全日本ロードレース選手権 ST600
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどST600に関する情報をお届けします。
Rd.05 9月27日 岡山国際
RACE DATA
■大会名称:2009全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦岡山大会
■カテゴリ:ST600クラス
■開催日:2009年9月27日(日)
■会場:岡山国際サーキット(3.703km)
■観客数:12,800人(2日間合計) ■天候:曇り ■コース:ドライ ■周回数:15周
■PP:手島 雄介(Honda//1分34秒551)
■FL:小西 良輝(Honda/1分35秒128)
REPORT
佐藤が5位入賞!
中冨が7位、武田は9位でフィニッシュ!
好スタートを切ったYSP・レーシング・チームの佐藤裕児が厳しいレース展開の中で5位入賞を果たした。
予選7番手の佐藤は、絶妙なタイミングでスタートを切り、第1コーナーまでに3位へと大きくジャンプアップを果たす。その後も佐藤は、前を行く手島雄介(ホンダ)と清水直樹(カワサキ)をピタリとマークして、ポジションアップのチャンスをうかがう。しかし、4周目を迎えるメインストレートで、佐藤は小林龍太(ホンダ)に先行を許すと、さらに7周目には小西良輝(ホンダ)にも逆転されてしまう。
レース終盤になると、小西がトップ手島を追い詰めて、最終ラップのヘアピンで逆転に成功。トップに立った小西はそのまま優勝のチェッカーを受け、手島が2位でゴール。さらに小林、清水と続き、レース中盤から終盤でタイムを上げることができなかった佐藤は5位の座をキープしてフィニッシュ。6位の野田弘樹(ホンダ)を挟み、HiTMAN RC甲子園ヤマハの中冨伸一が7位、中冨のチームメートの武田雄一は9位でレースを終えた。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 小西 良輝 | MuSASHi RTハルクプロ | Honda | 24'03.636 |
2 | 手島 雄介 | TSR with ALT | Honda | 24'03.927 |
3 | 小林 龍太 | MuSASHi RTハルクプロ | Honda | 24'04.214 |
4 | 清水 直樹 | RS-ITOH&KAZE | Kawasaki | 24'04.383 |
5 | 佐藤 裕児 | YSP Racing Team | Yamaha | 24'07.748 |
6 | 野田 弘樹 | テルル・ハニービーレーシング | Honda | 24'08.969 |
7 | 中冨 伸一 | HiTMAN RC甲子園ヤマハ | Yamaha | 24'09.307 |
8 | 岩田 悟 | TSR | Honda | 24'12.552 |
9 | 武田 雄一 | HiTMAN RC甲子園ヤマハ | Yamaha | 24'12.969 |
10 | 生形 秀之 | エスパルスドリームレーシング | Suzuki | 24'15.356 |
11 | 寺本 幸司 | PLOT FARO パンテーラ | Suzuki | 24'16.251 |
12 | 渡辺 一馬 | TEAM PLUS ONE | Honda | 24'16.301 |
13 | 関口 太郎 | Team TARO&PLUS ONE | Honda | 24'16.579 |
14 | 高橋 江紀 | KeihinKoharaR.T. | Honda | 24'17.282 |
15 | 新庄 雅浩 | RACINGSUPPLYwithAUTOBOY_&優匠 | Suzuki | 24'20.295 |
19 | 東浦 正周 | プラスミューレーシングチーム | Yamaha | 24'27.428 |
21 | 秋谷 守 | K-max Racing | Yamaha | 24'38.726 |
25 | 中本 郡 | SP忠男レーシングチーム | Yamaha | 24'46.009 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | 手島 雄介 | Honda | 72 |
2 | 小西 良輝 | Honda | 53 |
3 | 小林 龍太 | Honda | 49 |
4 | 武田 雄一 | Yamaha | 45 |
5 | 佐藤 裕児 | Yamaha | 42 |
6 | 中冨 伸一 | Yamaha | 42 |
COMMENT
佐藤裕児選手談(5位)
「スタートは決まったのですが、レース中盤以降でタイムが伸びず、勝負ができないまま悔しいレースでした。マシンは前回のSUGOから方向性を少し変えていて、いいフィーリングになっているのですが、詰め切ることができなかったという感じです。次のツインリンクもてぎは、2007年のST600で優勝しているので、何としても勝ちたい」
菅信明監督談(YSP松山東社長)
「ここまで9位、7位と順調に順位をのばしていたので、今回一緒に来た28人のお客さまとともに大いに期待していた。スタートでは7番手から一気に3番手に上がり、期待通りの立ち上がりをみせてくれ、順位を落としてからも諦めずに踏ん張り、最後まで勝負を続けてくれた。私と28人のお客さま、そしてここに集まった多くのファンを多いに楽しませてくれた。今回は5位ということで、次回はさらに上位が期待される。十分にその実力を持っているライダーなので、次回は表彰台に立ってくれることだろう」
平忠彦チームマネージャー談
「今回はオートポリス、SUGOでの反省を生かし、予選からレースをしっかりと組み立てることができた。このコースでの自己ベストを更新したし、目標だった2列目グリッドは逃したものの7番手。そして決勝でも好スタートから3番手を確保することができた。順位を落としてからも粘りの走り、さらにもう一度挽回しようという積極性の見え、成長を示してくれたことは大きな収穫だ。残り2戦では本人のモチベーションも高く、多くのファンの期待に応えたいと奮起しているので、開幕以来の表彰台を狙えるはず。チームも佐藤選手のモチベーションをより高めていけるようにバックアップしていきたい」