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YAMAHA FACTORY RACING TEAMが初日総合トップ、4連覇へ好発進

YAMAHA FACTORY RACING TEAMが初日総合トップ、4連覇へ好発進

7月26日(木)、鈴鹿サーキットで2017-2018 FIM世界耐久選手権シリーズ最終戦 鈴鹿8時間耐久ロードレースがついに開幕した。

26日は、午後1時30分から1時間、午後3時45分から45分間、午後4時45分から45分間の計3回のセッションがあり、鈴鹿8耐4連覇を目指すYAMAHA FACTORY RACING TEAMからYZF-R1で出場する中須賀克行、アレックス・ローズ、マイケル・ファン・デル・マークの3人がそろって2分7秒台をマーク。中須賀が第2セッションで記録した2分7秒213がこの日の総合トップタイムとなった。

7月10日(火)〜12日(木)の事前テストでマシンの方向性を固めていたYAMAHA FACTORY RACING TEAMにとって、この日の走行はマシンの最終確認の場となったが、その初日で2分7秒台が記録したことは、7月29日(日)の決戦に向けて大きな手応えを掴むものとなった。

もちろん鈴鹿8耐では一発の速いタイムが必要なのではなく、速いアベレージタイムが重要になる。だが、マシンとライダーの仕上がりを計る上では速いタイムも必須であり、3人のタイムが近似値であれば作戦も立てやすくなるのだ。

また、EWCで逆転チャンピオンを狙うGMT94 Yamaha Official EWC Teamは、デビッド・チェカ、マイク・デ・ミリオ、ニッコロ・カネパの布陣。この日のチームベストは2分10秒181で総合15番手となったが、「天候が荒れれば我々にチャンスが来る」とチェカが語るように決勝日の天候は荒れる予想があり、これがGMT94に味方する可能性も高い。

一方、今季2勝目を狙うYART Yamaha Official EWC Teamはブロック・パークス、マービン・フリッツ、藤田拓哉の3人で臨み、チームベストは2分9秒152で総合9番手。この日はメインストレートで強い向かい風が吹き、さらに朝まで降り続いた雨によりコースコンディションも難しい状況。こうしたなかでの2分9秒台は翌日以降に大きな期待を抱かせるものとなった。

特別スポーツ走行総合結果

Pos.No.TeamMachineTime
1 21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha 2'07.213
2 11 Kawasaki Team GREEN Kawasaki 2'07.227
3 33 Red Bull Honda with 日本郵便 Honda 2'08.155
4 634 MuSASHi RT HARC-PRO.Honda Honda 2'08.379
5 090 au・テルル MotoUP RT Honda 2'08.515
6 12 ヨシムラ スズキ MOTUL Suzuki 2'08.559
9 7 YART Yamaha Official EWC Team Yamaha 2'09.152
15 94 GMT94 Yamaha Official EWC Team Yamaha 2'10.181

YAMAHA FACTORY RACING TEAM
初日総合トップ:2分07秒213

中須賀克行選手談

「テストでマシンはしっかりと仕上げましたが、日曜日は雨予報が出ているのでどんなコンディションにも素早くマシンを微調整し、合わせていけるかが重要。今日はアレックス、マイケルそして僕の3人とも2分7秒台が出て、日々、3ライダーとマシンとのマッチングはよくなっています。走り出しでこのタイムはライバルにプレッシャーを与えられたと思いますが、必要以上に周りを気にすることなく、自分たちがいまやるべきことをしっかりとこなしていきます。明日は計時予選で、ここでの結果が土曜日のTOP10トライアルへと続きますが、走行順は夕方の路面温度が下がる時間帯が有利なので、計時予選では上位を狙います」

アレックス・ローズ選手談

「3人一緒のレースウィークが始まって、ワクワクしています! すでに何度かテストをしてることもあって、マシンの状態はいいし、3人とも速いペースで走れています。明日に向けてやるべきことも見えて、とても前向きな1日になりました。僕たちも"レースモード"のスイッチが入ったし、これからお客さんもたくさん増えていくのが楽しみ! 明日もさらに頑張るつもりです」

マイケル・ファン・デル・マーク選手談

「3人ともコンスタントにたくさんの周回を重ねることができました。お互いに情報を共有しながら、マシンのセットアップを進めています。最後のセッションではピットワークの練習もうまくいったし、とてもいいスタートを切れたと思います」

吉川和多留監督談

「まずは初日が無事に終わって安心しています。事前テストからのマシンチェックが今日の一つの課題でしたが、3ライダーともに2分7秒台を記録し、マシンもライダーも問題はありません。最終セッションでは、各ライダー1回ずつピットワーク練習をしましたが、これもまったく問題ありませんでした。日曜日は雨の予報ですが、チームとしてはいろいろなパターンを考えて万全の準備をするだけです」

GMT94 Yamaha Official EWC Team
初日総合15番手:2分10秒181

デビット・チェカ選手

「涼しい1日でしたね。もっと暑くてもよかったぐらい(笑)。僕は事前テストに参加できなかったから、うまく走れるかどうかちょっと心配でした。でもセッションの最初からいいペースで走ることができて、安心しています。タイヤチョイスには少し悩んだけど、最終的にはいいタイヤを見つけることができました。そのタイヤに合うセットアップができれば、さらにペースを上げられると思います」

ニッコロ・カネパ選手談

「今日はたくさん周回できたし、いいタイムで走ることもできました。ダンロップタイヤ勢の中でもトップだったし、チームにとってもすごくいいスタートを切りましたね。チャンピオンシップで勝つためにはさらにペースを上げなくちゃいけないけど、マシンのコンディションはいいし、チームも頑張ってくれています。明日はもっと前進できるはずです」

マイク・ディ・メリオ選手談

「3人ともいいペースで走ることができました。ダンロップが準備してくれた新しいタイヤをいくつかテストして、鈴鹿サーキットにすごく合うタイヤを見つけることができたのです。さらにマシンとの合わせ込みを進めるつもりです」

クリストフ・グィオ監督談

「15番手という結果は、初日としてはまずまず。ライダーは3人とも高いモチベーションでセッションに臨んでいます。決勝の天気が読めないから、ドライとウエットの両方を想定しながらセットアップを進めています。さしあたっての目標は、トップ10トライアルに出場すること。ファクトリーチームが強いですが、明日はさらに前進して上位に食い込めるように全力を尽くします」

YART Yamaha Official EWC Team
初日総合9番手:2分09秒152

ブロック・パークス選手談

「自分としては期待していたようなタイムを出せなかったのが残念。何度も赤旗が出てしまったからね。それでも上位につけることができてよかったですね。新しいクラッチを投入したんだけど、とてもうまくいっています。電子制御の合わせ込みを進めれば、もっとよくなると思います。タクヤもマーヴィンもいいタイムで走れているし、チームはとても明るいムードです」

マービン・フリッツ選手談

「新しいセッティングを試していい調子だったけど、赤旗もあってタイムにつながらなかったのが残念です。でも、いいペースでコンスタントに走れました。さらにセットアップを進めるつもり。鈴鹿8耐参戦は2回目。どういうレースなのかとか、コースのこととかいろいろ分かっているから、リラックスできています。今から決勝が楽しみです」

藤田拓哉選手談

「路面コンディションのせいなのか、風が強かったせいなのか、事前テストと比較するとマシンのフィーリングが変わってしまい、うまく走ることができませんでした。それと、ペースの違うライダーがたくさんいたのもタイムを上げられなかった理由の一つです。明日からはもう一度プッシュしていきます」

マンディ・カインツ監督談

「初日としては、とてもうまくいったと思います。最初、ブレーキにちょっとした問題があったけど、すぐに修正できました。赤旗もありましたが、ライダーたちは落ち着いてタイムを上げていくことができましたね。全体的には大きな問題は何もなく、いいスタートが切レテいます。明日に向けても、自信を持って臨めますね」