全日本ロードレース選手権 ST600
ヤマハの参戦ライダー、マシンなどST600に関する情報をお届けします。
Rd.01 4月5日 筑波
RACE DATA
■大会名称:2009全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦筑波大会
■カテゴリ:ST600クラス
■開催日:2009年4月5日(日)
■会場:筑波サーキット(2.070km)
■観客: 15,100人
■天候:晴れ ■コース:ドライ
■周回数:25周 ■参加台数:51台 ■出走台数:30台 ■完走台数:30台
■PP:新垣 敏之(ヤマハ/58秒715)
■FL:手島 雄介(ホンダ/59秒136)
REPORT
佐藤裕児が激戦のなか3位表彰台に立つ!
2007年以来のST600参戦となるYSP・レーシング・チームの佐藤裕児が、激しい争いのなかで3位表彰台に立った。
小西良輝(ホンダ)がホールショットを奪い、予選5番手の佐藤は新垣敏之(ヤマハ)に次ぐ3番手で第1コーナーに進入。そしてしばらくこのポジションが固定するが、5周目に佐藤は手島雄介(ホンダ)にパスされて4番手に順位を下げてしまう。さらにその後、佐藤は岩田悟(ホンダ)にも先行され5番手に。
この後、手島と岩田がトップグループを形成。佐藤は小西と新垣との3位争いのグループを形成した。そして25周レースの24周目に新垣をパスすると、最終ラップの第1コーナーで小西にアタック。横並びのままS字コーナーを立ち上がり、第1ヘアピンで3番手のポジションを確立。そして最後までこのポジションをキープして、手島、岩田に次ぐ3位でチェッカーを受けた。
RESULT
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 手島 雄介 | TSRwithALT | Honda | 24'55.565 |
2 | 岩田 悟 | TSR | Honda | 24'55.989 |
3 | 佐藤 裕児 | YSP Racing Team | Yamaha | 24'58.992 |
4 | 小西 良輝 | MuSASHi RTハルクプロ | Honda | 24'59.505 |
5 | 新垣 敏之 | TeamARA 虎の穴 | Yamaha | 24'59.996 |
6 | 武田 雄一 | HiTMAN RC甲子園ヤマハ | Yamaha | 25'01.418 |
7 | 中冨 伸一 | HiTMAN RC甲子園ヤマハ | Yamaha | 25'02.914 |
8 | 津田 拓也 | チームOSG&モトスポーツ | Yamaha | 25'06.368 |
9 | 生形 秀之 | エスパルスドリームレーシング | Suzuki | 25'09.964 |
10 | 小林 龍太 | MuSASHi RTハルクプロ | Honda | 25'10.613 |
11 | 高橋 江紀 | KeihinKoharaR.T. | Honda | 25'10.613 |
12 | 佐竹 隆幸 | チームOSG&モトスポーツ | Yamaha | 25'10.699 |
13 | 渡辺 一馬 | TEAM PLUS ONE | Honda | 25'11.128 |
14 | 清水 直樹 | RS-ITOH&KAZE | Kawasaki | 25'11.580 |
15 | チャランポーニ・ポラマイ | Petronas Yamaha Thailand R.T. | Yamaha | 25'11.980 |
17 | 宮崎 敦 | TEAM DAYTONA | Yamaha | 25'15.942 |
19 | ディチャー・クライサルト | Petronas Yamaha Thailand R.T. | Yamaha | 25'18.507 |
25 | 豊田 浩史 | D;REX | Yamaha | 25'24.867 |
26 | 秋谷 守 | K-max Racing | Yamaha | 25'28.157 |
27 | 東浦 正周 | プラスミューレーシングチーム | Yamaha | 25'38.228 |
28 | 大楽 竜也 | 伊藤レーシングGMDスズカ | Yamaha | -1 Laps |
RIDERS RANKING
順位 | ライダー | マシン | ポイント |
---|---|---|---|
1 | 手島 雄介 | Honda | 20 |
2 | 岩田 悟 | Honda | 17 |
3 | 佐藤 裕児 | Yamaha | 15 |
4 | 小西 良輝 | Honda | 13 |
5 | 新垣 敏之 | Yamaha | 11 |
6 | 武田 雄一 | Yamaha | 10 |
7 | 中冨 伸一 | Yamaha | 9 |
8 | 津田 拓也 | Yamaha | 8 |
12 | 佐竹 隆幸 | Yamaha | 4 |
15 | チャランポーニ・ポラマイ | Yamaha | 1 |
COMMENT
佐藤裕児選手談(3位)
「スタートはうまく決めることができて、トップの2台の走りを落ち着いて見ることができた。その後、手島選手と岩田選手が迫ってきて、さらにこの二人が集団を抜け出していったけれど、ベテラン二人との3位争いはしびれるものがあった。優勝できなくて悔しいけれど、3位表彰台に立てたのは良かったと思っている。昨年は悔しいレースの連続で、チームスタッフには今大会では優勝をプレゼントしたかったけれど、それは次戦オートポリスで実現したい」
小松伸生監督談(YSP船橋店長)
「佐藤選手にみなぎる自信を強く感じた。第1戦から表彰台を獲得して安心している。4番手で迎えた最終ラップでは第2ヘアピンで前を走る小西選手をかわそうとしていたようだが、第1コーナーではらんだ隙に3番手に浮上した。熾烈な3番手争いを展開しながらも、隙を見逃さなかった佐藤選手に今年の勢いを感じた」
平忠彦チームマネージャー談
「スタートでの飛び出しが良くて5番手から3番手に浮上したのは良かった。その後も冷静に戦況を見ることができたようだ。後半もよく耐えて3番手争いに加わり続けたと思う。そして最終ラップ、小西選手が第1コーナーでオーバーランしたのを見逃さなかったのは佐藤選手が成長した証。1戦1戦を今回のレースのように大切にしていけばおのずと結果はついてくるだろう。木曜日からずっとドライが続いて、セットアップもとても調子が良かった。ただ、2位との差が約3秒ついていたことが少々残念だった」