モトクロス世界選手権
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Rd.02 3月24日 イギリス
RACE DATA
■大会名称:2019年第2戦イギリスGP
■カテゴリ:MXGP
■開催日:2019年3月24日
■開催地:マターリー・ベイシン・サーキット(1950m)
■天候:晴れ/気温14℃
■観客数:35,000人
REPORT
ゴーティエ・ポーリンがポディウムフィニッシュ
FIMモトクロス世界選手権第2戦がイギリスのウィンチェスターで開催された。Monster Energy Wilvo Yamaha MXGPのゴーティエ・ポーリンが3位に入り、自身シーズン初となる表彰台に立ち、MXGP選手権ランキングで3位に浮上。Monster Energy Yamaha Factory MXGPのジェレミー・シーワーは、レース2でトップ5フィニッシュを決め、選手権ランキングで7位に上がった。
イギリス・グランプリの舞台であるマターリー・ベイシンは、ハードパック、高速タイプで、ジャンプが多いのが特徴。そのサーキットでポーリンはレース1で見事な走りを披露した。スタートから3位につけると、前を行くライダーのミスを見逃さず、スムーズで巧みなライディングで順位を上げ、2位でフィニッシュした。レース2ではバトルすることなく3位に入り、その速さと体力を見せつけたポーリンは、昨年8月のロンバルディア・グランプリ以来となる表彰台でのシャンパンファイトを見せた。
Monster Energy Wilvo Yamaha MXGPにとって表彰台は、アーヌー・トヌスがトレンティーノで開催されたMXGPで3位に入った2017年4月以来となる。そのトヌスはどのセッションでもホットなペースで力走したがあまり幸運には恵まれなかった。レース1ではハードにプッシュし、見事なオーバーテイクシーンを何度か見せて6位に入ったが、レース2の中盤に他のライダーがヒットし、トヌスのバイクのフットペグが破損。レースを完走することができなかった。
Monster Energy Yamaha Factory MXGPのジェレミー・シーワーはこの週末、スパルタンなライディングを見せた。両レースとも素晴らしいスタートを決めると、レース1を8位、レース2ではシーズンベストとなる5位でフィニッシュした。スイスのライダー、シーワーはグランプリ総合成績で7位、MXGP選手権ランキングでも7位に浮上した。
一方、負傷したロマン・フェーブルに代わってエントリーしたディーン・フェリスのGP復帰は計画通りには行かなかった。オーストラリア人ライダー、フェリスは週末を通して速さを増していったが、レース2のスタート時に転倒を喫し、そのポテンシャルを証明することができなかった。フェリスは膝を損傷している恐れがあり、専門医の検査を受けることになる。
次回のFIMモトクロスグランプリは、3月24日の週末にオランダのファルケンスワールトで開催される。
MXGP RESULT Race.1
MXGP RESULT Race.2
RIDERS RANKING MXGP
CONSTRUCTORS RANKING MXGP
COMMENT
Monster Energy Yamaha Factory MXGP
ジェレミー・シーワー(8位/5位:総合7位)
「正直に言うと、アルゼンチンの後、このラウンドにもっと楽に入れると思っていたが、肺が少しつらいことがわかった。ベルギーではあまりにも天候が悪くてあまり乗れないという問題もあったけど、今週末の好結果にはすごく驚いている。速さは良かったし、最初の数周は、アルゼンチンではできなかったペースで走れた感じていた。この週末、3つのスタートは良かったし、ペースも良かった。まだレースの激しさに少々苦労しているけど、レース2でトップ5フィニッシュできたのはすごいことだった。もっと改善できることがわかっているので、次のGPにはすごく良いフィーリングで向かっている」
ディーン・フェリス選手談(15位/DNF位:総合21位)
「厳しい週末になってしまったが、すべてのセッションで楽に走れた。レース最後の15分には自分のラインを見つけて、すごく良いラップタイムで走れたと思っていたので、それについては満足だった。レース2ではスタート時に転倒して、膝を傷めてしまった。検査を受ける必要があるようだ」
Monster Energy Wilvo Yamaha MXGP
ゴーティエ・ポーリン選手談(2位/3位:総合3位)
「表彰台に立つことができてとても良い週末になった。特にレース1には満足だった。レース2は序盤のライディングが硬かったが、なんとか走りきれて全体に良かった。前戦アルゼンチンから大きな一歩を踏み出せた。これは我々の目標としたことで、懸命な取り組みが実を結んだと思っている。Monster Energy Wilvo Yamaha MXGPチームの仕事に本当に満足している」
アーヌー・トヌス(6位/DNF:総合13位)
「全体に良い週末だった。コース上でのフィーリングは良かった。レース2まではすべてうまく行っていたけど、他のライダーに不意打ちをくらいペグが壊れてしまったので、レースを完走することができなかった。本当に残念だ」