコに抜かれましたが、マルコがミスをしたので、私はまたアレックスの後ろにつくことになりました。アレックスのペースは速く、私も懸命について行って3位以下を大きく引き離すことができたのは良かったと思います。アレックスに近づき優勝争いをしたかったのですが、最後の数ラップで彼のほうが強かったのです。私は2位表彰台にハッピーです。そしてアレックスの初優勝を心からうれしく思います。Pata Yamaha Offcial WorldSBK Teamにとって最高の結果です」

P・デニング、チーム代表談

「Pata Yamaha Offcial WorldSBK のプロジェクトに携わる全員にとって、本当に素晴らしい結果となりました。前回のドニントンパークでは、アレックスのホームレースでマイケルが優勝。チームのサポートも見事でした。しかし今回、ブルノに来てみると私たちは苦戦し、第1レースはふたりとも思い通りの走りはできませんでした。そうしたなかで今日のローズは、マイケルのプレッシャーを振り切り、アドバンテージを広げてチェッカーを受けたのです。アレックス、そのチームスタッフとエンジニア、関わったすべての人に祝福をおくります。もちろん、マイケルも本当によく頑張りました。終盤では無理をして転倒するよりも20ポイントを獲得することに集中し、力強いパフォーマンスに加えて冷静さと聡明さを見せてくれました。今回もまた多くの"1番"がありました。アレックスの優勝、チームの1-2フィニッシュ、そしてふたりのランキング・アップです」

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