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初日に続きYAMAHA FACTORY RACING TEAM 2日目もトップタイム!

鈴鹿8耐公開合同テスト2日目は、初日と同様に好天に恵まれ、路面温度も決勝日を思わせるほどに上昇。こうしたなか、鈴鹿8耐4連覇を目指す「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」は、マイケル・ファン・デル・マークが走行2本目にロングランを実施。鈴鹿8耐を制するには正確な燃費を割り出すことが重要だが、マイケルはハイペースでありながらも安定した走行を披露して、マシンがしっかりと仕上がっていることを証明した。

アレックス・ローズも同様にロングランを試みたが、タイミングが悪く途中で断念。一方、中須賀克行は燃料の残りを示す灯火類などの視認性を確認。さらに3人の意見を取り入れた車体関係の修正に務めていた。

また、3本目にはそれぞれがアタックを行い、中須賀選手が総合トップとなる2分6秒276をマークすると、アレックスも6秒464で続き一発のタイムだしも確認してしっかりとした成果を残し2日目を終了した。

GMT94 Yamaha Official EWC Teamは今回、欧州製から日本製のタイヤとなることから、セッテイングの合わせこみも同時進行と作業量が多いため、初日に続いてこれらの作業に集中。その結果、どちらも大きな前進を果たしており、こちらも順調にテストを進めている。ベストタイムはニッコロ・カネパの2分10秒738。

YART Yamaha Official EWC Teamは、昨日の成果が身を結びセッテングの方向性も定まってきたことからロングランなど次のステップへ。マービン・フリッツや地元日本の藤田拓哉が安定したタイムを刻み、こちらも好調をキープ。ベストタイムはブロック・パークスの2分9秒021。またテスト最終日には、現状4人のライダーがピットに詰めている中で、過去の成績を含めライダーを決定する判断材料を集めることとなる。

YAMAHA FACTORY RACING TEAM

中須賀克行選手談

「今日は、3人の意見を融合した車体周りをテストしました。僕が乗りやすくても、アレックスとマイケルが難しければ修正する必要がありますが、だからといってYZF-R1の乗り味まで変えたくはありません。3人のライダーがどこまで歩み寄れるかという部分もあるけれど、昨年も同じライダーで戦っているので落としどころは分かっていて、さらに良くするためのものです。やるべきことをしっかりとこなし、欲をかかずにいきたい。もちろんここまでテストは順調です」

アレックス・ローズ選手談

「今日はタイムアタックを行いましたが、最後のシケインが混雑していたことで、ロスしてしまったけれど全体の組み立てはすごくよかったですね。もしそのロスがなければとてもよいタイムになっていたと思います。でも本当に大事なのはマシンのフィーリングですが、それはまったく問題ないし満足。マシン自体は順調なので、課題といえば自分のライディングの向上。特にセクター2は改善の余地を感じているので、明日はその克服に挑みます」

マイケル・ファン・デル・マーク選手談

「昨日は疲れがありましたが、一晩しっかり睡眠をとったことで回復しました。今日の2回目のセッションではロングランをしましたが、ペースは満足できるものでした。その後にタイムアタックをしましたが、セッティングが僕の専用ではないので、少し難しいところがありましたが、中須賀さんとアレックスがとてもよいタイムを出しているので問題はありません。それに一番大切なのはレースペースで、僕自身は中須賀さんに近いペースで走れています。走るごとにフィーリングは良くなっているので、明日ももっと走りたいと思います」

吉川和多留監督

「ローズはタイミングが悪くロングランができませんでしたが、その分、マイケルがしっかとりデータを残してくれました。最後のセッションでは、みんな柔らかめのタイヤをチョイスしてタイムを上げてきて、アレックスも2分6秒台に入れてきました。全員が、いい調子で仕上がってきているし、明日のテスト最終日、そしてレースウイークでさらにマシンの細部を詰めていきます」

GMT94 Yamaha Official EWC Team

ニッコロ・カネパ選手談

「昨日はスーパーバイクのレースを終え欧州から直接サーキットに入って走行したので疲れました。ここまでのセッションはレース用タイヤを選ぶことに集中してきましたが、ある程度メドがついたので、明日からはバイクのセットアップをもう少し進めたいですね。よいアイディアがいくつかあるし、ラップタイムももっと伸びてくるでしょう」

マイク・ディメリオ選手談

「今日もとても充実していました。このテストではタイヤとセッティングを見つけることが目的でした。レースはきっとハードになるはずなので、タイムを出すことができるマシンが必要なのです。ここまで様々なことを試してきましたが、進むべき方向が見えてからは、どんどんよいペースをつかんでいます。でも、もっと簡単にタイムが出すことができるマシンが必要。明日も継続してがんばります」

クリストフ・グィオ監督談

「ここまで様々なテストを重ねてきましたが、ライダーたちは鈴鹿を楽しみ、とてもすばらしいセッションになっています。今回は日本のダンロップタイヤを使うため様々なセッティングを試す必要がありました。その中でよいセッティングとタイヤを見つけることができているので、きっとすばらしいレースウィークを迎えることができることでしょう。またエンジンがとてもよい状況で昨年以上の手応えもつかんでいます。もちろんもっと速いラップタイムが必要ですが、これからさらにバイクに慣れタイヤを理解することを念頭に着実に前進していきたいと思います」

YART Yamaha Official EWC Team

ブロック・パークス選手談

「チーム全体で思った以上のラップタイムが出せています。今回のテストは欧州で戦ってきたスペックと8耐スペックの比較からスタートし、現在はその中間のセッティングに落ち着いています。制御系も異なる仕様を試し、その中で答えが見えてきたこともあり安定したペースが掴めてきました。今日の午後、チームはロングランを行いましたが、私自身は小さな問題がありできませんでした。今夜はチームで話し合い、明日は改善やトライを行いながら、私は改めてロングランを行う予定です」

マービン・フリッツ選手談

「前回は2日ともにウエットでしたが、今回は2日とも順調にテストができおり、ここまではみんなが満足しています。毎日、各セッションで速くなっていますが、明日はもう少しタイムを上げることが目標。また、今日はロングランを行い途中で赤旗が出て途中で終わってしまったのですがラップタイムは安定していることは確認できています。基本的なセッティングには満足しているのですが、僕自身はサスのセッティングを少し変えたいと思っています。これは今夜のミーティングで決めて行くことになるでしょう」

藤田拓哉選手談

「日本に戻って、久々に鈴鹿サーキットを走りました。走り出しはタイムが伸びませんでしたが、徐々にペースを上げることができ、ここまではまずまずの結果だと思います。今回のテストを終えて鈴鹿8耐の正ライダーが決まるので、確実に自分のパフォーマンスを発揮できるように心がけています。アベレージも決して遅くはないので、明日のテストもいい緊張感のなかでベストを尽くします」

マックス・ノイキルヒナー選手談

「今回のテストでは、欧州版と8耐版、2つのマシンを乗り比べながらセッティングを進め、現在はよい状態に近づいています。それでもまだアイディアあるので明日のところで試していきたいと思っています。今日はロングランを行い皆のペースがよかったのが印象的でしたが、私個人としては今回が初の鈴鹿。各コーナーに明確なブレーキングポイントがなくスロットルワークで対応する感じがとても難しく。それをうまくこなすには経験が必要だと感じています」

マンディ・カインツ監督談

「今日はロングランを行いましたが、とてもいい感触を得ることができたし、いくつかの問題も解決して、ここまでは満足な結果を得られています。これから進むべき方向も決まっているし、特に大きな課題はないので、レースに向けた準備はある程度整ったといってよいでしょう。明日は煮詰めを行いますが、ライダーたちにとっては練習日にもなるので、それぞれがもう少しラップタイムを削ってほしいと考えています」