全日本ロードレース選手権 ST600
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどST600に関する情報をお届けします。
Rd.04 8月30日 SUGO
RACE DATA
■大会名称:2009全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦SUGO大会
■カテゴリ:ST600クラス ■開催日:2009年8月30日(日)
■会場:スポーツランドSUGO(3.7375km)
■観客:12,800人(2日間合計)■天候:曇り ■コース:ドライ ■周回数:15周
■PP:手島 雄介(Honda/1分35秒067)
■FL:中冨 伸一(Yamaha/1分33秒385)
REPORT
武田雄一が2位表彰台を獲得!
佐藤裕児は7位でフィニッシュ
レース序盤から激しいトップ争いが展開され、予選5番手からスタートしたHit MAN RC甲子園ヤマハの武田雄一が今季初の2位の表彰台に立った。
予選2番手の小西良輝(ホンダ)のホールショットで始まった決勝レースだが、レース序盤は小西、手島雄介(ホンダ)、宮崎敦(ヤマハ)、小林龍太(ホンダ)がトップグループを形成する。しかし、6周目頃から武田がこのトップグループに急接近。7周目のSPコーナーで宮崎が転倒すると、武田は4番手に浮上する。
その後、13周目の第1コーナーで武田は小林をパス。さらに14周目の馬の背では手島を攻略して2番手に躍り出る。さらに武田はトップ小西を僅差にまで追い詰めるが届かず、0.473秒差の2位でチェッカーとなった。また、17番手グリッドからスタートしたHit MAN RC甲子園ヤマハの中冨伸一は、大きく順位を上げて5位入賞を果たした。
一方、YSP・レーシング・チームの佐藤裕児は、12番グリッドからスタート。レース終盤で激しい追い上げを見せると、5つ順位を上げ7位でチェッカーを受けた。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 小西 良輝 | MuSASHi RTハルクプロ | Honda | 23'35.344 |
2 | 武田 雄一 | HiTMAN RC甲子園ヤマハ | Yamaha | 23'35.781 |
3 | 手島 雄介 | TSR with ALT | Honda | 23'35.886 |
4 | 小林 龍太 | MuSASHi RTハルクプロ | Honda | 23'36.678 |
5 | 中冨 伸一 | HiTMAN RC甲子園ヤマハ | Yamaha | 23'36.773 |
6 | 野田 弘樹 | テルル ハニービーレーシング | Honda | 23'40.724 |
7 | 佐藤 裕児 | YSP Racing Team | Yamaha | 23'42.674 |
8 | 関口 太郎 | Team TARO&PLUS ONE | Honda | 23'45.732 |
9 | 生形 秀之 | エスパルスドリームレーシング | Suzuki | 23'45.919 |
10 | 清水 直樹 | 2009/PI RS-ITOH&KAZE | Kawasaki | 23'47.556 |
11 | 岩田 悟 | TSR | Honda | 23'47.789 |
12 | DECHA KRAISART | PetronasYamahaThailand | Yamaha | 23'48.105 |
13 | 渡辺 一馬 | TEAM PLUS ONE | Honda | 23'48.141 |
14 | 中津原 尚宏 | 研友会栃木PGレーシング | Honda | 23'50.154 |
15 | 高橋 江紀 | Keihin Kohara R.T. | Honda | 23'50.623 |
18 | 津田 拓也 | チームOSG&モトスポーツ | Yamaha | 23'58.871 |
20 | 佐竹 隆幸 | チームOSG&モトスポーツ | Yamaha | 24'00.861 |
22 | 東浦 正周 | プラスミューレーシングチーム | Yamaha | 24'04.693 |
24 | 大楽 竜也 | 伊藤レーシングGMDスズカ | Yamaha | 24'11.561 |
36 | 高田 昌明 | RSR+539soko | Yamaha | 24'52.695 |
37 | 中本 郡 | SP忠男レーシングチーム | Yamaha | 25'07.103 |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | 手島 雄介 | Honda | 55 |
2 | 武田 雄一 | Yamaha | 38 |
3 | 小林 龍太 | Honda | 34 |
4 | 小西 良輝 | Honda | 33 |
5 | 中冨 伸一 | Yamaha | 33 |
6 | 佐藤 裕児 | Yamaha | 31 |
COMMENT
武田雄一選手談(2位)
「マシンが2年目なので、かなりの部分でいい仕上がりを見せている。レースウイークに入ってからは、大きな変更はしていない状態。今回は、いけるところまで全力で走ろうと決めていたが、2位という結果を出すことができて良かった。トップグループに追いつくまでは大変だったけれど、追いついてからは、いいリズムで走ることができた」
佐藤裕児選手談(7位)
「スターティンググリッドが4列目のイン側で、スタートしてもインを走らざるをえなくて、第1コーナーの大渋滞にはまってポジションアップができなかった。予選からの組み立ての重要性を痛感したが、すぐに岡山国際でレースがあるので、この経験を次戦に生かして戦いたいと思う」
千葉達士監督談(YSP弘前店長)
「今年はまだ本来の力を出せていないようだが、12番グリッドという厳しい状況から5人をかわし7位。予選で苦戦しながらも気持ちを切り替えて積極的なレースをみせてくれたことはさすがだ。YSPという看板を背負って戦うことは大きなプレッシャーになるだろうが、それを受け入れ、前に進んでいく姿に今後も期待したい。また残り3戦あるが、これからもすべてのレースでファンに感動を与えられる素晴らしい走りをみせてほしい」
平忠彦チームマネージャー談
「予選では上位を目指していたのだが、タイムアタックの際にクリアラップがとれず、12番グリッドと厳しい状態で決勝を迎えることとなった。決勝では5人をかわし7位となったが、ヤマハのトップチームのライダーとしてはもう一歩。課題としては予選順位を上げること。そして、今日も序盤はトップグループに匹敵するタイムで走りながら、中盤にタイムを落としたのだが、これをなくすことだ。十分にトップで争えるポテンシャルを持っているライダーなので、今後はこの課題の克服に取り組んでほしい。もちろんチームとしてもそれを全力でサポートしていく」