モトクロス世界選手権
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどMXGPクラスに関する情報をお届けします。
Rd.03 3月31日 オランダ
RACE DATA
■大会名称:2018年第3戦オランダGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2019年3月31日
■開催地:ファルケンスワールト(1780m)
■天候:晴れ/ 気温14℃
■観客数:26,000人
REPORT
シーワーが総合7位、ポーリンが総合8位
ラフで厳しいファルケンスワールト・サーキットで開催されたFIMモトクロス世界選手権第3戦のレース2で、Monster Energy Yamaha Factory MXGPのジェレミー・シーワーが力走を披露し、健康状態が改善していることをアピール。総合成績で7位となった。
Monster Energy Wilvo Yamaha MXGPのゴーティエ・ポーリンは、レース1を3位でフィニッシュしたが、レース2で激しくクラッシュし、総合成績では8位となった。ポーリンのチームメイト、アーヌー・トヌスは痛みを堪えながらのレースとなったが、貴重な選手権ポイントを獲得し、総合18位となった。
ジェレミー・シーワーにとってここは楽に走れる場ではないが、スムーズにライディングし、レース1では20分にわたって6位をキープ。その後、レース後半に2つ順位を落として8位でフィニッシュした。
レース1には少々落胆したシーワーだったが、レース2では自分を取り戻し、スタートで他のライダーに衝突されて大きく遅れたものの、そこから力走を見せた。24歳のスイス人ライダー、シーワーは最高の奮闘を見せて追い上げ、見事6位でフィニッシュ。総合成績では7位となった。
寒さの中で行われたレース1だったが、ゴーティエ・ポーリンは、スタートゲートを飛び出すや、トップ3にチャレンジ。M・アンスティ(KTM)、A・カイローリ(KTM)、T・ガイザー(ホンダ)を追撃する。7周目、ポーリンはジャンプで転倒したガイザーをかろうじてかわし、順位を上げる。ポーリンはこれで3位に上がると、その後、トップのアンスティが転倒したため2位に浮上する。 ポーリンは慎重さを要求するファルケンスワールトコースのウエーブセクションで足をすくわれてしまう。C・ドゥサル(カワサキ)の先行を許し、結局3位でレースを終えた。
レース2はオープニングラップが速いペースとなる中、16番手と後方からスタートしたポーリンは7人のライダーを抜き去り、ラップ終了までにトップ10入りして見せた。そのフォーム、アグレッシブさ、そしてラインどりは抜群。だが、ポーリンはギャップの縁に足を取られ、激しくクラッシュしてしまう。ポーリンは再走を果たして13位まで挽回したところでフィニッシュした。チームメイトのアーヌー・トヌスはレース1を13位で終えた後、痛みに耐えながら臨んだレース2では20位で完走するにとどまった。 ポーリンは総合成績で8位、トヌスは18位となった。
次回のFIM MXGP世界選手権は、5日後にイタリアのピエトラムラータの美しい会場で開催される。
MXGP RESULT Race.1
MXGP RESULT Race.2
RIDERS RANKING MXGP
CONSTRUCTORS RANKING MXGP
COMMENT
Monster Energy Yamaha Factory MXGP
ジェレミー・シーワー選手談(8位/6位:総合7位)
「自分にとっては難しいコースだったけど、まだ100%の状態ではないものの、フィーリングは良くなっている。レース2は別にして、スタートは良かった。ライディングも良かった。トップ5に入るところでいくつか苦戦しただけだった。速さはあったので、レース2のスタートだけが問題だった。自分が居るべき場所に行くために、ここからがんばる。それをやる自信はある。Monster Energy Yamaha Factoryチームと一緒にいられることを嬉しく思っているし、イタリアでの次のレースが今から楽しみだ」
Monster Energy Wilvo Yamaha MXGP
ゴーティエ・ポーリン選手談(3位/13位:総合8位)
「土曜日は大変だった。日曜日のために取り組むべきことがいくつかあったけど、うまく立て直して、日曜日のために何が必要かを話し合う良いミーティングができた。レース1はウォームアップをうまく始められたけど、セクション4でかなりのミスをして2位をふいにした。レース2ではスタートが悪くて、そのために少しイライラした。そしていくつかのミスを冒した。ファルケンスワールとのようなコースでは、ミスを冒す余地はない。ご覧の通り、トップライダーの多くがクラッシュしている。目の前を走るライダーたちの中で、あまり良く見えなかった。このコースでは正確さが必要なのに。それでラインを見失った。フルスロットルで、バイクのコントロールを失い、バイクはダメージを受けたけど、レースを完走するために最善を尽くした。13位でレースを終えて、それが自分にできる精いっぱいだった。明日仕事に戻り、アルコ・ディ・トレントでレースに戻るよ」